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2020年3月

2020年3月31日 (火)

【新型コロナ特集④】「危機意識」の無さが他者を危険にさらす

◆日本医師会は30日記者会見を開き、「『緊急事態宣言』を出して頂き、それに基づいて対応する時期ではないか」と提案しました。

「医療崩壊」に対する強い危機感を背景としたものですが、私は別の意味でも「緊急事態宣言」を出すべき時期なのだろうと思わざるを得ません。

なぜなら、此の期に及んでなお、5月2~3日にツインメッセ静岡でTICAキャットショーを開催しようとするTICA傘下のクラブがあり、それに協力するTICAのJudgeやクラーク、クラブ員がいるからです。

もはや、政府が「緊急事態宣言」を発令しなければ、こうした「危機意識」に欠けるとしか思えない人たちのお気楽極まりない言動を阻止することはできないからです。(※「緊急事態宣言」によりイベント中止や延期を強制できるわけではありません)

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◆「体調不良」が認められる時はショー会場への入場はご遠慮ください--。

5月2~3日にツインメッセ静岡でTICAのキャットショーを主催するクラブ/ショーコミッティーが安全対策として掲げるもののひとつに、上記がありましたが、「体調不良」の具体例として挙げられていたのは「倦怠感がある」「体温が37.5度以上ある」「結膜炎を発症している」の3つしかありませんでした。

しかし、まさにこの記載が主催クラブ/ショーコミッティーにおいて、新型コロナウイルスに関して全くの「知識不足」であり、「危機意識」が希薄な証であることを如実に示しているかと思います。

今、多くの国民が共有している新型コロナの症状(※中国の約5万6000件の症例を調べた世界保健機関(WHO)報告書に基づく)は以下のとおりです。

★発熱(87.9%、共通に見られる症状の比率。以下同じ) 
★空咳(67.7%) 
★倦怠感(38.1%) 
★痰(33.4%) 
★息切れ(18.6%) 
★喉の痛み(13.9%) 
★頭痛(13.6%) 
★筋肉痛や関節痛(14.8%) 
★悪寒(11.4%) 

これに加えて、最近、特に注目されている症状としては、英学会などで報告され、実際にスポーツ選手がその症状を訴えて検査で陽性が判明した「嗅覚・味覚障害」があります。

なぜ、主催するクラブ/ショーコミッティーがWHO報告書を無視し、敢えて「結膜炎を発症している」を挙げたのか、その理由は全く分かりません。

このクラブに新型コロナに関する医学的知見のある人がいたとは思えませんから、主催クラブ代表あるいはクラブ内の誰かによる人騒がせな「ガセ情報」に基づいたものかもしれません。

なぜなら、日本眼科学会と日本眼科医会は「結膜炎の所見だけから新型コロナウイルス感染症を診断することは困難です」(2月27日のリリース)としているからです。

他の症状を差し置いて、3番目に敢えて「結膜炎を発症している」を記載していますから、主催クラブ/ショーコミッティーとしては何らかの確信に基づいてのことと考えるしかありません。

ですが、現状では「結膜炎を発症している」というのは根拠不明な誤解を招きかねない「情報」であり、そうしたデマ紛いの「ガセ情報」を記載するぐらいなら、「嗅覚・味覚障害」を記載した方が良かったのではないでしょうか。

嗅覚・味覚障害」の件は連日のように報道されており、特に発症初期の症状として注目されていることから極めて重要なはずですが、主催クラブ/ショーコミッティーは全く無視した形となっています。

こうした結果、どんな恐ろしいことが起きてしまうかと言えば、新型コロナの感染が疑われる(あるいは感染はしていても無自覚な)出陳者、Judge、クラーク、出陳者らが、この「案内」に挙げられた「症状」が見られないためにすり抜けてしまうことですが、「趣味の世界」だから許されるというものでは決してないはずです。

「趣味の世界」の「キャットショー」であるから、「知識不足」であっても仕方ない、「危機意識」に欠けても構わないというような都合のいい「理屈」は、「国難といっていい」状況であるなら、「国賊」との誹りを免れないぐらいの強い非難を受ける恐れがあることを認識しておく必要があるでしょう。

ごく一部の特定のTICA傘下クラブ/ショーコミッティーのお粗末極まりない言動が野放しになってしまうのも、TICA Asia East Region Directorによるリスク管理/リスク対応/リスクコミュニケーション(対話)のあり方に問題があるからに他なりません。

このような前例のない危機的状況の中でも、敢えてTICAの看板を掲げた「キャットショー」を開催するというのであれば、どのような世間の非難や批判が出ようとも、それを撥ね除けるだけの「合理的根拠」と完璧な「感染防止対策」を講じなければならず、そうであれば当然、TICA Asia East Region Directorが陣頭指揮を執って然るべきですが、そのような動きはうかがえません。

このままではTICAは「魂」を売り渡して「ペット博」の傘下団体に成り下がってしまうという危機感を覚えるのは私だけでしょうか。

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【注目ニュース】

◆茂木外相は31日午前の記者会見で、米国や英国など49か国・地域について、4段階ある感染症危険情報の上から2番目の「レベル3(渡航中止勧告)」に引き上げると発表しました。一部地域が対象だった中国と韓国も全土を「レベル3」とし、欧州はほぼ全域が対象となります。

◆愛知県知事は30日、県民に対し、東京都と大阪府への不要不急の「移動自粛」を求める考えを示しました。

◆米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、全世界の感染者数は29日午後9時半(日本時間30日午前10時半)時点で、累計約72万人、死者は約3万4000人となりました。

◆米首都ワシントンと、隣接するメリーランド、バージニア両州は30日、不要不急の外出を控えるよう住民に命じました。

◆英国の副首席医務官は29日の会見で、感染拡大防止のための外出制限措置は半年以上続く可能性があるとの見解を表明しました。解除する場合でも少しずつ進めていくことになると警戒を呼び掛けています。

◆スペイン保健省は30日、感染者が前日から約6400人増え、8万5000人を超えたと発表しました。中国を超え、米国、イタリアに次いで世界で3番目に多くなりました。

2020年3月30日 (月)

【新型コロナ特集③】「国難」に一致協力して立ち向かわないなら……

◆「日本が直面している国難といっていい。国、地方、国民の皆さん、総力を結集して乗り切る必要がある」ーー。

5月2~3日にツインメッセ静岡でTICAのキャットショーを主催するクラブ/ショーコミッティー、参加するTICAのJudge、クラークは27日の小池百合子東京知事の会見の言葉を今一度、自問自答し、何が正しいことで、人として今何を為すべきか(=何を為すべきではないか)をしっかり考えて頂きたいと思います。

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もし、小池都知事の言うことが正しく、今の状況が「国難といっていい」ということであるなら、それを無視して「キャットショー」に興じる人たちは「国賊」との誹りを免れないおそれがあり、後ろ指を指されて袋叩きに遇ったとしても、合理的根拠を持って反論できないのではないでしょうか。

主催クラブオーナー/代表は、論点を巧みにすり替えて、ショー開催の責任は「ペット博主催者側」にあるかのように誤解を招きかねない「デマ」情報を垂れ流しています。

主催クラブの代表は、このショーの開催案内に同封して配布した「お知らせ」の中で、TICAのJudge、クラークらショー関係スタッフに対して、各個人で体調管理をして、ショー当日は全員マスク着用を呼びかけていますが、余りにお気楽で「危機意識」に欠けたものであり、空いた口が塞がりません。

たとえTICAのJudge、クラークがショー当日、健康そうに見えても、潜伏期間にある可能性や感染していても無症状である可能性を、どうしてこのショー主催クラブ/ショーコミッティーメンバーは思い至らないのでしょうか?

また、新型コロナウイルスが感染者から飼い猫に伝染する事例が報道されていることを、どうしてこのショー主催クラブのオーナー/代表は伏せるのでしょうか?(※TICAのJudge、TICA傘下クラブ代表であれば当然知っていなければならない重要な情報です)

「フライヤー」にも、配布した「お知らせ」にも、安倍首相や小池都知事が何度も繰り返し強調している「3つの『密』」を避ける工夫についての詳細な記載はありません。

安倍首相や小池都知事の「要請」や「お願い」を真摯に、かつ真剣に受け止めるのであれば、せめて出陳者のベンチングは1.5〜2m間隔にすべきですが、そうした基本的な工夫をするとの告知はありません。

この「国難」を「国、地方、国民の皆さん、総力を結集して乗り切る必要がある」と言われているにもかかわらず、独りよがりにショーに興じるような団体が世間から「国賊」と非難されない保証は何ひとつないことを、TICA Board MemberでもあるAsia East Region Directorは肝に銘じなければなりません。

はっきり言って、真の意味での「危機意識」を持ち合わせず、世間の誤解を招きかねない「情報」を垂れ流しているTICAメンバーがいる限り、そしてそれを盲信して唯々諾々と従うRegion DirectorやJudge、クラークがいる限り、TICAの信用と評価、評判は貶められ続けることになりかねないと深く懸念します

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【注目ニュース】

◆トランプ米大統領は29日、10人以上の集会や外食など行動の自粛要請について4月30日まで延長すると明らかにしました。当初の期限は今月末でした。

◆埼玉県知事は29日午前、県庁で記者会見し、週明け30日からの平日についても不要不急の用件で東京都内に出かけることを控えるよう県民に呼びかけました。

◆米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が28日、世界全体で3万人を超えました。感染者も65万人を超えています。

◆スペインのサンチェス首相は28日、感染拡大阻止のため、30日から4月9日まで国内の経済活動を必須の一部を除き全て停止すると表明したそうです。

◆米疾病対策センター(CDC)は、ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の住民に不要不急の移動を14日間控えるよう要請しました。

2020年3月29日 (日)

【新型コロナ特集②】誤解招きかねない巧みな「デマ」や「嘘」に踊らされてはならない!

◆安倍首相は28日夕方記者会見しました。

猫界のみなさん、特に前例のない危機的状況においてなお「開催予定で準備しています」という、5月2~3日にTICAのキャットショーを主催するクラブ/ショーコミッティー、参加するTICAのJudge、クラークは社会常識に基づいて真剣に受け止めてほしいと思います。

【安部首相の会見での発言のポイント】

★「どこかで爆発的な感染拡大が発生しかねない」

★「気を緩めればいつ急拡大してもおかしくない」

★「長期戦を覚悟する必要がある」

★「危機感を持って最大限の警戒を改めて国民のみなさんにお願いする」

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日本の総理大臣がこれだけの「お願い」をしているにもかかわらず、GWの5月2~3日にツインメッセ静岡でTICAの看板を掲げてキャットショーを開催するということがどれだけ非常識で常軌を逸したことであるか、主催クラブ/ショーコミッティー、TICAのJudge、TICAのクラークはデマや嘘を盲信して唯々諾々と従うことなく、今一度、良識と常識を働かせて考え、自分自身の頭で判断して頂きたいと思います。

このTICAのショーについて、「開催の決定権はペット博主催者側にある」という誤解を招きかねない言葉巧みな「デマ」を流すメンバーもいるようですが、それは厳密に言えば「真っ赤な嘘」であり、「白々しい嘘」に他なりません。

「ペット博」開催の決定権が「ペット博主催側」にあり、単なる「キャットショー」の開催の決定権が「ペット博主催側」にあったとしても、TICAの名称を使ったキャットショーの開催の決定権はあくまでTICA側にあり、「ペット博主催者側」にはありません

そのことは配布された「フライヤー」を見ても明らかでしょう。

冒頭に「TICA CAT SHOW」と記載されているわけです。

TICAに「TICA」後援ショーの決定権があるにもかかわらず、この主催クラブ/ショーコミッティーメンバーはあたかも「開催の決定権はペット博主催者側にある」かのように触れ回っており、こうした誤解を招きかねない「情報」に唆されたり、騙されたりすると、後で取り返しの付かない責任を負わされることを自覚すべきでしょう。

「フライヤー」を確認して頂ければ分かりますが、そこには「2Day Alternative Format Cat Show」と書いてあります。

昨日もお伝えしましたが、この記載があるということはこのショーがTICAの「ショーフォーマット」に基づくショーであり、Asia East Region Directorが事前に「許可」したことを意味します

もしAsia East Region DirectorにおいてもTICAショーの「開催の決定権はペット博主催者側にある」と認識しているのであれば、TICAがルールで定めた権限を「ペット博主催者側」に売り渡したも同じであり、TICAのBoard Memberの資格がないと言わざるを得ません。

TICAのJudge、TICAのクラークはTICAの理念、モットー、使命に従う義務があるはずです。

忘れてしまっているのであれば、もう一度、読み直し、5月2~3日にツインメッセ静岡でTICAの看板を掲げたキャットショーでジャッジをすることが正しいことであるのか、手伝うことが世間の常識に適ったものであるのか、改めて考えてほしいと思います。

日本の総理大臣がこれだけの「お願い」をしているにもかかわらず、それがあくまで「要請」であって、その「要請」に従わなくても罰せられることがないのだから構わないと考えている人がいるなら、そうした考えはTICAの理念、モットー、使命に反し、TICAの信用と評価を貶めるということを心に刻んで頂きたいと思います。

「ペット博主催者側」による「ペット博」自体の「中止」を以って「ショー中止」を待っているようでは、TICAには自主的な判断ができない組織という「烙印」が押されかねず、良識と常識が疑われてしまいます。

4月19日に横浜アリーナで開催予定の「RIZIN.22」について、同団体統括本部長を務める高田延彦氏はこうTwitterに投降しました。

「一日も早く延期か中止を発表しないといけないデッドリミット過ぎてないかい?」「そりゃ試合は観たい。だけど観客に何かあっちゃダメなんだよ」「もう即刻正式発表すべきだよな」--。

一部のTICAメンバーはTICA Asia East Region公式サイトのみならず、「フライヤー」の郵送などを通じて、誤解を招きかねない言葉巧みな「情報」を流し続けており、Asia East Region Directorがその同調者でないなら、こうした行為にしっかり目を光らせ、断じて許さないようにしなければなりません。

