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2020年5月26日 (火)

【新型コロナ特集㊼】キャットショー業界向け「ガイドライン」を考える

【TICAの日本のショーについて】

◆9月27日(日)に東京で開催予定のTICA・CFA合同ショーは中止になりました。(※TICAはAsia East Regional Show)

CFAが10月末までショーの中止を決定したことに伴う措置だと思いますが、なぜAsia East Regional Showまで「中止」としたのか理由は分かりません。

TICA Asia East Regional Showの単独開催とするとか、「中止」ではなく「延期」とするなど方法はいくらでもあったはずです。

TICA Asia East Region Directorが説明責任を果たすのを待ちたいと思います。

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TICA Asia East Region Directorが策定している真っ最中かもしれませんし、はなから作る気などないかもしれませんが、今なお出来ていないようなので、私の方でTICAのショー再開に向けた「ガイドライン」の叩き台を作ってみました。

とは言っても、一から作ったものではなく、東京都の事業者向け「東京都感染拡大防止ガイドライン~『新しい日常』の定着に向けて~第1版」における「施設の特性に応じた感染拡大防止の主な取組例」を参考に、東京都がイベント業界向けに参照するよう促した、公益財団法人日本スポーツ協会/公益財団法人日本障がい者スポーツ協会作成の「ガイドライン」をキャットショー業界向けに置き換えたものになります。

【ショー再開に向けたガイドライン(案)】

◆はじめに

事業者及び関係団体は、今後の持続的な対策を見据え、5月4日開催の政府の専門家会議の提言を参考に、業種や施設の種別ごとにガイドラインを作成するなど、自主的な感染防止のための取組を進めることが求められています。

本ガイドラインは、改正基本的対処方針を受けて、キャットショーを再開するに当たっての基準や、再開後の開催時における感染拡大予防のための留意点について、専門家会議の提言等を参考にしてまとめたものです。

各TICA公認クラブにおかれては、本ガイドラインに従ってキャットショーを行っていただきますようお願いします。

なお、キャットショーの実施に際しての新型コロナウイルス感染症への感染を防止するための方策については、必ずしも十分な科学的な知見が集積されている訳ではありません。

このため、本ガイドラインは、現段階で得られている知見等に基づき作成しています。今後の知見の集積及び各地域の感染状況を踏まえて、逐次見直すことがあり得ることに留意をお願いします。

◆キャットショーの再開に当たっての基本的考え方について

キャットショの再開に当たっては、改正基本的対処方針、専門家会議提言等に基づき、以下のとおり対応することが適当です。

なお、当該キャットショーが開催される都道府県の方針に従うことが大前提であり、開催や実施の判断に迷われた際は、開催地や施設が所在する都道府県への御相談をお願いします。

(1) 特定警戒都道府県(※5月25日に全面解除されましたが、再指定された場合には参考にしてください)

比較的少人数のものも含め、クラスターが発生するおそれがあるキャットショーについては、引き続き、都道府県知事からの自粛要請等に基づき、適切に対応することが求められます。

○ 感染リスクへの対応が整わない場合は中止又は延期するよう、都道府県知事からの要請等に基づき、慎重な対応をとることが必要です。

(2) 「緊急事態宣言」の対象区域外の都道府県(※5月26日から全都道府県が対象になります)

○  特定警戒都道府県同様、感染リスクへの対応が整わない場合は中止又は延期するよう、都道府県知事からの要請等に基づき、慎重な対応をとることが必要です。

○ 一方、比較的少人数が参加するキャットショーについては、地域の感染状況等も踏まえて、各都道府県知事がイベントの開催制限の解除等の対応をとることが考えられます。この場合は、適切な感染防止対策(後述「3 キャットショー開催・実施時の感染防止策について」参照)を講じた上で実施することが可能です)

○ ここで「比較的少人数」とは、例えば、参加する人数が「最大でも50人程度」と想定されます。ただし、比較的少人数であったとしても、イベントを開催するためには、 以下のような条件を満たす必要があります。

 三つの密(密閉、密集、密接)の発生が原則想定されないこと(人と人との間隔はできるだけ2mを目安に)
 ② 大声での発声、近接した距離での会話等が原則想定されないこと
   ③ 必要に応じて、適切な感染防止対策(入場者の制限や誘導、手指の消毒設備の設置、マスクの着用、室内の換気等)が講じられること

