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2020年5月10日 (日)

【新型コロナ特集㉝】TICAショー、韓国に見る新たなリスク

【米TICA本部の業務進捗状況】

米TICA本部における業務進捗状況は現在、4月9日の週の受け付け分を処理しているとのことです。

【キャットショー再開に向けた新たなリスク?】

今シーズンのTICAのショーは24日(日)の韓国で開催予定のショーで世界に先駆けて幕開けする見通しですが、懸念していた通り、新たなリスクが顕在化しました。

「外出自粛」要請が解除されたばかりの韓国ソウル市で、40人規模の集団感染が発生したのです。

ソウル市によると、繁華街「梨泰院(イテウォン)」にあるクラブで、1日深夜に訪れた客やその関係者、合わせて40人ほどの感染が確認され、報道によるとさらに増える見通しとのことです。

1日当日に、クラブに来ていた約2000人の客のうち1300人余りと連絡が取れておらず、ソウル市は警察と連携して客を特定し、検査を受けさせる方針で、クラブなど夜の遊興施設については罰則付きの「営業禁止命令」を出しました。

このブログでもご紹介したように、感染者が減少していた韓国では6日に「外出自粛」要請が解除されたばかりですが、ソウルでの集団感染発生を受け、再び緊張感が高まっているとの報道もあります。

この集団感染がどこまで広がりを見せるか分かりませんが、ショー直前に第2波、第3波が来れば、再び中止/延期の判断を迫られることになります。

直前になればなるほど、中止/延期を強いられる主催クラブの負担は大きくなるわけですから、実に難しい判断になります。

「収束の兆しが見えたから…」「とりあえず収束したようだから…」ではショー再開に踏み切れないクラブがあっても不思議ではありません。

もちろん、財務状況が豊かなクラブであれば直前に中止/延期にしても影響は軽微かもしれませんが、ワクチンや有効な治療薬・治療法が確立されていない段階では、多くのクラブにとっては「終息」しなければ安心してショーを開けないのではないでしょうか。

韓国ソウルでの集団感染が1カ所にとどまり、第2波、第3波といった大きな感染拡大につながらないことを願うばかりですが、Asia East Region Director、ショー再開を目指しているクラブ/ショーコミッティーにおいてはこうした新たなリスクにいかに備えるかということも考えておく必要があることを押さえておいて頂ければと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆西村経済再生大臣は10日の会見で、13の「特定警戒都道府県」以外の34県について「緊急事態宣言」の解除も視野に入ってきているとする考えを明かしました。

◆東京都内で10日に確認された新たな感染者は22人で、これで5日続けて40人を下回ったことになります。

◆ブラジル保健省は9日、感染者が15万5939人、死者が1万627人に達したと発表しました。いずれも中南米最多で、感染者数は世界で7番目、死者数は6番目に多いとのこと。

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