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【注目ニュース】

◆政府は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、今後の対応の指針となる基本的対処方針を決めました。この対処方針は「緊急事態宣言」に向けた手続きの一つになります。

◆米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、日本時間28日午後5時半過ぎに、新型コロナ感染者数が世界全体で60万人を超えました。

◆新型コロナ感染者は28日、国内で新たに計208人が判明し、1日あたりの最多感染者数を更新しました。

◆イタリア保健省は28日、新型コロナウイルスによる死者が前日から889人増え、1万23人に達したと発表しました。感染者は約9万2000人に上るとのことです。

2020年3月28日 (土)

【新型コロナ特集①】「危機意識」ない人が「危機意識」ある人を苦しめる

◆東京都の小池百合子知事は27日、新型コロナウイルス対策本部を開き、「感染者が爆発的に増えるオーバーシュートが生じるか否かの重大な岐路にある。都民が危機意識を高める必要がある」と述べました。

◆米ニューヨークタイムズ紙(ウェブ版)は26日、新型コロナウイルスの感染拡大抑止策を巡り、「
日本人は真剣に受け止めていない」と批判する記事を掲載しました。

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危機意識を高める必要がある」「感染拡大抑止策を)真剣に受け止める」というのは、たとえ趣味の世界であっても同じはずですが、TICA Asia East Regionのごく一部のクラブ/ショーコミッティーはまるで別次元の別世界のようです。

5月2~3日にツインメッセ静岡で開催予定のTICAキャットショーについて、今なお「開催予定で準備しています」というAsia East Region公式サイトに掲載した「メッセージ」(3月10日)を削除も更新もしていませんから、主催クラブはやる気満々なのでしょう。

しかし、ここのところの状況を見れば、普通の社会常識を持ち合わせた誰もが「危機意識」を持つはずであり、人並みの「危機意識」があれば「真剣に受け止め」、ショーの可否の判断は自ずと付くはずではないでしょうか。

ちなみにツインメッセ静岡で開催予定のこのショーは第198-201回となっていますから、オルタネイティブ形式であり、そうだとするとTICA Show Rule 22.2.2.2に基づき、事前にAsia East Region Directorの「permission(許可)」を得ているということになります。

つまり、このツインメッセ静岡で開催予定のTICAキャットショーは、TICA Board Memberの一員でもあるAsia East Region Directorの「お墨付き」を得ているということになり、何か問題が起きた場合にはTICAのBoard及びAsia East Region Directorの責任が生じることを意味します。

そして、今なおこのショーが「中止」になっていないということは、Asia East Region Directorが「許可」を取り消していないからであり、そこから見えてくるのは「危機意識」の薄さであるように私には映ります

もしかすると、Asia East Region DirectorはTICA本部がライセンスを取り消すのを待っているのかもしれませんが(※ライセンスが発行済みであれば)、他力本願的に待つ必要はなく、自分の頭で考え、自分で判断して「permission(許可)」を取り消せばいいだけの話です。

日本におけるキャットショーの国際団体はTICAとCFAの2つですが、CFAの方は5月31日までショーの中止を決定。CFA会長は「メッセージ」の中で、「CFAが私達の愛好家、私達のビジネス、そして私達のコミュニティに真剣に関わっていることを知って欲しいです」と語っており、「危機意識」がはっきり見て取れます。

危機意識」の薄い人たちや「危機意識」のない人たちの言動が、どれだけ「危機意識」を持っている人たちを追い込み、追いつめ、困らせているかということを、「危機意識」の薄い人たちと「危機意識」のない人たちも認識すべきでしょう。

どうしても5月2~3日にツインメッセ静岡でキャットショーを開きたいのであれば、「ペット博」専門のキャットショー開催団体として開くべきであり、TICAの名前を使うべきではなく、TICAのJudgeが審査すべきではなく、TICAのClerkの資格を持ったメンバーが手伝うべきではありません。

そして、Asia East Region Directorが本当にTICAのBoard Memberの一員であるという自覚があり、TICAのことを考えているのであれば、TICAの名前を使うこと(TICAの名前が取り沙汰されてしまうこと)を断じて許してはならないでしょう。

それがまともなリスク対応であり、リスク管理であり、それをしっかり話し合うことがリスクコミュニケーション(対話)のあるべき姿なのです。

危機意識」があるかないか、「危機意識」の程度はその人の発言や行動を以てしか窺い知ることしかできませんし、「危機意識」を持っていると言っても、声を上げない、何もしないでは「危機意識」がないのと同じです。

主催クラブのオーナー/ショーコミッティーメンバー、そしてAsia East Region Directorは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」メンバーが「保健医療従事者」向け送った下記の切実なメッセージを「真剣に受け止める」べきでしょう。

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【保健医療従事者向けのメッセージ】(※抜粋)

今は2月よりも厳しく、今からこそイベント自粛とハイリスク空間を避ける声を保健医療の皆さんから届けていただけるよう、助けてください。

3月19日に少しでも良いニュースが伝わり、小中学校などの休校が解除される方針が伝わったことで、市民の間で「解禁ムード」が広がってしまっていることを大変危惧しています。

行動がいつも通りに戻ってしまうと、アメリカや欧州各国で見られるような爆発的な感染者数の増大が懸念されるためです。

特に大規模イベントを流行地域で再開してひとたび大規模流行が発生すると、流行が制御不能になります。

COVID-19は感染から発症まで平均5日程度、発症から診断されるまで平均7日程度とされており、無症候性の感染者も少なくないことから、感染者数の急激な増大にリアルタイムで気づくことができないのがこの感染症の難しさです。

非常識を承知で分かりやすいようにミサイルで例えると、1月から2月上旬は短距離ミサイルが5~10発命中した程度ですが、この3月のパンデミックの状況というのは空から次々と焼夷弾が降ってきているような状態です。

そこで「火事を一つ一つ止めないといけない」というようなのが今の状態です。

現状では、市民の皆さまがそこまでの危機意識をもってこの流行に対峙したり、一人一人の行動を考えていないものと思います。

50人以上の大規模イベントへの参加をやめ、2次感染が何度か発生した3条件の重なる場所(例えばスポーツジム、ライブハウス、展示商談会、接待飲食など)およびその他の機会(懇親会など)の接触を控えることができないといけません。

ぜひとも全国の保健医療従事者の皆さまにまずこのことを知っていただき、皆さんが知識の伝道者となっていただかなければなりません。

今、頑張って皆で行動を変えることができれば切り抜けられる可能性が高いです。皆さんの力が必要です。お願いします、助けてください。

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【注目ニュース】

◆オリエンタルランドは27日、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)について、4月上旬までとしていた休園期間を同20日以降に再び延期すると発表しました。

◆新型コロナ感染者が26日深夜から27日午後9時半までに新たに109人が確認されました。1日の感染者が100人を超えたのは初めて。東京都では40人が確認され、3日連続で40人台、合計は299人になったとのこと。

◆米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、米国の感染者は日本時間28日午前6時50分時点で10万人を超えました。

◆フランスのフィリップ首相は27日、今月末まで実施するとしていた全土の外出制限について、少なくとも4月15日まで延長すると発表しました。

2020年3月27日 (金)

【重要】続)5月2~3日の静岡でのTICAショーについて

◆東京都の小池百合子知事は27日、新型コロナウイルス対策本部を開き、「感染爆発の重大な岐路だ」と危機感をあらわにし、来週以降も週末の不要不急な外出を控えるよう都民に要請する方針を示しました。また、曜日を問わず夜間の外出自粛も求めるとしています。

◆東京都と首都圏の1都4県が不要不急の「外出自粛」を都県民に求めました。

特に今週末の「外出自粛」を求めていますが、神奈川県は4月24日までとしています。

◆愛知県知事と福島県知事は27日、それぞれ「今週末、東京都への不要不急の移動自粛を県民にお願いしたい」と呼び掛けました。

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5月2~3日にツインメッセ静岡で開催予定のTICAキャットショーについて、もしかしたら首都圏ではなく、静岡県であることを根拠に、何としてでも開催したい意向なのかもしれません。

確かに都道府県別の感染者数を見ると、静岡県は3人であり、少ないと言えるでしょう。

しかし、だからと言って開催して構わない状況にあると胸を張って言えるでしょうか。

今回の新型コロナウイルスの特徴は、潜伏期間でもうつり、感染していても無症状のケースがあって他の人にうつす可能性がある点です。

ツインメッセ静岡でTICAのキャットショーが開催されるとなれば、首都圏、中部圏、関西圏、北海道からも出陳者や関係者の参加が見込まれ、3大都市圏から来場する人が静岡県に新型コロナを持ち込まないとも限らないわけです。

(※26日時点の感染者数は東京257人、愛知県157人、大阪府156人、北海道168人)

TICA Asia East Directorや主催クラブ/ショーコミッティーは静岡県に新型コロナを持ち込んでしまうかもしれないというリスクについてどう考えているのでしょうか。

たとえTICAのキャットショーが原因ではなかったとしても、ツインメッセ静岡での「ペット博」開催を機に、静岡県でも感染者が急増するようなことがあれば、静岡県民にどう申し開きをし、どう責任を取るつもりなのでしょうか

TICA側(あるいはTICA Asia East Directorや主催クラブ/ショーコミッティー)は、その時に「『開催の決定権はペット博にある』ので何の責任もありません」としらを切るつもりでしょうか。

それで世間は納得すると思っているのでしょうか。

TICA AsiaおよびTICA Asia East Regionではこれまでも一部のクラブ/メンバーにより長年にわたって世間の非常識がまかり通ってきました。

そして今回もまた、同じ人物/同じクラブによって同じようなことが繰り返されようとしています。

これまではどんな問題であったとしてもTICAあるいはTICAのRegion内の出来事でしたが、今回は違います。

静岡県民のみならなず、日本中から「常識と倫理に反した」ショーを開いたと袋叩きに遭わないとも限らない大きなリスクを負うことになりかねません。

もう一度、改めてTICA Boardの一員であるTICA Asia East Director並びに主催クラブ/ショーコミッティーに対し、警鐘を鳴らしておきます。

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【注目ニュース】

◆安倍首相は、27日午前0時から新たにスペイン、イタリア、ドイツなど、ヨーロッパの21カ国とイラン全土を入国拒否の対象に加えると発表しました。

◆AFPの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者の数は日本時間の27日、50万人を超えました。

◆米ニューヨーク・タイムズ紙は26日、独自集計として、米国で感染が確認された人の数が世界最多となったと報じました。米国の感染者は8万1321人で、イタリア(8万539人)、中国(8万1285人)を上回りました。

◆米司法省は各州の警察に対し、感染者が故意に他人にウイルスをうつそうとする事件が発生した場合、「テロ防止法」の適用が可能であるとする文章を配布したそうです。

2020年3月26日 (木)

【重要】5月2~3日の日本におけるTICAのショーについて

◆重要◆厚生労働省は26日、新型コロナウイルス感染症について国内で「蔓延している恐れが高い」とする報告書をまとめました。

安倍首相は加藤厚労相から報告を受け、今夕にも「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」(13日成立)に基づく「政府対策本部」を設置する見通しです。

この「特措法本部」が設置されれば「緊急事態宣言」の発令が可能になります。

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◆5月2~3日に静岡市で開催予定のTICAキャットショーについて、主催クラブから「開催の有無について」という告知が出ました。

それによると、「キャットショー開催の有無について、現在ペット博運営者とで協議中でございます。開催の有無につきましては、3月31日頃にはペット博運営者から返答が得られる予定でおります」とのことです。

しかし、これではまるでTICAはペット博運営者の従属組織であるかのようです

「協議」するのはいいとしても、なぜ「ペット博運営者から返答」を待つ必要があるのでしょうか?

そもそも、このショーがオルタネイティブ形式であるのであれば、TICA Asia East Region Directorの承諾が必要なはずですが、このような前例のない危機的状況のなか、承諾したのでしょうか?

TICA本部へのライセンスの発行申請をいつして、TICA本部はいつ正式なライセンスを発行したのでしょうか? 本当にライセンスを発行したのでしょうか?

最も大事な事実が蔑ろにされ、伏せられたままになっています。

主催クラブのオーナーは「開催の決定権はペット博にある」と言い張っていましたから、ペット博側が「Go!」サインを出せば、TICAとしての主体的な判断など無視して、それに唯々諾々と従うつもりでしょう

このままでは物議を醸して炎上した「K-1」と似たような問題を抱え込むことになりかねません。

第1に、そのショー(あるいはペット博会場)において「クラスター」が発生し、TICAの関係者や出陳者に万が一のことが起きた場合、TICA本部、Asia East Direcor、主催クラブオーナーはどのような責任を取るつもりでしょうか?(※TICAはペット博運営者と「一連託生」だとでも言うのでしょうか?)

第2に、政府や自治体から「TICAのキャットショー」が「クラスター」発生源とされ、マッピングが公表された場合、TICA本部、Asia East Direcor、主催クラブオーナーはどのような責任を取るつもりでしょうか?

第3に、上記のような事態に陥った場合、それでも「開催の決定権はペット博にある」という強弁が通用すると思っているのでしょうか?

第4に、仮に「TICAのキャットショー」が「クラスター」発生源とされるような事態を招いた場合、他のキャットショー団体への悪影響の責任を主催クラブは負えるのでしょうか?

第5に、5月2~3日に静岡市で開催予定のTICAキャットショーのショーコミッティーは「ペット博運営者」と具体的にどのような協議を行い、その経緯はTICA Asia East Region Directorも詳細に把握しているのでしょうか?

