【新型コロナ特集㊽】TICA、全Regionを「アイソレイテッド」地域へ
【速報】TICA、全Region/全Areaで「Isolated」適用へ
TICA Boardは今シーズン、全Regionの全Areaで「Isolated(アイソレイテッド)地域」を適用することを決めたとのことです。
特にその他のルール変更といった付帯決議が伴わないのであれば、主な留意点は以下のようになります。
①オルタネイティブ形式でショーを開催する場合、各クラブはRegion Directorに事前「許可」(advance permission)を得る必要がなくなります。
Show Rule 22.2.2.1 A club located in an Isolated Area may sponsor an Alternative Format Show any time.
②オルタネイティブ形式でショーを開催する場合、Judgeはその週末に3回審査できるようになります。
Show Rule 29.3.4 In non-isolated areas a judge may not judge more than two Alternative Format shows on the same weekend, except in cases of emergency whereby a contracted judge has canceled and a new (i.e. different) judge cannot be contracted. (See 22.3.)
③Titleの取得要件が緩和されるため、従来の半分のPointやファイナルイン数でもチャンピオン(CH)などのTitleを獲得することができるようになります。
Standing Rule 207.1.1.2 Isolated Areas:Champion HHP Requirements for Titles
・CH CHA MS 150 points from 2 different judges, plus one final
・GRC GCA GRM 500 pts with 3 finals, 1 in top 5 SP or any final in AB
・DGC DGCA DGM 1000 points plus 1 final in top 5 SP or any final in AB
・TGC TGCA TGM 1500 points plus 1 final in top 5 SP or any final in AB
・QGC QGCA QGM 2000 points plus 1 final in top 5 SP or any final in AB
・SGC SGCA SGM 3000 points plus 1 Best Cat as a QGC/QGCA/QGM
このほか、既存Rulesの規定とは別に、以下の措置が講じられるとのことです。
※1「RW」の取得要件が緩和され、そのRegionのショーで少なくとも1回出陳されていなければならないというStanding Rule 901.4.3.2は適用除外となっています。
901.4.3.2 In order for a cat/kitten to be eligible for a regional award, it must be shown at least once in that region. An exception will be made in the case of kittens and household pet kittens in that a show as an adult will fill the requirement that they be shown one time in the region.
※2 「ゲストJudge」の人数と審査回数についてTICA BoradはJudging Committeeに対し、ケースバイケースで柔軟に対応するよう求めたとのことです。
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「緊急事態宣言」の全面解除に伴い、政府の「基本的対処方針」も25日付けで変更されていますので、ショー再開を計画している主催クラブ/ショーコミッティーは特に「イベント」関連の項目を確認して頂ければと思います。
現状、TICAではショー再開にあたり各国・地域の方針に従うことを求めていますので、日本においてショーを再開する場合はくれぐれも政府及び開催場所の自治体の方針や指針等を守って頂ければと思います。
万が一、ショー会場においてクラスターを発生させるような事態になった場合、国民から厳しい批判や非難にさらされ、他のクラブ及び他の団体に多大な迷惑をかけかねないことを自覚する必要があります。
【イベントに関する政府の「基本的対処方針」変更】20~22ページ参照
◆「緊急事態宣言」解除後の都道府県における取組等
都道府県は、今後、持続的な対策が必要になると見込まれることを踏まえ、住民や事業者に対して、以下の取組を行うものとする。
その際、「新しい生活様式」が社会経済全体に定着するまで、一定の移行期間を設けることとし、概ね3週間ごと(例えば、①6月18日までの3週間程度、②その後の3週間程度、③②の後の3週間程度)に地域の感染状況や感染拡大リスク等について評価を行いながら、外出の自粛、催物(イベント等)の開催制限、施設の使用制限の要請等を段階的に緩和するものとする。
(1) 外出の自粛等