 注:これまで集団感染が確認された場に共通する「①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる」という3つの条件。また、これ以外の場であっても、人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことにはリスクが存在すると考えられています。

◆キャットショー開催・実施時の感染防止策について

キャットショー開催・実施時の感染防止策について、(A) 改正基本的対処方針、専門家会議提言等に基づき(B) 参加者がキャットショーに安全・安心に参加できるよう(C) 都道府県知事の方針に反しないことを前提として、開催・実施することとした主催クラブ/ショーコミッティーが、その運営に当たり留意すべき事項を下記のようにまとめました。

また、主催クラブ/ショーコミッティーは、以下の内容を踏まえつつ、キャットショーの特性を勘案して、感染防止のため自らが実施すべき事項や参加者が遵守すべき事項をあらかじめ整理し、必要に応じて「フライヤー」に記載し、ショー当日も配布することが求められます

各事項については、チェックリスト化し、適切な場所(ショー会場の受付場所等)に掲示するとともに、各事項がきちんと遵守されているか定期的に巡回・確認することにより、ショー主催者/ショーコミッティーだけでなく、参加者を含む関係者全員が感染防止のために取り組むことが必要です。

なお、各事項の整理に当たっては、5月4日開催の専門家会議提言の別添において、「新しい生活様式」の実践例が示されているので、そちらも参照してください。障がい者や高齢者など参加者の特性にも配慮する必要があります。

(1) 出陳者募集時の対応
出陳者募集に際し、感染拡大の防止のために参加者が遵守すべき事項を明確にして、協力を求めることが必要です。また、これを遵守できない出陳者/見学者には、他の参加者の安全を確保する等の観点から、参加や出陳を取り消したり、途中退場を求めたりすることがあり得ることを周知することが必要です。

なお、ショー主催クラブが全参加者(Judge/クラークも含む)に求める感染拡大防止のための措置としては、以下のものが挙げられます。

 ① 以下の事項に該当する場合は、自主的に参加を見合わせること(イベント当日に書面で確認を行う。)。
  ア 体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
  イ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
  ウ 過去14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合
 ② マスクを持参すること(ベンチングで控えている時や会話をする際にはマスクを着用すること)
 ③ こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒を実施すること。
 ④ 他の出陳者/見学者/Judge/クラーク/主催者スタッフ等との距離(できるだけ2m以上)を確保すること。(障がい者の誘導や介助を行う場合を除く)
 ⑤ ショー会場内で大きな声で会話等をしないこと。
 ⑥ 感染防止のために主催クラブ/ショーコミッティーが決めたその他の措置の遵守、主催者の指示に従うこと。
 ⑦ イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催クラブ/ショーコミッティーに対して速やかに濃厚接触者の有無等について報告すること。

(2) ショー開催日当日の受付時の留意事項
 主催クラブ/ショーコミッティーは、ショー当日の受付時に参加者が密になることへの防止や、「安全・安心」にショーを開催・実施するため、以下に配慮して受付事務を行うことが必要です。

 ① 受付窓口には、手指消毒剤を設置すること。
 ② 発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある人は入場しないように呼び掛けること。(状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限することも考えられる)
 ③ 出陳者が並ぶような必要がある場合、距離をおいて並べるように目印の設置等を行うこと。

 ④ 受付を行うクラブ員には、必ずマスクを着用させること。

 ⑤ インターネットやスマートフォンを使った電子的な受付の一層の普及を図り、受付場所での書面の記入や現金の授受等を避けるようにすること。
 ⑥ 当日の受付のほか、イベント前日の受付を行い混雑を極力避けること。

(3) 出陳者への対応
主催クラブ/ショーコミッティーは、ショー当日に、出陳者/見学者から以下の事項を記載した書面の提出を求めることが必要です。
 ① 氏名、年齢、住所、連絡先(電話番号)※個人情報の取扱いに十分注意する。
 ② ショー当日の体温
 ③ ショー前2週間における以下の事項の有無
   ア 平熱を超える発熱
   イ 咳、のどの痛みなど風邪の症状
   ウ だるさ(倦怠感)、息苦しさ(呼吸困難)
   エ 嗅覚や味覚の異常
   オ 体が重く感じる、疲れやすい等
   カ 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触の有無
   キ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
   ク 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合