私は、TICAメンバーとしてTICA傘下クラブの代表として、TICAのショーである限り、開催の決定権はTICAにあり、オルタネイティブ形式のショーであるならTICA Asia East Region Directorにも重大な責任があることを指摘しておきます。

そして、TICAのモットーと理念、使命、By-Lawsなどの全てのルールの全趣旨に鑑みて、TICA及び傘下クラブ、TICA公認Judgeがこのショーに関与することは極力避けるべきであるということも主張しておきます。

ペット博運営者の決定に盲目的に唯々諾々と従ってTICAのショーとして開催し、事後に何か問題が起きた場合、TICA Asia East Region Director、主催クラブオーナー・代表、ショーコミッティーはこうした指摘が事前にTICAメンバー/TICA傘下クラブ代表からあったにもかかわらず、それを無視して強行したということを絶対に忘れないでください。

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【注目ニュース】

◆小池都知事は25日午後8時過ぎに緊急記者会見を開き、「(26~27日の)平日はできるだけ仕事は自宅で」「夜間の外出も控え」「週末は不要不急の外出はぜひとも控えてください」と求めました。

◆埼玉県の大野元裕知事は、今週末は東京都への不要不急の外出を控えるよう県民に呼び掛ける方向で調整しているとのことです。神奈川県、千葉県、栃木県、山梨県も同様の不要不急の外出や東京都への移動を控えるよう県民に呼びかける方向とのこと。

◆米国の首都ワシントンDC当局は、生活に必須の業種を除く全ての企業の閉鎖を命じました。期間は25日夜から1カ月。市長は声明で「10人以上の集会も禁止とする」としたとのこと

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑪

【TICAの日本のショーに関して】

◆6月27~28日の東京で開催予定のショーが中止になりました。

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それにしても首を傾げてしまうのは、6月27~28日の東京でのショーがどうして「中止」になったのか(クラブ側から見ればどうして「中止」にしたか)ということです。

このクラブでは新型コロナの収束(あるいは終息)が6月下旬まで見込めないと、独自予測に基づいて判断したからでしょうか?

それとも全く別の理由によるものなのでしょうか?

ちなみに欧州疾病予防管理センター(ECDC)は25日、新型コロナ感染拡大が夏に終息する公算は小さいとの見通しを示しました。

研究結果によると、シンガポールのような高温多湿の熱帯地方でも、ウイルスの活動が弱まらないそうです。

このクラブがECDCの見通しも考慮に入れて「中止」を決めたとは思えず、このショーに期待していた出陳者のみならず、「中止」の判断理由や判断基準で頭を悩ませている他のTICA傘下クラブにとっても「中止」の理由は何かという疑問だけが残ります。

Asia East Region Directorも単にクラブからの掲載依頼に従って予定を入れ、今度は同様に「中止」の案内を掲載しただけということなのでしょうか…。

ですが、今、世の中は「K-1」をはじめ、イベントを「中止」あるいは「延期」するかどうかが大きな関心事となっているわけです。

そして、常に問題になるのが、「その判断は正しいかどうか」であり、「判断の理由や根拠、基準は何か」が問われ続けているのです。

TICA本部の業務は自宅でのテレワークに移行し、当面、これまで通り続けられるようですが、TICA会長のメッセージにショーライセンス発行についての言及はありませんでした

Asia East Region公式サイトを見ても、メッセージが右から左に転載されて、日本語とハングルの翻訳が付けられているだけであり、やはり補則説明も解説もありません。

これでは何のためのRegion Directorであり、何のためにBoard Memberになっているのか全く意味がないと言わざるを得ないでしょう。

TICA本部の方針も分からなければ、Asia East Regionの方針も分からず、TICAメンバーと出陳者、傘下クラブは取り残され、置き去りにされたまま、まるで路頭に迷っているような感じです。

TICAメンバーや出陳者「不在」のRegion運営は十数年続いてきたわけですが、新Directorにおいても「前例踏襲」で何一つ変わらない、変えようとしないことがよく分かります。

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【注目ニュース】

◆外務省は25日、全世界に不要不急の渡航中止を促す危険情報の「レベル2」を出しました。全世界を対象に「レベル2」を出すのは初めてです。

◆宝塚歌劇団は25日、27日に宝塚大劇場(兵庫県)で再開予定だった花組公演と、31日予定の新人公演、27日に東京宝塚劇場で開幕を控えていた星組公演などについて、3月末まで上演を取りやめると発表しました。

◆AFPがまとめた集計によると、日本時間26日午前2時時点の新型コロナウイルスによる世界の死者数は2万人を超えました。イタリアが7503人、スペインが3434人で、中国の3281人を上回りました。

◆米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は24日、感染拡大はどの程度継続するかとの質問に対し、「7月までずれ込む恐れもある」と述べたそうです。

2020年3月25日 (水)

速報!!【重要】米TICA本部、4月10日まで電話サービス一時停止

【重要①】米国TICA本部のあるハーリンゲンのキャメロン郡(Cameron County)がロックダウン(外出禁止による移動制限などの都市封鎖)を宣言し、TICA本部の業務はそれぞれの自宅におけるテレワークに移行しました。(再掲)

【重要②】米国TICA本部サイトに「緊急告知」が掲載されました!(※以下は翻訳です)

注意! TICA本部は新型コロナウイルスのため、4月10日まで電話サービスを一時的に停止します

グッドニュース:

1 本部のスタッフは自宅で仕事を続けており、チケット(照会番号)は引き続き処理されますので、あなたが頼んだリクエストに関して質問が来る場合に備え、メールはチェックするようにしてください。

2 午前8時~午後5時(米国中部標準時間)の間、クレジットカード決済の申請のためにだけ利用できる電話番号(956-536-4089)を設定しました。

3 submit.work@tica.orgのメールアドレスを通じて引き続き各種サービスを申し込めます

注意事項:

1 上記の電話番号は、クレジットカードによる支払いの申請を可能にするためだけに設定されており、この番号で、他のことには使えません。他のことについて質問するためにこの番号に電話しないようにしてください。

2 すでに作成済みチケット(照会番号)の処理が遅くなるだけなので、作成済みチケット(照会番号)について問い合わせるために新しいチケット(照会番号)を作らないようにしてください

私たちが前進し、繁栄するための協力を厭わないお気持ちとご理解に感謝します!

ヴィッキー

NEW!!!【重要】TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑩

【重要】米国TICA本部のあるハーリンゲンのキャメロン郡(Cameron County)がロックダウン(外出禁止による移動制限などの都市封鎖)を宣言し、TICA本部の業務は今後、それぞれの自宅におけるテレワークに移行することになるそうです。

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案の定、一昨日さいたまスーパーアリーナで行われた『K-1 WORLD GP』に対しては賛否の声が上がりました。

しかも、その後、感染者に発熱者がいたということが判明。「PCR検査」を受けたそうで、とりあえずは「陰性」と分かるという事態も持ち上がりました。

こうした中で注目したいのは、「K-1」創始者で正道会館館長である石井和義氏の発言です。

同氏は23日、ファンからの開催の是非についての質問に答える形でTwitterを更新し、「結論は早い時期にまず延期、代替えの会場が見つからない時は中止です」とつぶやきました。

私は、これが良識と常識ある考え方だと思っています。

ただ、一方で中止しないことに理解を示す人もいて、格闘技業界を含めたレジャー・観光産業が「不要不急な産業」であるにしても、「(感染拡大抑止という)社会の為に(私企業やその従業員の家族らに)経済リスクを負わせるのか」という意見もあるわけで、「政府が損失を補填すべき」という主張につながっていきます。

また、観戦に来たファンからは「払い戻しできないと聞き、チケットを無駄にしたくないので来た。こういう状況なので感染は自己責任」というコメントも報道されました。

しかし、猫界のみなさんに考えて頂きたいのは、これらの意見が果たしてどこまで合理的根拠を持ち得るかということです。

「中止」しないことに賛成の人たちは、「行政側から(中止にした場合の)何かしらの金銭補償の提示はなされていなかったこと」を合理的根拠としているようですが、どうでしょうか。

私には、あたかも金銭補償をしない行政側に責任を押し付けているように映ります。

金銭補償なく、苦労を強いられている企業がたくさんある中で、この理屈は多くの人の共感を得るとは思えません。

観戦者として「チケットを無駄にしたくない」という心情も分からないではないですが、「感染は自己責任」という理屈は理解に苦しみます。

このファンにとって、他人に感染させるリスクへの認識が皆無だからです。

実は石井館長の発言でもうひとつ気になったのは、さらに続けて「僕の時代はフジテレビ、日本テレビ、TBS3局のゴールデンタイム放映があり、テレビ局、スポンサーの意向でそもそも開催できません」と語ったことです。(※試合の様子はネットを通じて配信されました)

良識と常識ある業界や企業との関わりがあれば、その関係の中でそれなりに「抑止力」が働くことが分かります。

さて、猫界、特にTICA Asia East Regionはどうでしょうか。

「金銭的補償がないなら(得られないなら)、ショーは中止しない」という理屈が成り立つでしょうか。

中止にしない理由を、他の理由に転嫁して(例えば「開催の決定権はペット博にある」と言っているように…)、責任を他に押し付けるようなことはしていないでしょうか。

TICAやTICA Asia East Region、そして傘下クラブは、「○○の意向でそもそも開催できません」というように、良識と常識に基づいた「抑止力」を働かせられるような良識と常識ある業界や企業・有力者との関係を築いているでしょうか。

私には、「抑止力」ではなく、逆に「中止」を阻止し、「開催」強行を促す勢力との結び付きが強い傘下クラブ・メンバーがいるような気がしてなりません。

今回の件を「天災のようなもの」と考えて「責任回避」や「責任逃避」していては、何も生み出せないばかりか、今後に重大な「禍根」を残すだけです。

その時々で正しい判断をして、正しい判断を積み重ねていかなければ、結局、そのツケを払わされることになるということを、少なくともAsia East Region Directorは認識しておかねばならないでしょう。

これまでの延長線上で、これまで幅を利かせてきた人たちの言葉に唯々諾々と従って運営していては取り返しの付かない事態を招くことにつながるだろうと深く憂慮します。

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【注目ニュース】

◆米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が24日、世界全体で40万人を超えたとのこと。18日に20万人を超えてから、約1週間で倍増した形です。

◆中国湖北省政府は24日、武漢市の封鎖措置を4月8日に解除すると発表しました。

◆タイのプラユット首相は24日、26日に「非常事態」を宣言すると明らかにしました。

◆インドのモディ首相は24日、25日から21日間、全土で封鎖を実施すると表明し、国民に外出を控えるよう呼び掛けました。

2020年3月24日 (火)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑨

「東京五輪」の延期に関連し、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は昨日、「Letter from President Thomas Bach OLY to athletes」と題する全世界の選手へのメッセージをインターネット上で公開しました。

「Dear Fellow Athletes」に続けて、バッハ会長は「In this unprecedented crisis we are all united」と綴りました。

今回の新型コロナウイルスによるパンデミックを、決して「天災のようなもの」などと責任感なく言うのではなく、「前例のない危機」と表現し、「その中で私たちがみな団結している」と強調しました。

そして、次の段落で彼自身が太文字にして強調したのが、「leading principle(直訳すると『主導的原則』ですが、『最優先の原則』といったところでしょう)」であり、その原則とは「to safeguard the health of everyone involved, and to contribute to containing the virus(関係者全員の健康を守り、ウイルスの封じ込めに貢献する)」ことでした。

私がここで改めて強調したいのは、TICAにおいても「leading principle」を打ち出すとすれば内容は全く同じであったであろうと言うことであり、そうならなぜ、TICA会長もAsia  East Region Directorもこうした「原則」を打ち出せなかったのかということです。

TICAのBoardが4月30日までの世界中のショーを中止にしたのは、出陳者・Judge・クラークをはじめ「関係者全員の健康を守り、ウイルスの封じ込めに貢献する」ためではなかったのでしょうか。

もし、緊急Board Meetingの後で、TICA会長やAsia  East Region Directorがこうしたメッセージを出していれば、それはショーの「中止」の明確な「判断基準」になるものであり、5月以降についてもこうした「原則」のもとで判断が行われるであろうと、みんなが理解でき、安心したことでしょう。

バッハ会長は「leading principle」に続けて、「I would like to assure you that we will adhere to this in all our decisions concerning the Olympic Games Tokyo 2020(その「原則」を2020年東京五輪に関する全ての決定において順守することを私はみなさんに保証したい)」と付け加えましたが、これもTICA会長やAsia  East Region Directorがメッセージとして発する必要があったと思わざるを得ません。

もちろん、何の「原則」も打ち出せていないわけですから、「順守する」も「保証する」もない訳ですが、ここまでの経過を辿る限り、その場しのぎ的に年度内のショーだけ中止にしたかのようなドタバタ劇が透けて見えるようです。

リスク管理もリスク対応もリスクコミュニケーション(対話)も、まずは「原則」を定め、その原則に則った「判断基準」を定めて中止すべきか否かを検討するのが基本であり、世界の全てのTICAメンバーと共有すべきな訳ですが、なぜそれを誰もアドバイスしてあげないのでしょうか。

私は本当に不思議でなりません。

21日にはみなさんのところにメールで「TICA Scientific News」が送られて来たかと思いますが、私にしてみれば「全世界のTICAメンバーに送るべきはこのNews Letterではないでしょう」(※送ってはいけないと言っているのではなく、その前に送るべきメッセージがたくさんあるということです)と呆れてしまい、「TICA Scientific News」をこのブログで取り上げる気さえ起こらなかったことを付け加えておきます。

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【注目ニュース】

◆東京都の小池知事は23日、「この3週間がオーバーシュートが発生するか否かの大変重要な分かれ道である」との認識を示し、23日から3週間、イベントなど人が密集する空間への外出を控えるよう都民に呼びかけました。

また、大規模な感染拡大が認められた場合は、首都のロックダウン(封鎖)もあり得るとして、都民に対し、大型イベントの自粛などを改めて求めました。

◆政府は23日、26日午前0時以降に米国を出発する航空機や船舶による全ての入国者について、指定場所での2週間待機を要請することを決めました。4月末まで実施し、状況に応じて延長するとのこと。

◆ジョンソン英首相は23日、テレビで国民向けに演説し、不要不急の外出を禁止すると発表しました。期間は同日夜から少なくとも3週間で、違反した場合は罰金を科されます。

◆英紙ガーディアンによると、ドイツ政府は22日、公共の場で2人以上で集まることを禁止すると発表したました。

◆米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が23日、世界全体で1万5000人、感染者も35万人を超えました。

2020年3月23日 (月)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑧

大規模格闘技イベントである『K-1 WORLD GP』が開催されるなら、キャットショーも開いてもいいのではないかしら」ーー。(※22日さいたまスーパーアリーナで開催)

宝塚歌劇団が中止していた東京での公演を22日から再開するのであれば、キャットショーも開催しても構わないでしょう」ーー。(※兵庫県の宝塚大劇場では27日から再開)

こう思う人が猫界にいても不思議ではありません。

実際には、TICAの場合、日本の感染状況にかかわらず、世界一律で4月30日までのショーは「中止」となっているため、たとえ日本政府がイベント自粛要請を解除したとしても、日本のTICA傘下クラブがショーを開催する選択肢はありません。

「K-1」のイベント開催を巡っては、前日の21日夜に西村経済再生担当相が主催者側に自粛を促すよう埼玉県の大野元裕知事に要請したことが報じられ、大野知事は22日、イベント会場前で報道陣の取材に応じ「要請に強制力はなく、あくまでお願いだったが、聞き入れていただけなかったのは残念」と話していました。

主催者側は「最大限の予防策を講じて開催することになった」と説明。

具体的には、①来場者にマスク配布、②各所に消毒液の設置、③サーモグラフィーの設置、④ミネラルウォーターの配布、⑤会場の扉をあけて常時換気、⑥場内の撮影会・握手会は行わず物販は会場の外で行う、⑦前日計量や会見は無観客で行い、大会後のアフターパーティーも中止ーーなど「万全の対策」を講じたとしています。

さて、ここでもう一度、原点に立ち戻ると、Asia  East Regionのショーの「中止」の判断基準は何であり、クラブ/ショーコミッティーはどう考えればいいかということでしたが、果たしてどうでしょうか。

★政府や自治体首長の要請は「法的な強制力がない」のだから、従わなくてもいいのでしょうか?