○ 「三つの密」の回避や、「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗いなどの手指衛生」をはじめとした基本的な感染対策の継続など、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の定着が図られるよう、あらゆる機会を捉えて、4月22日の専門家会議で示された「10のポイント」、5月4日の専門家会議で示された「新しい生活様式の実践例」等について住民や事業者に周知を行うこと。
○ 不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたぐ移動は、5月末までは、感染拡大防止の観点から避けるよう促すこと。その後、①の段階においては、5月25日の緊急事態宣言解除の際に特定警戒都道県であった地域との間の移動は、慎重に対応するよう促すこと。
また、観光振興の観点からの人の移動については、まずは県内観光の振興から取り組むこととし(①の段階からが想定される)、その状況を踏まえつつ、県外からの人の呼び込みを実施すること(②の段階からが想定される)。
○ これまでにクラスターが発生しているような施設への外出は、5月末までは、感染拡大防止の観点から避けるよう促すこと。その後、施設や業態の特性等による感染拡大リスクを考慮し、業種ごとに策定される感染拡大予防ガイドライン等が実践されるなど感染防止策が徹底されれば一定の安全性が確保できると考えられる業種については、ガイドラインの徹底等を前提として、①の段階からの外出の自粛要請等の緩和を検討すること。
一方、現段階において一定の安全性を確保することが難しいと考えられる業種については、①の段階において、施設や業態の特性等に応じた感染防止策に関して、専門家の意見を聴きつつ更に検討された結果を踏まえ、感染防止策の徹底等により一定の安全性が確保されると考えられる場合には、②の段階からの外出の自粛要請等の緩和を検討すること。
○ 感染拡大の兆候や施設等におけるクラスターの発生があった場合、国と連携して、外出の自粛に関して速やかに住民に対して必要な協力の要請等を行うこと。
(2) 催物(イベント等)の開催
○ 催物等の開催に対する中止又は延期要請等については、「新しい生活様式」や業種ごとに策定されるガイドラインに基づく適切な感染防止策が講じられることを前提に、①~③の概ね3週間ごとに、地域の感染状況や感染拡大リスク等について評価を行いながら、段階的に規模要件(人数上限)を緩和すること。その際、屋内で開催される催物等については、収容定員に対する参加人数の割合を半分程度以内とする要件を付すこと。
また、催物等の態様(屋内であるか、屋外であるか、また、全国的なものであるか、地域的なものであるか等)や種別(コンサート、展示会、スポーツの試合や大会、お祭りなどの行事等)に応じて、開催の要件や主催者において講じるべき感染防止策を検討すること。
なお、全国的な人の移動を伴うような規模の大きなイベント(スポーツの試合等)については、段階的な緩和を図っていく中で(②の段階が想定される)、まずは無観客での開催を求めること。(※Pet博も含まれると考えておいた方がいいでしょう)
上記の移行期間において、各段階の一定規模以上の催物等の開催については、リスクへの対応が整わない場合は中止又は延期するよう、主催者に慎重な対応を求めること。
催物等の開催にあたっては、その規模に関わらず、「三つの密」が発生しない席配置や「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、催物の開催中や前後における選手、出演者や参加者等に係る主催者による行動管理等、基本的な感染防止策が講じられるよう、主催者に対して強く働きかけるとともに、参加者名簿を作成して連絡先等を把握しておくことや、導入が検討されている接触確認アプリの活用等について、主催者に周知すること。
○ 感染拡大の兆候や催物等におけるクラスターの発生があった場合、 国と連携して、催物等の無観客化、中止又は延期等を含めて、速やかに主催者に対して必要な協力の要請等を行うこと。
※新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針令和2年3月28日(令和2年5月25日変更)全文はこちら↓↓↓
https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_0525.pdf
※新型コロナウイルス感染症対策本部(第36回)内閣官房提出資料から「イベント開催制限の段階的緩和」と「外出自粛の段階的緩和」に関する表を掲載しておきます。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆AFP=時事の報道によると、オランダのミンク養殖場で従業員らがミンクから新型コロナに感染したとみられる事例について、世界保健機関(WHO)は26日、動物からヒトへの新型ウイルス感染として知られる初事例である可能性を指摘したとのことです。
◆北九州市では26日、新たに2人の感染者が確認されました。4月30日以降、23日連続で新規感染者はいなかったが、今月23、24日に3人ずつ、25日には6人の感染が判明。北橋健治市長は26日の記者会見で「『第2波』の入り口に立っている」と不要不急の外出自粛を呼びかけました。
◆スターバックスコーヒージャパンは26日、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、北海道の店舗について、27日から客席利用を再開すると発表しました。
◆ブラジル政府は25日、新たな死者が807人だったと発表しました。前日に1日の死者数で米国を抜き、国別で世界最多となっています。
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