ショー再開に向け「何を守り」「何に配慮すべきか」
【19日~都道府県をまたぐ移動を容認】
【19日~東京都、「休業要請」全面解除】
【19日~屋内イベント、1000人まで可能に】
猫界も、ショー再開への機運が高まりを見せてきました。
昨日、【速報】でお伝えしましたが、米CFAもショーライセンスの発行を認めることを決めました。
CFAジャパンリジョンからは、「(ショーの)開催につきましては国の要請や条件を守っていただき、感染防止に最大の配慮を行なってください」とのメールが入りました。
一方、TICA Asia East Regionはというと、先日もお伝えしましたが、5月2日付「TICAからのお知らせ」で、「TICAは、各々の国の法律と地域の規定に従ったショーの開催のみをサポートします」と書いており、その後、明確かつ強調した形でのフォローはないようです。
【主催クラブに寄り添った情報発信のあり方】
私が常々、強調していることは、ショーを開催(運営)する主催クラブ/ショーコミッティーに寄り添い、丁寧に分かりやすく情報発信することの重要性です。
今、主催クラブ/ショーコミッティーにとってショー再開に向けて何が一番重要かと言えば、「何を守り」「何に配慮すべきか」ということであり、CFAジャパンリジョンからのメッセージはその点において明確です。
特に日本の場合、法令的根拠を伴った規制ではなく、要請ベースですから「国の要請や条件を守る」ことの情報発信は分かりやすいと言えます。
ただ、このメッセージで1点足りないのは「自治体」であり、キャットショーの再開にあたっては国だけでなく、自治体の「要請や条件を守る」ことも欠かせず、主催クラブ/ショーコミッティーは今の段階から、国と地元自治体の双方でどのような「要請」が「条件」があり、それがどのように改訂(強化あるいは緩和)されていくかをきめ細かく追っていく必要があるでしょう。
【感染防止に「最大の配慮」の重要性】
もう一つ重要なのは、「最大の配慮」という点です。
万が一の事態が発生した場合、「最大の配慮」を行っていたかどうかが問われることになります。
単に「感染防止策を講じていました」では済まないと言えます。
しかし、残念なことにTICA Asia East Regionではその点の重要性について全く触れられていません。
一番恐ろしいのは、自分本位の主催クラブが自分たちだけの思惑や考えだけで都合良くルールを解釈して、最低限の「国の法律と地域の規定」ですら疎かにして、感染防止策に関して「最大の配慮」をしないケースです。
TICA Asia East Region Directorがそうしたことを「良し」としているとは思いたくありませんが、「良し」としていないのであれば、「ガイドライン」をしっかり作成し、その中で「感染防止に関し、最大の配慮を行うこと」を盛り込むべきでしょう。
TICAにおいても、ショー再開に向け、主催クラブ/ショーコミッティーメンバーは常に「最大の配慮」をしていると言えるかどうかを自問自答しながら感染防止策を講じることが大切になります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆ブラジル保健省は19日、感染者の累計が約103万2900人になったと発表しました。感染者数が100万人を超えるのは米国に次いで2カ国目。死者も約4万8900人で米国の次に世界で2番目です。
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