★仮にTICA Boardの緊急決議がなかったとして、「K-1」が開催され、宝塚歌劇の公演が再開したのだから、ショーを開催しても問題ないでしょうか?

★同様にTICA Boardの緊急決議がなかったとして、「K-1」のように「最大限の予防策」「万全の対策」を講じれば、現在のような感染状況でも開催できると言えるのでしょうか?

TICA Asia  East Regionのクラブ/ショーコミッティーとして改めて疑問に感じるのは、TICA Boardの緊急決議の「判断基準」や「判断根拠」は何だったのかということです。

なぜなら、緊急決議がなければ、もしかしたら22日のショーは中止にしないという選択肢がもあり得たかもしれず、その後、4月30日までのショーについてもその時々の状況次第でどのような判断ができるか(判断の選択肢があるか)分からないからです。

たまたま、今回はアクトの4月26日(日)のショーを含めて強制的に「中止」となりましたが(※アクト以外のショーはクラブ判断で自主的に中止)、今のところ、5月以降、再びクラブ/ショーコミッティーは自主的な判断を迫られることになります。

その時、TICAのBoardの緊急決議の「判断基準」「判断根拠」が明らかでなく、日本においては政府や自治体首長の中止要請に従わない大規模イベントが開催されるということにまでなっているわけです。

昨日の「K-1」を念頭に置くなら、クラブ/ショーコミッティーは「最大限の予防策」「万全の対策」なるものを講じればショーを開けるのではないかという、判断上の新たな課題も背負うことになりました。

新年度のTICA Asia East Regionのショーは、5月10日(日)と31日(日)が中止になる中、2〜3日のショーは「開催の決定権はペット博にある」という訳の分からない理由で「開催予定で準備」しているとなっており、「判断基準」も「判断根拠」も蔑ろにされたまま、自己都合やその場しのぎとしか思えない言動がまかり通っています。

今回の件が「天災のようなもの」と諦めれば「判断基準」も「判断根拠」もどうでもいいのかもしれませんが、それではたとえ小さな趣味の団体とは言え、TICAの看板が泣くというものでしょう。

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【注目ニュース】

◆東京都は大規模イベントなどの自粛を4月12日まで延長する方向で、最終的な調整をしているそうです。新型コロナウイルスへの新たな対応策を23日に発表する方針とのこと。

◆イタリア政府は22日、感染死者数が5476人になったと発表しました。死者が5千人を超えたのは世界でイタリアが初めて。5万9138人になっています。

◆共同通信によると、新型コロナの感染者が22日、世界全体で30万人を超えたとのことです。

◆米国ハワイ州は感染拡大を食い止めるため、26日以降、ハワイに到着する観光客や住民などに14日間の自主隔離を義務付けるとのこと。応じなかった場合、5000ドルの罰金などが科されます。

◆シンガポール政府は22日、感染拡大を防ぐため、原則として外国人の入国を23日深夜から禁止すると発表しました。

◆トルコ内務省は21日、感染拡大を防止するため、22日から65歳以上の市民の外出を禁止すると発表しました。

2020年3月22日 (日)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑦

今回のコロナウイルスは天災のようなものです」(原文ママ、正しくは「新型コロナウイルス」)と、達観したかのように言うメンバーがいるようです。

もちろん、一般国民としてはそう感じざるを得ない面はあるかと思いますが、TICAのJudgeやクラブ代表/オーナー、TICA Director経験者が平然とこう言い切ってしまっては身も蓋もありません。

東日本大震災から9年を経た3月11日、東京電力の小早川智明社長は福島第1原発の構内で黙祷し、次のように話したそうです。

事故原因を天災と片付けてはならない。人智を尽くした備えで防ぐべき事故を防げなかった。真摯に受け止める」--。

私は、たとえ小さな趣味の世界であったとしても、「天災と片付けてはならない」という言葉を大事にしなければならないと思っています。

小早川社長が言うように「天災と片付けてはならない」からこそ、「人智を尽くした備えで防ぐべき事故を防げなかった」という反省が出てきて、対応策や対処策、再発防止策を真剣に考えることにつながるのです。

天災のようなものです」と言って、それで終わりにしてしまっては、知恵を働かせることも、工夫を凝らすことも、切り抜ける努力も怠り、結局のところ「責任放棄」につながりかねません

天災のようなもの」というところまでは自身の個人的な感想として口に出てしまったとしても、「かもしれませんが…」と言って、その後にTICAとして何をすべきであり、自身がどのように貢献していくかこそしっかり語るべきでしょう。

まさか、今のAsia East Region Directorまで今回の新型コロナの「パンデミック」を「天災のようなもの」と考え、無為無策のままでいいと信じているとは思いたくありませんが、「天災のようなもの」と考えていないのであれば、TICA Asia East Regionを挙げて「人智」を尽くして顕在化した課題を洗い出し、今後の対応策を考えていってもらいたいと思います。

Asia East Region Directorに立候補して当選した以上、その時に掲げた「公約」を自ら改めて読み返し、こうした危機的状況のときにこそ、覚悟と危機感を持ってその責務を最大限に果たすべく全力で努力して頂きたいところです。

何度も繰り返しますが、TICAにおいてもTICA Asia East Regionにおいても、リスク管理/リスク対応/リスクコミュニケーション(対話)のあり方に大きな問題があり、それを改善していかなければならないということを、Director経験者を含めてもっと真剣に考えてほしいと思います。

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【注目ニュース】

◆米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、コロンビア大学の研究者の分析に基づき、政府の対策で感染率を半減させたとしても、今後2カ月で65万人が感染する可能性があると報じました。

◆イタリアのコンテ首相は21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、生活必需品以外の全産業の生産活動を停止すると発表した。

◆スペインで20日、感染による死者が1000人を超えました。死者が1000人を上回るのは中国、イタリア、イランに次いで4カ国目とのこと。

◆タイのバンコク都は21日、感染拡大を防ぐため、都内の商業施設や娯楽施設の営業を22日から4月12日まで3週間禁止すると発表しました。

2020年3月21日 (土)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑥

政府の新型コロナウイルス対策専門家会議の記者会見(19日夜)における専門家会議メンバーの受け答えから、猫界におけるショーの中止/延期の「判断基準」や「目安」をさらに深く探りたいと思います。

①【大規模イベント】今我々が言ってる大規模というのは、いろんな地方からも来るし、参加者が特定できないし、ということで、そこで集団感染が起こると、これは当然、波及は全国区にいきますよね、全国的に広がる。判断はものすごく注意して慎重にやってくださいということです

※これは全国から不特定多数の参加者が大勢集まる「大規模イベント」についてですが、ここで重要なのは、たとえ特定少数の小規模イベントであっても、「集団感染させてはならない」「波及させてはならない」ということに尽きるかと思います。

※ショーを中止せず開催する場合でも、主催クラブ/ショーコミッティーは「ものすごく注意して慎重に判断する」ことが求められそうです。

②【敢えて開催する場合】開催する判断をした場合には幾つかの厳しい条件を、『こういうことを注意して』『そういうことで十分やれる』という場合は慎重に、これはいろいろな条件を、もう先ほど言ったから繰り返しませんけど、厳しい条件。それはなぜかというと、そういう条件を外してしまうと最悪なことが起こるということで、その厳しい条件をしっかりと明記させて。ただし、そういう条件をちゃんと整えることができない、あるいはそういう条件をしないという場合には、これはもう中止していただきたい。なぜならリスクが多過ぎるから

※これも「大規模イベント」を想定した発言ですが、趣味の世界だからと言って「厳しい条件」を課さなくていいということにはなりません。

主催クラブ/ショーコミッティーは敢えて開催するのであれば、事前に「厳しい条件をしっかりと明記」した上で開催し、もしその厳しい条件を整えることができないようなら中止の判断をすべきということになります。

従って、クラブオーナーの鶴の一声で決めると言うような愚かなことはせず、必ず複数のクラブ員/ショーコミッティーメンバーの意見を聞いて、厳しい条件を整えることができるかどうか熟議する必要があるでしょう。

③【開催中でも中止の判断を】それと同時に、やると判断した場合にも、やった、だけども途中からどうもおかしいぞというときは、もうやったから1カ月やるんだといって、最後までやるんじゃなくて、分かった時点で、何かおかしいという予兆が出たときにはすぐに中止をしたり、そういうことでかなり厳しいクライテリアといいますか、そういうのを付けていただいて、そういうことを十分理解した上で、判断をどちらかしていただきたい

※この発言は一定期間の連続したイベントに対するものですが、ショーに当てはめれば、仮に中止にせず開催した場合でも、主催クラブ/ショーコミッティーは当日の状況によって臨機応変に途中でやめることも念頭に置いておかねばならないことを意味します。

オルタネイティブ形式であれば、「午前の部」で中止という判断も想定しておくということになります。

主催クラブ/ショーコミッティーはどういう「予兆」が見られれば、途中であっても中止の判断をするか、あらかじめみんなで考えておく必要があるでしょう。

④【3つの条件回避を】市民および事業者の皆さまへのお願いです。もうすでに屋形船、スポーツジム、ライブハウス、展示商談会、懇親会等での発生が疑われるクラスターの発生が報告されています。私どもが再三申し上げている3つの条件が合う場所を避けることによって、多くの人々の重症化を食い止め命を救えますので、よろしくお願いいたします

※3つの条件とは①換気の悪い密閉空間、②多数集まる密集場所、③間近で会話が発生する密接場面--をいいます。

この3つの条件が合うようなイベントを開かない、そういうイベントには行かないということですから、主催クラブ/ショーコミッティーはこれを大原則とすることが求められます。

どんなことがあっても「クラスター」の発生源として「キャットショー」が挙げられることのないようにしなければなりません。

これは単にひとつの団体だけの問題ではなく、全ての団体が心しておかなければならないことかと思います。

⑤【小さなイベントの判断】小さいところのイベントは、だから学校で運動会をやるとかね、それはだから学校の地域の状況でしょうね

感染拡大したときにオーバーシュート(=ある日突然、爆発的に患者が急増)しちゃうという状況がないようにやるんなら、いろんな注意をして、しっかりとできるということがあったときにはやってくださいと。だけどそうじゃない場合はやらないでくださいっていうのがクリアなメッセージで、それは別に感染の状況だけで判断するわけじゃないですね

少なくともはっきり言えることは、いわゆる行政単位とこれはまったく一致するというわけじゃないと思います。むしろ生活圏ですね。人々の移動だとか、そういうことのほうが私は大事だと思います

※ショーを「特定少数によるイベント」と定義することはできるかもしれません。

しかし、全国から広くとは言わないまでも、各地域から出陳者/Judge/クラーク/クラブ員は集まりますから、ここで専門会議メンバーが言及した「学校の運動会」ともまた違うでしょう。

専門会議メンバーはまた、「感染の状況だけで判断するわけではない」「行政単位(都道府県)とまったく一致するというわけでもない」「むしろ生活圏、人の移動だとか」と話していますので、主催クラブ/ショーコミッティーは注意が必要です。

いずれにしても、「オーバーシュート(=ある日突然、爆発的に患者が急増)しちゃうという状況がないようにやるんなら、いろんな注意をして、しっかりとできるということがあったときにはやってくださいと。だけどそうじゃない場合はやらないでくださいっていうのがクリアなメッセージ」だと言っているわけですから、主催クラブ/ショーコミッティーはこの「クリアなメッセージ」に応える義務を負うことになるでしょう。

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【注目ニュース】

◆日本国内で確認された感染者数が20日、クルーズ船乗船者を除いて1000人人を超え、1015人になりました。

◆米政府は20日、感染拡大を受け、全世界で通常のビザ(査証)発給業務を一時停止すると発表しました。既に日本を含む多くの国で発給を停止していましたが、対象範囲を拡大しました。ただし観光など短期滞在のビザ免除制度は従来通り運用されるとのこと。

◆米ニューヨーク州とニュージャージー州など周辺の4つの州は感染拡大を食い止めるため、22日夕刻から原則すべての企業(薬と食品除く)に対して全従業員を在宅勤務にするよう命じました。

