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2020年6月 5日 (金)

【重要】TICAショー再開にあたっての留意点①

【TICAショー再開に向け重要な留意点①】

TICA Asia East Regionの日本では、今秋以降にショー再開を本格的に検討するクラブが多いようです。

ショー再開にあたって様々な角度・視点から慎重に検討しないと、後で手痛いしっぺ返しを受けることになりかねませんが、その中で一番大切なのは米TICA本部の方針をしっかり理解し、それに沿ってショーを再開することです。

【5月1日配信の「NEWS LETTER」を再確認】

主催クラブ/ショーコミッティーメンバー全員は、まず5月1日配信の「NEWS LETTER」を再確認する必要があります。

そこには重要なメッセージ(米TICA本部は「方針」とも「指針」とも「ガイドライン」とも言ってはいませんが…)が込められているからです。

その1つは、「TICA Board Votes to Issue Show Licenses for 2020-2021: Charcoal Bengals Accepted for Championship Status」という長い見出しのメッセージの2段落目の最後の「clubs may receive licenses for shows」「which they feel are financially viable to pursue」という部分です。

この極めて重要な部分を翻訳したものかどうか分かりませんが、Asia East Region DirecgtorはRegion公式サイトにおいて「経済的に追求するのにふさわしいとクラブが考えるショーに対し(ショーライセンスは)発行される」(5月2日付「TICAからのお知らせ」)と書いています。

しかし、そもそも「経済的に追求する」という日本語がよく分かりませんし、それを「経済的利益」と補ったにしても、TICAのキャットショーは「経済的利益を追求する」ものではありません。

5月1日配信の「NEWS LETTER」に沿って忠実に訳すなら、米TICA本部は、主催クラブが「財政的に(financially)、実現可能性を(viable)を追求できる(to pursue)と考える(feel)ショー」についてショーライセンスを発行すると言うものであり、その意味するところは、突然の状況変化でショーを中止/延期して想定外の費用負担が発生しても、万が一のことが起きて主催クラブが賠償することになっても、それは主催クラブが責任を負うということです。

【主催クラブはあらゆる費用負担の覚悟を】

Asia East Region Direcgtorが、なぜこの重要な部分を曖昧な表現でぼかして掲載したのか不明です。

TICA Asia East Regionメンバーに丁寧に分かりやすく翻訳した「意訳」とも思えません。

何かしらの状況変化が生じてショーを中止/延期することになっても、米TICA本部が費用を負担することはなく、主催クラブが全て負うことになるということを示したこの部分は強調しておく必要があると思いますが、Asia East Region Direcgtorにそうした姿勢は見て取れません。

「financially viable」には、仮にショーを強行再開して、そのショーにおける感染防止策が不十分で「クラスター」が発生し、Judge/クラーク/出陳者に万が一のことが起きた場合の想定費用も含まれます。

海外からJudgeを招いている場合には、その「コントラクト」の内容にもよりますが、中止/延期に伴う様々なキャンセル料の負担も当然、含まれます。

前シーズンに米TICA本部がショーライセンスの取り消した際には、米TICA本部がショーライセンス取り消しによる中止/延期に伴う様々な費用を負担しましたが、今シーズンは「もうTICA本部としてそうした費用負担はしませんよ」ということを通告したことになります。

もう少し付け加えれば、「各クラブが財政的に賄える範囲でショーの開催を判断してショーライセンスを申請してください。主催クラブが財政的に実現可能性を追求できるということであればショーライセンスを発行します。ですから後で何が起きても米TICA本部に費用面で泣きついて来ないでください」ということになるでしょう。

【TICA方式か、CFA方式か】

これをいわば「TICA方式」とするなら、もう一方の対応策を打ち出しているのがCFAです。

CFAは現時点において、10月末まで全世界でのショー開催を中止する措置を取っています。

クラブ側は開催しようにも開催できませんが、その一方で急な状況変化で直前になってショーを中止や延期せざるを得なくなるリスクを回避できます。

TICAの場合、「自己責任論」が根底にあるようですが、各クラブに「自己責任」を課すのであれば、どんな場合にどうなるかといった情報をQ&A方式でも構わないので徹底的に提供する必要があるでしょう。

米TICA本部がしないなら、Asia East RegionにおいてはAsia East Region Directorがすべきです。

窮地に陥ったクラブが後になって「そんなことは聞いていなかった」「そんなことになるとは知らなかった(思わなかった)」というようなことがないように、米TICA本部、そしてAsia East Region Directorは説明責任を果たさねばなりません。

Asia East Region Directorは、ショーを再開しようとする主催クラブ/ショーコミッティーの立場になって、主催クラブ/ショーコミッティーがどんな情報を必要とし、どんな情報を提供すれば悩んだり、後で困ったりしないだろうかを常に考えて情報発信する必要があります

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆メキシコで感染者数が10万人を超えたほか、アジアではインドで21万人を上回っています。

◆米ジョンズ・ホプキンス大によると、中南米カリブ同地域の2日の死者数は過去最多の2000人を超え、全世界の死者数の4割超を占めるようになっています。衛生状態が悪い地方の感染拡大が深刻化しているとのことです。

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