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2020年3月21日 (土)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑥

政府の新型コロナウイルス対策専門家会議の記者会見(19日夜)における専門家会議メンバーの受け答えから、猫界におけるショーの中止/延期の「判断基準」や「目安」をさらに深く探りたいと思います。

①【大規模イベント】今我々が言ってる大規模というのは、いろんな地方からも来るし、参加者が特定できないし、ということで、そこで集団感染が起こると、これは当然、波及は全国区にいきますよね、全国的に広がる。判断はものすごく注意して慎重にやってくださいということです

※これは全国から不特定多数の参加者が大勢集まる「大規模イベント」についてですが、ここで重要なのは、たとえ特定少数の小規模イベントであっても、「集団感染させてはならない」「波及させてはならない」ということに尽きるかと思います。

※ショーを中止せず開催する場合でも、主催クラブ/ショーコミッティーは「ものすごく注意して慎重に判断する」ことが求められそうです。

②【敢えて開催する場合】開催する判断をした場合には幾つかの厳しい条件を、『こういうことを注意して』『そういうことで十分やれる』という場合は慎重に、これはいろいろな条件を、もう先ほど言ったから繰り返しませんけど、厳しい条件。それはなぜかというと、そういう条件を外してしまうと最悪なことが起こるということで、その厳しい条件をしっかりと明記させて。ただし、そういう条件をちゃんと整えることができない、あるいはそういう条件をしないという場合には、これはもう中止していただきたい。なぜならリスクが多過ぎるから

※これも「大規模イベント」を想定した発言ですが、趣味の世界だからと言って「厳しい条件」を課さなくていいということにはなりません。

主催クラブ/ショーコミッティーは敢えて開催するのであれば、事前に「厳しい条件をしっかりと明記」した上で開催し、もしその厳しい条件を整えることができないようなら中止の判断をすべきということになります。

従って、クラブオーナーの鶴の一声で決めると言うような愚かなことはせず、必ず複数のクラブ員/ショーコミッティーメンバーの意見を聞いて、厳しい条件を整えることができるかどうか熟議する必要があるでしょう。

③【開催中でも中止の判断を】それと同時に、やると判断した場合にも、やった、だけども途中からどうもおかしいぞというときは、もうやったから1カ月やるんだといって、最後までやるんじゃなくて、分かった時点で、何かおかしいという予兆が出たときにはすぐに中止をしたり、そういうことでかなり厳しいクライテリアといいますか、そういうのを付けていただいて、そういうことを十分理解した上で、判断をどちらかしていただきたい

※この発言は一定期間の連続したイベントに対するものですが、ショーに当てはめれば、仮に中止にせず開催した場合でも、主催クラブ/ショーコミッティーは当日の状況によって臨機応変に途中でやめることも念頭に置いておかねばならないことを意味します。

オルタネイティブ形式であれば、「午前の部」で中止という判断も想定しておくということになります。

主催クラブ/ショーコミッティーはどういう「予兆」が見られれば、途中であっても中止の判断をするか、あらかじめみんなで考えておく必要があるでしょう。

④【3つの条件回避を】市民および事業者の皆さまへのお願いです。もうすでに屋形船、スポーツジム、ライブハウス、展示商談会、懇親会等での発生が疑われるクラスターの発生が報告されています。私どもが再三申し上げている3つの条件が合う場所を避けることによって、多くの人々の重症化を食い止め命を救えますので、よろしくお願いいたします

※3つの条件とは①換気の悪い密閉空間、②多数集まる密集場所、③間近で会話が発生する密接場面--をいいます。

この3つの条件が合うようなイベントを開かない、そういうイベントには行かないということですから、主催クラブ/ショーコミッティーはこれを大原則とすることが求められます。

どんなことがあっても「クラスター」の発生源として「キャットショー」が挙げられることのないようにしなければなりません。

これは単にひとつの団体だけの問題ではなく、全ての団体が心しておかなければならないことかと思います。

⑤【小さなイベントの判断】小さいところのイベントは、だから学校で運動会をやるとかね、それはだから学校の地域の状況でしょうね

感染拡大したときにオーバーシュート(=ある日突然、爆発的に患者が急増)しちゃうという状況がないようにやるんなら、いろんな注意をして、しっかりとできるということがあったときにはやってくださいと。だけどそうじゃない場合はやらないでくださいっていうのがクリアなメッセージで、それは別に感染の状況だけで判断するわけじゃないですね

少なくともはっきり言えることは、いわゆる行政単位とこれはまったく一致するというわけじゃないと思います。むしろ生活圏ですね。人々の移動だとか、そういうことのほうが私は大事だと思います

※ショーを「特定少数によるイベント」と定義することはできるかもしれません。

しかし、全国から広くとは言わないまでも、各地域から出陳者/Judge/クラーク/クラブ員は集まりますから、ここで専門会議メンバーが言及した「学校の運動会」ともまた違うでしょう。

専門会議メンバーはまた、「感染の状況だけで判断するわけではない」「行政単位(都道府県)とまったく一致するというわけでもない」「むしろ生活圏、人の移動だとか」と話していますので、主催クラブ/ショーコミッティーは注意が必要です。

いずれにしても、「オーバーシュート(=ある日突然、爆発的に患者が急増)しちゃうという状況がないようにやるんなら、いろんな注意をして、しっかりとできるということがあったときにはやってくださいと。だけどそうじゃない場合はやらないでくださいっていうのがクリアなメッセージ」だと言っているわけですから、主催クラブ/ショーコミッティーはこの「クリアなメッセージ」に応える義務を負うことになるでしょう。

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【注目ニュース】

◆日本国内で確認された感染者数が20日、クルーズ船乗船者を除いて1000人人を超え、1015人になりました。

◆米政府は20日、感染拡大を受け、全世界で通常のビザ(査証)発給業務を一時停止すると発表しました。既に日本を含む多くの国で発給を停止していましたが、対象範囲を拡大しました。ただし観光など短期滞在のビザ免除制度は従来通り運用されるとのこと。

◆米ニューヨーク州とニュージャージー州など周辺の4つの州は感染拡大を食い止めるため、22日夕刻から原則すべての企業(薬と食品除く)に対して全従業員を在宅勤務にするよう命じました。

◆米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターが世界保健機関(WHO)や各国政府の発表をもとに集計したデータによると、日本時間20日午後7時現在で死者は1万人を超え、感染者数も約160カ国・地域に広がり計24万人を超えました。

◆英政府は20日、感染拡大を受け、国内の飲食店や劇場、映画館、スポーツジムなどの一時閉鎖を命じました。事実上の外出禁止令となります。

◆台湾は21日から渡航中止勧告の対象を全ての国・地域に拡大し、出境を実質的に禁止します。

◆米カリフォルニア州知事は19日、感染拡大を受けて外出禁止命令を出しました。同日夕から州全域に適用するという米国内でも厳しい措置を講じます。食料品などの必需品や必要不可欠な業務で外出することは認められるとのこと。

◆ルーマニアは19日、新型コロナに関する規則に従わず、さらにそれが原因で死者が出た場合、最長15年の禁錮刑を科すとする政令を公布し、即日施行しました。

◆スペイン政府は19日、感染拡大を受け、全国のホテルに休業を命じたとのことです。

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