◆米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターが世界保健機関(WHO)や各国政府の発表をもとに集計したデータによると、日本時間20日午後7時現在で死者は1万人を超え、感染者数も約160カ国・地域に広がり計24万人を超えました。

◆英政府は20日、感染拡大を受け、国内の飲食店や劇場、映画館、スポーツジムなどの一時閉鎖を命じました。事実上の外出禁止令となります。

◆台湾は21日から渡航中止勧告の対象を全ての国・地域に拡大し、出境を実質的に禁止します。

◆米カリフォルニア州知事は19日、感染拡大を受けて外出禁止命令を出しました。同日夕から州全域に適用するという米国内でも厳しい措置を講じます。食料品などの必需品や必要不可欠な業務で外出することは認められるとのこと。

◆ルーマニアは19日、新型コロナに関する規則に従わず、さらにそれが原因で死者が出た場合、最長15年の禁錮刑を科すとする政令を公布し、即日施行しました。

◆スペイン政府は19日、感染拡大を受け、全国のホテルに休業を命じたとのことです。

2020年3月20日 (金)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える⑤

【TICAの日本のショーに関して】

◆5月10日(日)の東京で開催予定のショーが中止になりました。

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【専門家会議「見解」のポイント】

◆政府の専門家会議は19日夜、新たな「見解」を示しました。

猫界にとって重要なポイントは以下のとおりです。

★「全国的な大規模イベント等については、主催者がリスクを判断して慎重な対応が求められる」としています。

クラブ代表やショーコミッティーメンバーは下記「分析・提言」の16~17頁「(9)大規模イベント等の取扱いについて」を良くお読み頂ければ幸いです。(※あくまで「全国的な大規模イベント等」ですが、キャットショーも参考にすべきと考えます)

「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年3 月19 日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf


★その他の重要なポイントは以下のとおりです。

①地域ごとに感染の状況を見極め、感染状況が拡大傾向にある地域では、一律の自粛などの必要性も適切に検討する必要がある。

②感染状況が収束に向かい始めている地域などでは、感染拡大のリスクの低い活動から徐々に解除することを検討する。

③感染が確認されていない地域では、リスク回避の対策を講じたうえで、学校での活動やスポーツ観戦などリスクを判断したうえで、感染拡大のリスクの低い活動から実施する。

④全国的な大規模イベントなどの開催については、引き続き主催者がリスクを判断し、慎重な対応が求められる。

⑤北海道での「緊急事態宣言」に関しては、新規感染者の減少から、大規模イベント自粛や一斉休校などの取り組みは「効果があった」が、「明確に収束に向かっていない」とみている。

上記の「見解」を踏まえると、今後、ショーの再開は地域ごとの感染状況を見極めてということになり、Asia East Region Directorの判断能力が極めて厳しく問われていくと言えるでしょう。

また、TICA本部がAsia East Regionのショーとして判断するか、日本のショーとして判断するか、あるいは今回の専門家会議の「見解」を踏まえ、日本の地域ごとの感染状況を踏まえてショーライセンスを発行するか、柔軟で機動的な対応が求められることになります。

日本の状況はAsia East Region Directorが一番よく知っているわけですから、Asia East Region Directorが他のBoard Memberにどのように報告・説明するかにも左右されます。

こうした時こそ、Asia East Region Directorのプレゼン能力や説得能力が問われると言えるでしょう。

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【加藤厚労相の会見のポイント】

政府の専門家会議が終了し、加藤厚労相は、感染リスクの高い場所での活動の自粛などを引き続き求めてく方針を明らかにしました。

「①換気の悪い密閉空間、②多数集まる密集場所、③間近で会話が発生する密接場面が同時に重なった場をできる限り避けて頂くこと」とし、今後も国民に対し、感染のリスクを高める換気の悪い密閉空間など、3条件を満たす場所での活動の自粛などを求めていく考えを明らかにしました。

この方針に従えば、ショー会場はこの3条件を満たすわけです。

感染が確認されていない地域でショーを開催するにしても、この3条件を満たさないような工夫が欠かせないと言えます。

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【注目ニュース】

◆大阪府知事と大阪市長は19日、兵庫県と大阪府の間の不要不急の往来を明日からなるべく自粛するよう呼びかけました。国から呼びかけるよう通知があったとのことです。

◆米国務省は19日、感染拡大を受け、全世界の警戒を最高の「レベル4」に引き上げ、米国民に全ての渡航中止と帰国などを勧告しました。

◆米疾病対策センター(CDC)は19日、18日夕時点の感染者が前日から3404人増え1万491人、死者も同53人増え、150人になったと発表しました。

◆オーストラリアは19日、非居住者と非豪市民の入国禁止を明日(20日)午後9時から開始すると発表しました。

◆豪航空最大手カンタス航空18日、全国際便の運航を停止し、従業員約2万人を一時帰休とすると発表しました。

◆インド政府は19日、感染拡大を防ぐため、22~29日は国際線旅客機の着陸を認めないと発表しました。

◆イタリアでは19日、新型コロナウイルスの感染による死者が3405人になり、中国を抜いて世界最多となりました。

2020年3月19日 (木)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える④

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は18日の会見で、「あなたが感染しないと思い込まないでください。感染すると思って準備してください」と呼びかけました。

この「警鐘」は日本、特に日本の猫界において重要であり、しっかり心に刻み込む必要があるでしょう。

自分自身や家族を守るだけでなく、自分たちの猫を守る(隔離されたら世話ができなくなります)ためにも、万全の準備を整えて頂ければと思います。

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TICAのShow Calendarを見ると、5月上旬には3つのショーがあり、そのうち英国と米ニューメキシコ州のショーは既に「中止」になっています。

残るひとつのショーは日本の静岡で開催されますが、今のところ開催予定のままになっています。

5月中旬になると、米国で2つ、アルゼンチンで1つのショーが入っていますが、米カンザスシティのショーは「中止」です。(※Asia East Regionサイトには日本で10日に予定が入っていますが、TICA本部のShow Calendarには載っていません)

5月下旬(2週末分)は、8つのショーの予定がありますが、その半分の4つのショーは「中止」で、Asia East Regionでは韓国のショーが開催予定のままとなっています。

TICAは、4月末までのショーを中止にしましたが、何を「判断基準」にそのような措置を取ったのか、今のところ明らかにしていません。

TICA Board MemebrであるAsia East Region Directorも同様に、今なお「判断基準」を公表していません。

つまり、クラブ側も出陳者側も、5月以降のショーについて、状況がどうなっていれば開催され、どういう状況が続くと(あるいはどういう状態に今後さらに陥ると)中止になるのか、全く判断が付かないということになります。

5月2~3日の静岡のショーについては、「開催の決定権はペット博にあり 現在は開催予定で準備しています」と言うメンバーもいるようですが、あたかも責任を「ペット博」側に押し付けるような表現であり、極めて疑問と思わざるを得ません。

TICAのショーとして開催し、TICA本部のライセンスの発行を受けて開催する以上、TICAのショーであり、TICA本部のShow Calendarにも掲載されている以上、万が一のことが起きた場合、TICAの評判と信用に傷が付くわけです。

このメンバーは、TICAのライセンスが発行されなくても、「ペット博」側が開催を決定すればショーを開催するとでも言うのでしょうか。

TICA本部のShow CalendarとAsia East Regionの公式サイトで掲載している以上、TICAのルールに則って開催すべきであり、掲載もルールの趣旨を踏まえて記載すべきであって、Asia East Region DirectorもTICAの信用と評価を貶めかねないコメントを許してはならないはずです

TICAのショーの開催の決定権は「ペット博」にはありません。

TICAのショーの開催の決定権はTICAにあるのであって、TICAが中止の判断をしたならば、「ペット博」はTICAのショーではない別のキャットショーを開けばいいだけです。

「ペット博」側が新型コロナの感染状況を軽視したり過小評価して無理に開催を強行し、そこで「クラスター」が発生し、Judge/出陳者/見学者から感染者が出たら、TICAのショーも「クラスター」の発生源とされかねないリスクを負いかねません。

開催の決定権はペット博にあり 現在は開催予定で準備しています」という言い方(記載の仕方)は、あたかもペット博が「開催の決定」をしたならば、TICAとその傘下クラブはそれに従わねばならないかのような大きな誤解を与えかねず、TICAにとって極めて由々しき重大な問題でしょう。

敢えてこうした表現で掲載したいのなら、自分のクラブのHPですべきであって、TICA Asia East Region公式サイトですべきではありません。

TICAの「看板」を掲げたショーであるなら、たとえ「ペット博」側が開催を迫っても、TICAとして(あるいはTICA Asia East Region)として毅然として断る英断も必要でしょう

TICA Asia East Region DirectorはそれがTICAの出陳者を守り、TICAのJudgeを守り、TICAのクラークを守り、TICAの「看板」を守ることになるということを自覚しなければなりません。

Asia East Region Directorは、自らが管理するTICAのRegionの公式サイトにおいて、デマまがいの記載を放置してはなりませんし、そもそも掲載に当たってはデマや誤導しかねない記載がないかどうか厳重にチェックした上で、正しい情報を正確に掲載すべきです

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【注目ニュース】

◆新型コロナウイルスの世界の感染者数が20万人以上に達したことが、AFPがまとめた統計で18日、明らかになりました。

◆安倍首相は18日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、欧州など38カ国からの入国者に対し、自宅などで14日間待機するよう要請すると表明しました。発行済みの査証の効力も停止します。

◆北海道の鈴木直道知事は18日の対策会議で、感染拡大防止のため打ち出していた「緊急事態宣言」を19日で終了すると発表しました。ただ、外出自粛については、20日からの3連休も継続するとのことです。

◆トランプ大統領は18日、カナダとの国境を一時、閉鎖すると、ツイッターに投稿しました。対象は急を要さない通行に限り、貿易には影響しないと説明しています。

◆英政府は18日、感染拡大抑制のために、20日から英全土で学校を閉鎖すると発表しました。再開時期は決まっていないそうです。

◆EU加盟各国首脳は17日、ビデオ会議を開き、EU域外からの入域を30日間禁止することで合意しました。アイルランドを除くEU加盟26カ国とアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスへの外国人の入国を禁止します。イギリス国民は制限の対象にはならないとのこと。

2020年3月18日 (水)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える③

TICA本部サイトもAsia East Region公式サイトも全く〝音なし〟ですが、新型コロナウイルスの影響は5月から始まる新年度のシーズンにも及びそうな雰囲気です

特に米欧諸国では感染者・死者数とも急増しているなかにあって、どこでピークを迎えるか、そしてどの辺りで収束(あるいは終息)を迎えるかは全く見通せないかと思います。

一方、中国はと言うと、本当にそうかどうかは分かりませんが、「終息した」との見方も出ているようです。

そうなってくると、TICAのBoardとして考えておかねばならないのは、来年度のAward Rankingや「IW」の扱いです

国・地域で状況が全く異なるわけですから、仮に米国ではショーを開催できない期間が長引く一方で、欧州の一部の国では早く終息し、どんどんショーが開けるようになってくると、「IW」のRankingは一部の欧州の猫が独占することも考えられます。

日本で早く終息してショーが開けるようになり、米欧ではショーが開けない時期が長引くようなことになれば、日本の猫が「IW」を独占するといったことも全くないとは言い切れません。

入国制限・出国制限の動きが世界的に広がるなか、国・地域の移動もままなりませんから、移動制限がない(あるいは移動制限が緩やかな)国・地域のJudgeは多く審査し、その一方で国籍によっては長期にわたり審査できないJudgeが出てくる可能性もあります。

世界各地のショーが一斉に中止になり、一斉に再開になるなら問題ありませんが、現状を見る限り、感染拡大とその対応策、終息時期は国・地域によって大きく異なると考えざるを得ません。

今回のように年度の終わりになって発生したのであれば、それまでのPointとRankingによって決定し、表彰するという手もありますが、年度初めから影響が出て来るとなると、あとでゴタゴタしないように初めからしっかりとルールを作っておくに越したことはありません。

TICAにおいては、早い段階から(今のうちから)新年度のAward Rankingや「IW」の扱い(どういう場合にどういう対応を取るのか)を考えておくべであると提言しておきます。

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◆DPA通信などによると、世界保健機関(WHO)報道官は17日、新型コロナウイルス感染の疑いがある場合、医師の助言なしに抗炎症薬「イブプロフェン」を服用しないよう注意を促しました。抗炎症作用の少ない「アセトアミノフェン」の服用が望ましいとしています。

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【注目ニュース】

◆米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は17日、南部ウェストバージニア州で初めての感染者が確認されたと報じました。これにより全米50州と首都ワシントンで感染者が出たことになります。米国内の感染者は5587人、死者は101人になっています。

◆オーストラリア政府は18日、感染拡大を受けて海外渡航を全面的に禁止すると勧告しました。海外渡航の危険水準を、全世界を対象に最高水準の「レベル4」に引き上げ、モリソン首相は18日の記者会見で「海外に行ってはいけない」と強調したとのこと。

◆茨城県内の初めて感染者が17日確認され、これにより関東全都県で感染が確認されたことになりました。

◆17日、東京都で新たに12人の感染者が確認され、都内での感染者数は100人を超えたとのこと。(ANNニュース)

◆カナダのジャスティン・トルドー首相は感染拡大に伴い、18日から米国以外の外国人の入国を禁止すると発表しました。

◆マレーシアは18日から31日まで、同国民の出国と外国人の入国を全面的に禁止しました。

◆インドは4月15日まで、全ての外国人の入国を禁止しました。

2020年3月17日 (火)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える②

◆トランプ米大統領は16日、感染拡大防止に向けた指針を強化し、10人以上の集会や不要不急の旅行、レストランやバーでの飲食を避けるよう促しました。新指針は今後、15日間適用されるとのことです。

また、新型コロナの米国での最悪期が7月もしくは8月、さらにそれよりも遅い時期になる可能性があるとの見方を示しました。

トランプ大統領の見通しが正しければ、TICAの米国でのショーは今夏まで「中止」になることが予想され、最悪期が秋にずれ込めば、秋のショーにも「中止」の波が及ぶかもしれません。