(4) マスク等の準備の確認
主催クラブ/ショーコミッティーは、出陳者/見学者がマスクを準備しているか確認することが必要です。

(5) ショー参加前後の留意事項
キャットショーに参加する人は、クラブ代表/クラブ員を問わず、ショー前後のミーティング等においても、「三つの密」を避けること、会話時にマスクを着用するなどの感染対策に十分に配慮することが求められます。

(6)  ショー会場において主催クラブが準備等すべき事項
 ① Judgeの休憩・待機スペースは感染リスクが比較的高いと考えられることに留意することが必要です。特に広さにはゆとりを持たせ、他のJudgeや出陳者と「密」になることを避けること。(障がい者の介助を行う場合を除く。)
 ② 換気扇を常に回す、換気用の小窓を開ける等、換気に配慮すること。
 ③ 洗面所(トイレ)についても感染リスクが比較的高いと考えられることに留意すること が必要であり、ドアノブ、水洗トイレのレバー等については、こまめに消毒すること。
 ④ 参加者が飲食物を手にする前に、手洗い、手指消毒を行うよう声を掛けること。
 ⑤ 料理・生菓子・果物等の食品については、参加者が同じトング等で大皿から取り分ける方式を避け、一人分を小皿に取り分けたものを参加者に提供するなど、工夫を行うこと。

 ⑥ 飲食物を取り扱うクラブ員には特にマスクを着用させること。

(5) 出陳者/見学者の管理
出陳者/見学者同士が「密」な状態とならないよう、必要に応じあらかじめベンチングの数を減らすなどの対応をとることが求められます。

(6) ショー会場
換気の悪い密閉空間とならないよう、十分な換気を行う必要があります。具体的には、換気設備を適切に運転することや、猫が逃げ出さないよう全出陳者に注意喚起した上で、定期的に窓を開け外気を取り入れる等の換気を行うことが考えられます。

(7) ゴミの廃棄

鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛り、ゴミを回収する人はマスクや手袋を着用することが求められます。また、マスク手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗い、手指消毒することが必要です。

(8) 出陳者/見学者が審査を見学する際の留意点
主催クラブ/ショーコミッティーは、出陳者/見学者に対し、以下の留意点や出陳者/見学者が遵守すべき内容を配布物を通じて周知・徹底することが求められます。

 ① 十分な距離の確保・・・感染予防の観点から周囲の人となるべく距離(少なくとも2m)を空けること。(介助者や誘導者の必要な場合を除く。)
 ② 位置取り・・・リング前で前後一直線に並ばない。
 ③ 飲食・休憩・・・指定場所以外で行わず、周囲の人となるべく距離をとって対面を避け、会話は控えめにすること。また、出陳者/見学者同士で同じトング等での大皿での取り分けや回し飲みはしないこと。

 (9) その他の留意事項
主催クラブ/ショーコミッティーは、万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、ショー当日に参加者より提出を求めた書面(上記)について、保存期間(少なくとも1カ月以上)を定めて保存しておくことが必要です。

また、ショー終了後に、参加者から新型コロナウイルス感染症を発症したとの報告があった場合や地域の生活圏において感染拡大の可能性が報告された場合の対応方針について、開催自治体の衛生部局とあらかじめ検討しておくことが必要です。(以上)

※「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」全文はこちら↓↓↓
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/jspo/guideline.pdf

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆安倍総理は自民党の役員会で、「緊急事態宣言」を受けて自粛を求めていた県をまたいでの人の移動について、6月19日から解禁する考えを示したそうです。

◆プロ野球は6月19日に無観客試合で開幕することになりました。

◆英BBCは25日、日本の「緊急事態宣言」の全面解除について、感染者数を抑制できた理由は「まだ明らかではない」と紹介したそうです。欧米諸国のように「ロックダウン(都市封鎖)を強制する法的権限」が日本政府にないにもかかわらず感染拡大が抑えられており、疫学の専門家らも「困惑している」とも指摘したとのこと。

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