最悪期を脱したとしても、すぐに平常に戻るとも思われないので、最悪期が仮に7~8月であったとしても、9月、10月のショーが通常通りにできるとは限らないことも念頭に置いておいた方がいいでしょう。

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日本時間14日深夜にTICAの緊急Board Meetingが開かれたとは言うものの、TICA会長のメッセージがメールで送られてきただけで、TICA本部のHP見ても、議事録はアップされておらず、Asia East Regionサイトを見ても、TICA会長の英文が転載され、翻訳が載っているだけです。

補則説明も解説もなく、あたかも伝言役に徹しているかのようですが、自身もBoard Memberのひとりであり、緊急Borad Meetingに参加していたのであれば、その様子も含め、Asia East Region メンバーに伝えることは山ほどあるのではないでしょうか。

他のBoard Memberの主張や発言を公表するのが問題になりそうなら、せめてAsia East Regionの置かれた現状や問題点について、Asia East Region Director自身が何をどのように話し、何を主張したのかぐらい、メンバーに伝えてもいいのではないでしょうか

もしかすると、断続的に多くの議論はしていても、具体的な対応策は後手後手に回り、発表できる内容はTICA会長のメッセージに書いてあったことぐらいだったのかもしれません。

SNS上では、欧米のTICAのショーで感染者が参加していたとの情報も流れており、本来であればTICA本部が早い段階から情報収集し、必要な情報を各Region Directorを通じて注意喚起すべきだったはずですが、全くできていないようです。

多くの日本のTICAメンバーは「所詮、趣味の世界のこと」であり、「趣味の団体なのだから仕方ないでしょう」と始めから諦めているのかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

私はそうは思いません。

会費を払って会員になり、出陳料を払ってショーに参加している以上、メンバーとして、出陳者としての「知る権利」は最大限尊重されるべきであり、TICA本部及びBoard MemberでもあるAsia East Region Directorは、メンバー/出陳者が知るべき情報をタイムリーにしっかり提供しなければならないでしょう。

TICA本部もBoardもRegion Directorも、「知る権利」に応える、「知る権利」を守るということが大原則であるという意識が欠けているように映ります。

少なくとも、今回は世界のメンバー/出陳者から極めて高い関心が寄せられている以上、緊急のBoard Meetingで何を決め、何を決められなかったのか、そして何を議論したのかについては、緊急性をもって迅速に情報開示すべきでしょう。

TICA本部もBoardもAsia East Region Directorも、もっと真剣にリスク管理/リスク対応/リスクコミュニケーション(対話)について考え、責務を果たしてほしいと思います。

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◆世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は16日の会見で以下のように発言したとのことです。

 「目隠ししながら火を消すことはできない。誰が感染しているのかわからずに、このパンデミックを止めることはできない。すべての国に簡単なメッセージを伝えたい

検査に次ぐ検査を。疑わしいケースはすべて検査してほしい

我々はすべての国、すべての個人に対し、感染拡大を止めるためにできる、あらゆることをするよう要請している

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【注目ニュース】

◆米国立衛生研究所(NIH)は16日、ワクチン候補を評価する初のヒト臨床試験をシアトルで始めたと発表しました。18~55歳の健康な成人ボランティアが約6週間参加するとしています。

◆外務省は16日、感染拡大を受けて同日午前6時時点で日本からの入国や入域を制限している国・地域が56に、日本からの入国や入域後に行動制限措置を取っている国・地域が84にそれぞれなったと公表しました。

◆香港の行政長官は17日、香港市民に対し、中国本土と台湾以外への渡航自粛を要請したそうです。

◆米国ロサンゼルス市長は15日、市内レストランなどに一時、店を閉じるよう命じると発表しました。対象はレストランやバー、映画館など。16日午前0時に適用され、期間は少なくとも今月末までとしています。

◆米カリフォルニア州のサンフランシスコベイエリア周辺の自治体は16日、不要不急な外出を4月7日まで自粛するよう勧告しました。17日午前0時から実施され、サンフランシスコやサンタクララなどの6郡の約670万人の市民が対象になるそうです。

◆フランスのマクロン大統領は16日、テレビ演説し、感染拡大抑制のため、17日正午(日本時間同午後8時)から少なくとも15日間、フランス全土で人々の外出を制限すると表明しました。

◆ロシアは3月18日~5月1日まで、外国人の入国を禁止すると発表しました。

◆フィリピンのパネロ大統領報道官は16日、感染拡大防止のため、首都マニラのあるルソン島の全住民に外出制限を行う考えを示したとのこと。同島の人口は5000万人以上います。

2020年3月16日 (月)

TICA、リスク管理/対応/対話のあり方を考える①

◆米疾病対策センター(CDC)は15日、今後8週間、50人以上が集まるイベントの中止か延期を勧告しました。

TICAのショー中止の決定はこれに沿ったものかもしれませんが、「今後8週間」には5月初旬が含まれる可能性もあり、そうなれば新シーズンの出だしのショーも影響を受けるおそれがあるかもしれません。

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TICAのBoardは一昨日、緊急Meetingを開催し、新型コロナウイルスの感染拡大に対応した緊急対応策を決めました。

しかし、真っ先に疑問に感じたのは、中止にするのが今シーズン終わりの4月30日までのショーであったことです。

なぜなら、それより前に対応策を明らかにしたCFAは5月31日までのショーを中止にしたからです。

TICA会長のメッセージには、「なぜ4月30日までとしたのか」についての説明はなく、Asia East Region Directorからも、今のところそれを補足するような追加の詳しい説明はありません。

Boardでは色々議論したようですから、CFAがショー中止の期間を5月31日までとしていることも念頭に置いた上で、TICAとしていつまでのショーを対象に中止とするかについて、話し合ったはずです。

少なくとも、TICAのBoardは世界各国・地域のクラブや出陳者に対して、「なぜ4月30日までとしたのか」、その理由と根拠を示すべきであると思います。

単に「年度末だから…」とか、「区切りがいいから…」という理由では根拠として薄いでしょう。

中止対象を4月30日までとしたのは、新年度のショーについては中止しないということの表明でもあるのでしょうか。

それとも、しばらくするとまた、新年度のどこかまでか期間を区切って中止にするとのメッセージを出すのでしょうか。

Asia East Region DirectorもBoard Memberの一員なのですから、5月1日以降の取り扱いについて、現時点での考えや方針、議論の内容を明らかにすべきでしょう。

透明性のある組織運営とは、こうしたひとつひとつの説明責任の積み重ねの上に成り立つことを自覚してほしいと思います。

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【注目ニュース】

◆厚生労働省は16日までに感染者集団「クラスター」が北海道、愛知県、大阪府など10都道府県の15カ所で発生したと明らかにしました。「クラスター」発生の場所としては「スポーツジム」「卓球スクール」「ライブバー」「ライブハウス」「屋形船」などとなっています。

◆日本時間16日午前時点で、世界の感染者数が中国の感染者数を上回ったとのことです。

◆オーストラリアの首都特別地域とビクトリア州は16日、感染拡大抑制に向け「非常事態」を宣言しました。

◆米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の日本時間15日未明の集計によると、感染者数は15万5000人以上で、既に回復した人が7万2000人以上おり、これを引いた約8万人が治療や隔離が必要な感染者数とみられるとしています。世界の死者は5800人を超えているとのこと。

◆シンガポール政府は15日、日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国、英国、スイスに14日以内に滞在歴がある入国者に対し、入国後14日間、外出を禁止する措置を取ると発表しました。16日深夜から実施します。違反した場合、最大1万シンガポールドル(約76万円)の罰金か最大6月の禁錮刑、もしくは両方が科される可能性があるとのこと。

◆ドイツメディアは15日、同国当局が16日朝(日本時間同午後)から感染拡大防止のため、フランス、オーストリア、スイス各国との国境を封鎖すると報じたそうです。貨物輸送や国境を越えて通勤する市民らは対象外とのこと。

◆オーストラリアのモリソン首相は15日、16日午前0時から入国者全員に14日間の自主隔離を義務付けると発表しました。外国の港からのクルーズ船の寄港も30日間禁止するそうです。

◆スペインのサンチェス首相は「非常事態」を宣言し、16日からスペイン全土で原則として外出を禁止すると発表しました。

◆フランス政府は、生活必需品を扱う店以外のカフェやレストラン、劇場などを日本時間15日午前8時以降、全て閉鎖しているとのことです。

2020年3月15日 (日)

【重要】TICA、今シーズン残りの全ショーを中止!!

TICA会長が本日、新たな緊急メッセージをメール配信しましたのでお伝えします。
 
【翻訳は以下の通りです】※カッコ内や文字の色付け/強調等は私が施しました。

TICAのボード(理事会)は緊急ミーティングを終え、以下の行動を取るため投票しました。

TICAは、2020年3月16日~4月30日までのショーについて、新たなショーライセンスを発行せず、既にショーライセンスを発行している全てのショーをキャンセルすることとし、(この決議の直後から)直ちに適用します

TICAは、それぞれのリジョンのディレクターが(今回の新型コロナウイルスに関して様々な)影響を受ける各クラブと個人的に連携しながら、クラブへの財政的影響を判断し、軽減することにします。

みなさんにおいては、どうかこの決定が多くの議論と討議なしでは成し得なかったことを知って頂くとともに、TICAのボード(理解会)もそれらの決定が多くの議論と討議を引き起こすであろうことを理解していることを分かって頂きたいと思います。

人生における個人個人の経験を振り返るとき、ファミリーの一員であることは、おそらく最大の喜びをもたらし、同時に最大のストレスと苦痛をもたらしたことを見い出して頂けるかと思います。
 
ファミリー(家族)にとっての課題は、困難な時期をともに歩み、さらに強くなっていくことにあります。
 
だからこそ、TICAのファミリーとして私たち(全員)は課題に立ち向かうのです。

私はこれを乗り越え、私たち自身の健康と趣味の世界の両方を維持できると、個人的に確信しています!
 
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

ヴィッキー・フィッシャー
TICA会長
 
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昨日、今日の会長メッセージに関し、私は大きな落胆を覚えざるを得ません。
 
なぜなら、TICAの決定は私にとって、まるで他団体の後追いにしか映らないからです。
 
加えて、私やAsia East Regionの一部のメンバーが早い段階からこの問題に関し注意喚起をして、積極的な対応を求めてきたにも拘わらず、米国が「非常事態宣言」を出したとたんに、昨日今日の動きになったからです。
 
もし、今回の問題がアジアだけにとどまり、米欧に波及しないまま長期化してしまったら…と考えると(世界的規模で俯瞰して考えればそれはそれでとても良いことではあるわけですが)、なんとも恐ろしい限りです。

TICA会長はメッセージの中で、「多くの議論と討議なしでは成し得なかった」と書いていますが(確かにそうなのだとは思いますが…)、一方で組織のリスクコミュニケーションの観点から言えば、それまで何一つメンバーに語って来なかった、情報公開して来なかったことは大きな問題であると言わざるを得ません。
 
そしてその責任はBoard Memberの一員であり、「善管注意義務」と「相互監視義務」が課せられたRegion Directorも大きいと言えます。
 
TICAが真の意味で世界各地のメンバーとクラブに寄り添い、健全な組織として発展していくためには、「リスク管理」と「リスク対応力」「リスクコミュニケーション(対話)能力」を向上させなければならず、今後、ガバナンス改革やルール改正に全力で取り組まねばなりません。
 
まだまだ早急に解決しなければならない課題はあるとは思いますが、将来的な備えに対する対抜本的な対応も決して怠ってはならないことを全Board Memeberは胸に刻み、長期的な視点での取り組みにも真剣に取り組んでほしいと思います。
 
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【注目ニュース】

◆安倍晋三首相は14日、首相官邸で記者会見を開き、14日施行の改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について「現時点で緊急事態を宣言する状況ではないと判断している。ただし時々刻々と事態は変化しており、国民の命と健康を守るため、必要であれば法律上の措置を実行する考えだ」と述べました。

◆英保健当局は14日、国内の感染者数が計1140人、死者数が計21人になったと発表しました。また、英政府は早ければ次の週末から500人以上の集会を禁止する方針を固めたとのことです。

2020年3月14日 (土)

【重要】TICA会長メッセージ、新型コロナの感染拡大とその対応について

TICA会長がNEWS LETTERの特別版のような形で、メッセージをメール配信しました。

TICAメンバーでない方々も含め、幅広い出陳者、ブリーダーなどのみなさまにお読み頂ければと思います。

【翻訳は以下のとおり】※カッコ内や文字の色付け/強調等は私が施しました。

コロナウイルスが世界中の(新聞記事などの)見出しを圧倒しているので、みなさんも異常な時期であることに同意してくれると、私は確信しています。

私たちは、多くの私たちが決して経験したことのない、私たちの(趣味の世界の)「自由」が制約されるという事態に直面しています。

私たちが望んでいないことをしなければならない、私たちが直面したくないリスクに向き合わねばならない、そしてしたくない選択をしなければならないということに向かい合うのは困難なことです。

私たちは、私たちの趣味(の世界)、私たちのクラブ、私たちの友人、そして私たち自身を案じています。

私たちは、みなさんが航空会社や店舗、各種サービス提供会社から(新型コロナの感染拡大に対応する)連絡を受けていることを知っています。

私たちはみなさんに、私たちがTICAファミリーの全てのメンバーの健康と安全を何よりも大切にし、気にかけているということを知ってもらいたいです。

アジアのメンバーはこの数か月にわたり、リスクと不確実性に対処し続けてきており、私たちは(アジアのメンバーが)最初に犠牲や困難な決定をしたことを称賛します。

今やコロナウイルスの感染拡大がTICAの世界のほぼ全てに対して挑みかかっているということが分かります。

みなさんと同じように、私たちはニュースを注意深く追いかけ、ウイルスの影響を注視しています。

このウイルスに関連した次々と明らかになる新事実と、世界中の人々が共有している感染拡大の懸念に鑑みれば、できるだけ早く感染拡大を防ぎ、根絶するために、私たち全員が協力することが重要です。

多くのクラブがショーの中止を強いられるか、中止を選択せざるを得ず、その結果、一部のクラブには多大な財政負担がもたらされています。

ジャッジと出陳者は、自らが置かれた状況や懸念に応じて(その対応を)選択しました。

私たちは、クラブや(ジャッジ、出陳者ら)個人の決定が政府や保健当局を管理するガイドラインに沿い、メンバーや出陳者の安全を確保する限り、それらの決定を尊重し続けます。

TICAクラブでは、ショーがキャンセル(あるいは延期)された場合、ライセンス料とスコアリング料金が払い戻されるか、延期後のショーに充当することができます。

TICAスポンサー企業からの協賛金はクラブにそのまま残ります。

出陳者に対してTICAのボードは、「RW」の資格を得るために、子猫または成猫を(自分の所属する)リジョンで一度だけ出陳しなければならないとするStanding Rule(901.4.3.2)の効力を停止しました。

TICAのボードは、今年度のショーシーズンにおいてサスペンドとなっているスコアリング(ショーに出陳してPointを得ているが、TICAのルールの要件を満たしていないために正式なPointとみなされず、保留状態になっている)問題について引き続き議論し、明日、緊急のBoard Meetingを開く予定にしています。

TICAのボードは状況とその影響を引き続き注視し続け、猫の趣味の世界をできるだけ早くそれまでの〝足元に〟戻すために必要と思われる追加の措置を検討することにしています

みなさまのご理解と柔軟で協力的な対応をお願い致します。そして何よりもみなさんが安全で元気でいて頂きたいと思います。

(TICAの)ファミリーとして、私たちは一緒にこの問題に対処していきたいと思います。引き続きご支援をよろしくお願い致します。

ビッキー・フィッシャー
TICA会長

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上記のメッセージに関して、敢えて苦言を呈するなら、遅すぎるの一言に尽きるというのが、私の個人的な見解です。

もっと早い段階で、せめてアジアのメンバーに向けてメッセージや方針/指針を打ち出すべきであり、Asia East Region Directorはそれを強力に働きかける必要がありました。(※もしかするとしていたかもしれませんが…)

また、この会長メッセージを読む限り、Boardにおいては様々な議論や検討がなされ、一部はすでに決議されたことになっていますが、Asia East Regionでは全くタイムリーな情報公開がされておらず、メンバーの「知る権利」は蔑ろにされたままになっています。

個人的には、TICA会長だけでなく、TICAのBoard(あるいはBoard Member)としての見解やメッセージもタイムリーに発信すべきであり、Asia East Directorは今後さらに積極的な関与と議論を先導していく努力が求められていると考えます。


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【TICAの海外のショーに関して】

◆3月21~22日に米国カリフォルニア州で開催予定のショーは中止になりました。

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【注目ニュース】

◆トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルスの流行を受け、「国家非常事態」を宣言し、感染拡大の防止に向けて500億ドル(約5兆4000億円)の連邦資金を投入すると表明しました。

◆AFP通信は13日、新型コロナウイルス感染による世界の死者が5000人を超えたと伝えました。

◆外務省によると、13日時点の国別の1万人あたりの感染者数において、イタリア(2.5人)や韓国(1.54人)が発生国の中国(0.58人)よりも高いそうです。日本は0.05人となっています。

◆最近の研究成果によると、生きたコロナウイルスはエアロゾル化後、3時間まで生存することを突きとめたとのこと。銅(製物質)の表面では4時間、段ボール上では24時間、プラスチックやステンレス・スチールの上では2~3日間、ウイルスは生存していたそうです。

◆世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は13日、イタリアやスペイン、ドイツ、フランスなどでの新型コロナウイルスの感染者急増を念頭に「今や欧州が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の中心地だ」という認識を示しました。

◆中国の感染者約5万6000人を世界保健機関(WHO)と中国政府が調査した報告書の日本語版が公表され、80歳以上の感染者の死亡割合を示す致死率が21.9%であったということです。

2020年3月13日 (金)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える㉔

【他団体の動向について】

◆CFAは3月16日~5月31日のショーに関し、全て中止にするとのことです。(下記メッセージ参照)
As a valued family member of the cat fancy, your safety and well being are CFA’s top priority. With the continued news around coronavirus (COVID-19), beginning on Monday, March 16, all shows through May 31 will be cancelled.

It is not a decision that was taken lightly. Our team worked together to formulate the best options for exhibitors, spectators and judges, and the best option at this time was to cancel all remaining shows through May 31.


【TICAの海外のショーに関して】

◆3月13~15日に米国オハイオ州で開催予定のショーは州政府による大規模集会の禁止令により中止になりました。

◆3月20~22日に米国バージニア州で開催予定のショーが中止になりました。

◆3月21~22日にスペインとセルビアで開催予定のショーがそれぞれ中止になりました。

◆3月28~29日に米国ペンシルベニア州で開催予定のショーが中止になりました。

◆4月4~5日にオランダで開催予定のショーは、1頭に付き1人しかショー会場に入れない措置を取るそうです。

◆5月16~17日に米国カンザス州で開催予定のショーが中止になりました。

※5月のショーが中止になったのは注目すべき動きかと思います。

主催クラブによると、このまま状況を見守って中止ということになれば大きな損失が見込まれるが、現時点で中止の判断をすることで損失を最小限にできるとしています。

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ショーを中止するかどうかの「判断」に大きな影響があると思われる報道が2つありました。

1つは、10日の参院予算委員会での公聴会における2人の有識者の意見で、その1人である政府の専門家会議の尾身茂副座長が「国内での流行をいったん抑制できたとしても、しばらくはいつ再流行してもおかしくない状況が続く」との見通しを示したことです。

例えば3月下旬とか4月上旬の段階で「いったん抑制できた」かに見えたとしても、4月下旬になって再び流行する可能性も否定できないということになります。

別の有識者であるNPO法人医療ガバナンス研究所の上昌広理事長が「日本の感染者数が少ないのはPCR検査が十分に行われていないからだ」と述べたことも気がかりです。

日本の感染者数が実態を反映したものであるのかどうか、もう少し推移を見守り、慎重に判断しなければならないような気がします。

もう1つの報道は、11日のある新聞に掲載された識者コメントで、感染症に詳しい東京医科大の浜田篤郎教授が「ワクチンが実用化されるか、国民の多くが感染を経験して『集団免疫』がつくかするまで決着はつかない」と話しているということです。

私個人も、①ワクチンが開発される、②治療薬が開発される(あるいは治療法が確立される)--まで安心できないと考えています。(※「集団免疫」については、新型コロナウイルスに関して「集団免疫」が付くかどうか、現状において不明な点が多いと考えています)

もちろん、完全に抑制できれば問題ないわけですが、冒頭に紹介したように抑制できたかに見えても「しばらくはいつ再流行してもおかしくない状況が続く」ということであれば安心できません。

猫界(あるいはキャットショー)が「クラスター化」することだけは避けねばならず、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、実に判断を難しくしていると言わざるを得ません。

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【注目ニュース】

◆外務省は12日夜、米国西部ワシントン州への渡航に十分な注意を呼びかける「レベル1」の感染症危険情報を出しました。アメリカに対する情報の発出はこれが初めて。スペインやスイスの一部については、不要不急の渡航の自粛を求める「レベル2」に引き上げました。

◆トランプ米大統領は12日、感染拡大を受けて夏の東京五輪について「1年間延期すべきだ」との認識を示しました。

◆国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は12日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた東京五輪の開催中止・延期の判断について、「IOCは世界保健機関(WHO)の勧告に従う」と表明したとのこと。

◆イタリア保健省は12日、感染者が1万5000人を超え、死者が1016人に達したと明らかにしました。死者が1000人を超えたのは中国に続いて世界で2カ国目となります。

 また、イタリア政府は10日、全土で住民の移動制限を発動し、仕事や通院、食品の買い物など必要な場合は、申告に基づき移動が許可されますが、申告なしに外出すると禁錮や罰金が科される可能性があるそうです。

◆フィリピンのドゥテルテ大統領は12日演説し、首都マニラと国内の他の都市との出入りを禁止すると表明しました。期間は15日から4月14日までということです。

2020年3月12日 (木)

【速報】【重要】TICA緊急対応、「RW」の資格要件を一時的に緩和も

TICA会長が6日、「RW」の資格要件にかかわる一部の規定を今シーズンに限って適用しないとの提案をBoardにしたとのことです。

現在のStanding Rule 901.4.3.2は、下記のように、少なくとも1回は自らのRegionに出陳しなければ「RW」の称号を得る資格はないと規定していますが、これを今シーズンに限っては適用しないというものです。

901.4.3.2 In order for a cat/kitten to be eligible for a regional award, it must be shown at least once in that region. An exception will be made in the case of kittens and household pet kittens in that a show as an adult will fill the requirement that they be shown one time in the region.

今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急措置となります。

Boardとしての対応や決議見通しに関する情報は流れていませんが、Asia East Region Directorにおいては重要な提案がTICA会長からあったわけですから、迅速に情報開示をしてメンバーの「知る権利」に応えるとともに、Directorとしての説明責任をしっかり果たしてほしいと思います。

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える㉓

※TICA Show Calendarは世界のメンバーにとって各国・地域の動きを知る上でとても重要な情報です。

Showを「中止」にした場合はすぐに「cancelled」と変更することが求められています!

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【重要】WHO事務局長、「パンデミック」表明

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルスの感染拡大について、「世界的な大流行を意味する「パンデミック(世界的大流行)と呼べる状態だ」との認識を示しました。

「パンデミック」宣言は新型インフルエンザ以来、11年ぶりになります。

ここで注目したいのは、WHOの基準では、インフルエンザ以外の感染症で「パンデミック」を宣言する手順がない点です。

今回はテドロス事務局長が世界規模の感染の拡大を受け、例外的に表明したことになり、新型コロナウイルスによる感染拡大が異例の事態であることがうかがえます。

ですから、今回の「パンデミック」表明は、正式に言えば宣言ではなく、表明ということになり、あくまで「世界的に大流行している状態」で、「パンデミック」に相当するということを表現するものです。

国際機関による何らかの強制的な措置が講じられたり、各国政府に強制的に何かを義務付けたりするものでもありません。

しかし、WHO事務局長が「感染の広がりと重大さを深く懸念している」と指摘した上で「パンデミック」を表明したことを、趣味の団体も重く受け止めねばならないでしょう。

趣味の団体・組織であるからと言って、WHO事務局長の指摘や表明を軽視していいわけでも過小評価していいわけでもありません。

今回の「パンデミック」表明は、TICAのショーを中止するかどうかの重要な「判断基準」のひとつになるかと思います。

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【TICAの海外のショーに関して】

◆3月21~22日にオーストリアで開催予定のショーが中止になりました。

◆3月28~29日にポーランドで開催予定のショーが中止になりました。

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【注目ニュース】

◆米、英国を除く欧州からの入国を13日から30日間停止へ

◆新型コロナの感染は110カ国・地域以上に拡大し、累計の感染者数は12万人超、死者は4600人以上に上っているとのこと

◆WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏は「(欧州やアフリカなど)他の国もイタリアのような状況になるとはっきり言える」と警鐘を鳴らしています。

◆東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)は11日、15日までとしていた休園期間を延長すると発表しました。再開は4月上順を予定しているとのことです。

◆米ワシントン州のインズリー知事は11日、感染の急拡大を避けるため、シアトル地域における250人以上の集会・イベントの禁止を発表しました。

◆米ニューヨーク州のクオモ知事は10日、感染者が急増しているニューヨーク市郊外ウエストチェスター郡ニューロシェルのウイルス拡散を食い止めるため、半径約1.6kmの「封じ込め地域」を設け、大勢が集まる施設を閉鎖すると発表しました。期間は12~25日ということです。

2020年3月11日 (水)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える㉒

【TICAの日本のショーに関して】

◆4月18~19日の東京で開催予定のショーが中止になりました。

【TICAの海外のショーに関して】

◆3月21~22日にルーマニアで開催予定のショーが中止になりました。

◆4月18~19日にチェコで開催予定のショーが中止になりました。

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新型コロナウイルスへの対応は各国で大きく異なり、これが各国・地域のTICAメンバーの危機意識の違いにも微妙な影響を与えているような気がしています。

欧州では、下記のような対応策が取られており、その是非はともかく、日本と比べて明確であると言えるのではないでしょうか。

ルーマニアは8日、9日12:00から23日までの間,イタリアとの間の全ての航空機の離発着を一時的に停止すると発表しました中国、イタリア、韓国、イランからの渡航者(移動手段を問わず)について航空会社は搭乗を拒否すること。(仮に搭乗させた結果)入国申請がある場合には検査隔離又は自宅隔離の対象になるとしています。

また、屋内外を問わず1000人以上が集まる集会を禁止する、それに達しない人数の集会も現地の公衆健康局(Directorate for Public Health, DSP)の許可が必要である旨を発表しました。なお、学校に関しては1名でも感染者が出た場合は臨時休校するように指導しています。

オーストリアでは100人以上が集まる室内イベントは全てのジャンルにおいて中止を要請しており、500人以上の屋外イベントは中止になっているとのこと。(※オーストリア名物の「オペラ」
や「コンサート」などもキャンセルとのことです)

イタリアでは政令で「人と人との間隔を1mを空ける」と定められたため、店舗では店員が1m以上空けてレジに並ぶよう何度も客に呼びかけているとのこと。薬局や銀行は店内に入れる人数を制限し、外に数メートル間隔で客が並ぶ長い行列ができているそうです。

一方、日本では、政府の専門家会議(座長=脇田隆字・国立感染症研究所長)が9日開かれ、新たな見解をまとめましたが、「(現時点で国内では)爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえている」との認識を示すにとどまりました。

全国的なスポーツ・文化イベントの自粛要請、休校要請などの対策の効果について19日ごろに専門家会議としての判断と対応を公表するとしています。

新たな見解で私が気になったのは、長期的な見通しに関する次の3点です。

①世界的流行を完全に封じ込めることはできない。

②国内の流行を抑えられたしても海外から持ち込まれるなど、再流行してもおかしくない状況が続くことが見込まれる。

③インフルエンザのように暖かくなると消えるウイルスではない。数カ月から半年、または年を超えて(対策を)続ける必要がある。

この見通しに従えば、TICAとしても長期的な視点でガバナンスのあり方やルール改正に取り組む必要があると言えそうです

また、政府の専門家会議は、日常生活でクラスター発生のリスクが高くなるのは、(1)換気の悪い密閉空間(2)人が密集、(3)近距離での会話や発声--の3条件が同時に重なることだと改めて示したことも、忘れてはならないでしょう。

ショーを開催する場合、ショー会場において上記3条件が重ならないようにする対策は絶対条件と言えるかと思います

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【注目ニュース】

◆厚生労働省によると、感染が判明して入院・治療を受け、その後退院した人は10日時点で427人。うち、せきや発熱などの症状がないまま入院して退院した人は225人で、症状を訴えて治療を受け、その後に退院した人は202人だったとのことです。

◆イタリア保健省は10日、新型コロナウイルスの感染者が1万149人、死者は631人に上ったと発表しました。

◆トルコのコジャ保健相は11日の記者会見で、国内初となる感染が確認されたと明らかにしました。

◆中国や韓国など各国政府の発表によると、新型コロナウイルス感染による死者が10日、世界全体で4000人を超え、感染者数は11万3000人以上になったとのことです。

2020年3月10日 (火)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える㉑

【速報】安倍首相がイベント自粛、さらに10日間程度の延長を要請!!!

◆安倍首相は10日、全国的イベントの開催自粛に関し、さらに10日間程度の延長を要請しました。官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会合で表明したとのことです。

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ついに私が内心恐れていた報道が出始めました。

記事の見出しは、「さっぽろ雪まつりで感染拡大か 専門家『中止すべきだった』」--。

私が特に気になったのは記事の中の次の部分です。

『中止すべきだった』と、市など主催者の判断の甘さを指摘する専門家もいる

開催に踏み切った判断に疑問を呈した

ショーを中止せず開催し、何かあった場合、後になって「中止すべきだった」とか、「なぜ中止しなかったのか」と批判が噴出することはAsia East Regionのこれまでの組織風土から言って間違いありません。

「常識と倫理に反して行った」との非難が噴出し、そのクラブが集中攻撃に遭うことも間違いないでしょう。

たった一つのクラブが中止しなかったために、「日本が不名誉を被った」とか、もしその中止しなかったショーの成績でTICA Award Rankingが変動したなら「日本全体が不正をしたかのように思われる」というような心ない中傷も出るかもしれません。

そればかりではなく、クラブ代表やJudgeに対して「中止すべきであったかどうか」といった「意識調査」が行われ、「活動自粛」の提案が賛成多数で支持されることも考えられます。

ショーを中止すべきかどうかの「判断基準」には、現状の把握や分析だけではなく、将来起こり得るかもしれない理不尽極まりない事態も想定しておかねばなりません。

つまり、ショーを中止せずに開催して何か起きた際に、「中止すべきだった」という指摘や批判、「中止すべきではなかったのか」という疑問にしっかり応えられるかどうかも、クラブ/ショーコミッティーは検討しておかねばならないということになります。

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【注目ニュース】

◆政府は10日の閣議で、マスクを取得価格より高値で転売する行為を禁じるため、「国民生活安定緊急措置法」の政令改正を決定しました。15日に施行し、違反者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科されます。

◆政府はイベント自粛などの効果が見えてくる19日ごろまでの間、自粛を当面求める方針とのこと。今日にも自粛継続要請を表明する見通しです。

◆新型コロナウイルス感染症の政府専門家会議は9日、今後の国内感染について「当面、感染者の増加傾向が続くと予想され、警戒を緩めるわけにはいかない」とする見解をまとめました。

◆政府は10日午前の閣議で、新型コロナウイルス感染症を新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象とする改正案を決定しました。11日に衆院内閣委員会で審議入りし、13日の参院本会議で成立する見通しです。

◆世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日の記者会見で、新型コロナウイルスの流行がパンデミック(世界的流行)になる恐れが「非常に現実的になっている」と警告しました。

2020年3月 9日 (月)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑳

新型コロナウイルスの感染が世界的に広がってきました。

TICAに関して言えば、これまでどちらかというと「アジアの問題」とみられてきただけに、TICA本部と欧米のTICA Board Memeberが強い危機意識を持って、TICAのガバナンスやリスク管理について考えてもらえるようになってほしいところです。

TICA Board Memeberの間で、共通の危機意識が形成されていえば、リスク管理やリスク対応、リスクコミュニケーションに関する議論も進みやすいはずです。

Asia East Region Directorは今こそ、日本や韓国で起きている様々な混乱や苦悩の実態をBoardにリポートを提出し、ルール改正すべき点について議論を先導すべきでしょう。

Asia East Regionにとって最悪なのは、TICA会長や欧米のDirectorが欧米の事例だけに基づいてルール改正などを主導して、Asia East Regionの実態にそぐわない(あるいは改悪になるような)ルール改正が行われてしまうことです。

現在、Board Memberの間でどのような議論がされているのか知る由もありませんが、Asia East Region Directorは全ての意見や主張に目を通し、議論が誤った方向に行きそうであれば、迅速かつ的確にAsia East Regionとしての視点で主張してもらいたいと思います。

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【注目ニュース】

◆米主要メディアは8日、米国内の新型コロナウイルス感染者が500人を超えたと報じたそうです。ニューヨーク・タイムズ紙電子版によると、米首都ワシントンと34州で感染者が確認され、死者は計22人に上っているとのこと。

◆米国の首都ワシントンのバウザー市長は7日、50代の男性から陽性反応が出たと発表しました。疾病対策センター(CDC)で確認されれば、アメリカ首都で初めての感染者となるとのこと。

◆イタリア保健省は8日、新型コロナウイルスに感染した人が7375人に達し、死者は366人になったと発表しました。 AFP通信によると、1日の新たな感染者数は1492人で過去最高を記録したとのこと。

2020年3月 8日 (日)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑲

今回のような事態の場合、TICA Asia East Regionという趣味の団体(組織)として(あるいはその組織のトップとして)、「何をすべきか」「何ができるか」を「中間まとめ」的に考えてみると、次のようになるのではないかと思います。

まずは、ショーを中止/延期すべきか否かの「判断基準」となる「ガイドライン」の公表でしょう。

私が考える「ガイドラインの5原則」は以下のとおりです。

【ショーの中止/延期判断に関するガイドライン】(私案/試案)

①政府、自治体が「不要不急」の外出を控えるよう求めた場合には原則として中止/延期する。

 ※「不要不急」は文字通り、「重要ではなく、急ぐことでもないこと」であり、社会常識に従えば、趣味の世界の出来事も「不要不急」の範囲にに含まれるべきでしょう。また、政府、自治体が敢えて「不要不急」の外出を控えるよう求めるに当たっては、それなりの切迫した背景があることを理解すべきです。

②政府、自治体が「イベント中止/延期」の要請をし、その対象期間に入っている場合には原則として中止/延期する。

 ※イベントの種類、規模、態様、地域によって異なる場合もあり、ケース・バイ・ケースですが、一般論としては「ショー」もいわゆる一般的には「イベント」に含まれると考えるべきでしょう。

③中止/延期を決めた場合は速やかに公表するとともに、具体的な理由を示し、出陳者をはじめとする全ての関係者に対する説明責任を果たす。

 ※これは出陳者をはじめとする関係者の「理解を得る」「納得を得る」ということを意味します。

④中止/延期せず、開催する場合も、具体的な理由を示し、出陳者をはじめとする全ての関係者に対する説明責任を果たす。

 ※③の場合よりも重要となります。特に今回のような場合、いかに「安心・安全なショー」を開催できるかを説明する責任を負うと考えるべきでしょう。

⑤Judge、クラーク、クラブ員ら全ての関係者が参加/協力の辞退を気兼ねなく申し出ることができる雰囲気を醸成する。

 ※クラブ/ショーコミッティーは精神的な負担をできるだけ取り除く、あるいは軽減する努力が欠かせないと言えます。

当然、①と②には「緊急事態宣言」や「非常事態宣言」も含まれます。

また、メンバーの中には、仮にAsia East Region Direcorがこうした「ガイドライン」を公表しても、クラブやメンバーが従わないかもしれないと疑問を呈する人がいるかもしれません。

確かに、「ガイドライン」の公表とそれに従う義務については根拠となるルールの整備が必要ですが、それとは別に、私はRegion Direcorが従うべきであるとする合理的根拠を示せるかどうかにかかっていると思っています。

それはこの「ガイドライン」にも盛り込んでいる「理由を示し、説明責任を果たす」ことでもあります。

もちろん、Region Direcorがしなくても、それに先んじてTICA本部やTICA会長が「ガイドライン」を示せば、それに越したことはないわけですが、今回のように国・地域によって事情が大きく異なる場合は、Region Direcorの柔軟で機動的な判断と決断が問われると言わざるを得ません。

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【注目ニュース】

◆ニューヨーク州のクオモ知事は7日、感染者が州内で急増し、76人に達したとして、「非常事態宣言」を出しました。クオモ知事は記者会見で「深刻な状態だ」と述べています。

◆感染が確認されて入院している20代男性会社員が「ウイルス性髄膜炎」で重症となっていることが7日、分かりました。新型コロナによる髄膜炎が確認されたのは国内で初めてで、世界的にも珍しいということです。

◆中国メディアによると、中国武漢市は感染から回復し退院した患者に28日間の隔離措置を講じたのとのことです。

武漢市当局は治療を終えて退院した患者に14日間、ホテルなどでの隔離措置に加えてさらに14日間、自宅での隔離措置を講じます。

2020年3月 7日 (土)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑱

【アクトからのお知らせ】中止の「判断基準」について(第1弾)

アクトでは4月26日(日)にショーの開催を予定していますが、クラブとしての開催努力とは別に、下記の5つの事態が生じた際には中止することにしています。

ショー会場(中央区立産業会館)が休館措置となった場合
 (※代替会場の確保は事実上、不可能なためです)

日本及び欧米Judgeの方々の母国の検疫措置により、日本に入国できない、あるいは入国できても帰国できない場合  
 (※帰国できても強制的な隔離措置が取られる場合も含みます)

私やアクトクラブ員、ショーコミッティーの重要メンバーにおいて感染が確認された場合 
 (※感染が確認されなくても微熱や咳など風邪症状が確認された場合)

政府によるイベントの自粛要請が4月26日(日)まで延長された場合
 (※現状は3月15日までとなっています)

国内のキャットショーにおける「小規模な患者の集団(クラスター)」の発生が確認された場合 
 (※TICAに限るわけではありません)

※なお、この「判断基準」(第1弾)は3月6日時点のものであり、今後の状況の変化により変わる可能性があります。

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【注目ニュース】

◆茂木敏充外相は6日の記者会見で、中国と韓国で発給済みのビザ(査証)の効力を止める措置は3月末までだと説明したそうです。その後については「推移を見ながら判断する」と延長の可能性も示唆しました。

◆韓国外務省は6日夜、観光目的で日本から入国する際に適用している90日間のビザ(査証)免除措置を9日午前0時から停止すると発表しました。日本の韓国大使館などで発給されたビザの効力も停止されるとのこと。

◆米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、米国内の感染者数が少なくとも215人となったと報じました。

◆AFPがまとめた統計によると、世界の感染者数は92カ国・地域で10万人を超えたとのことです。

2020年3月 6日 (金)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑰

【速報】TICAの海外のショーに関して

◆3月14~15日にイタリア(フィレンツェ)で開催予定のショーが中止になりました。

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フィットネス業界団体の日本フィットネス産業協会(FIA)が3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、スポーツジムなどの施設営業のガイドラインを行政と連携して策定し、公開しました。

スポーツジムでの感染事例が報告されたり、安倍首相から「換気が悪く、密集した場所や不特定多数の人が接触する恐れの高い環境」として利用自粛の呼びかけがあったりしたための対応策ですが、猫界も大いに参考にしたいところです。

と言っても、私が参考にしたいのは具体的な中身についてではありません。

業界としての対応の仕方、あり方についてです。

TICAに置き換えてみれば、TICAキャットショーの「ガイドライン」を策定することが求められているのではないでしょうか。

★ショーを開催するか中止するか判断のガイドライン

★開催する場合のショー運営のガイドライン

★出陳者/見学者向けのガイドライン

いろいろと考えなければならないことが分かります。

FIAは単に「ガイドライン」をHPで公表するだけでなく、FIA会長による「フィットネス関連施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン
のご案内と実行のお願い」と題するメッセージも別に公表されていました。

TICAにおいても同様に2弾構えの情報発信が望まれるかと思います。

当然、TICA本部の動きが鈍ければ、TICA Asia East Region独自に取り組むべきです

特に、中国を除けば、日本と韓国は感染者数が多く、両国への渡航制限の動きも広がっています。

TICA Asia East Region Directorは主に日本と韓国を担当エリアとしているわけですから、韓国のクラブとも緊密に連携を取り、Region Directorとしてのメッセージの発信や「ガイドライン」づくりとその公表に全力を挙げるべきだと思います。

TICA Asia East Regionでは、「私的自治」を強調するメンバーもいますが、「出陳拒否」する時だけ「私的自治」を強調するのではなく、こうした緊急事態の時こそ「私的自治」に基づき、趣味の世界独自のリスク管理に動くべきでしょう。

歴代のディレクターがどうして一致団結してリスク対応に動かず、押し黙ったままなのか--。

それもまた、私には極めて異様に映ります。

↓↓↓FIAの「新型コロナウイルス対策に関する重要なお知らせ」↓↓↓
https://www.fia.or.jp/public/19525/

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【注目ニュース】

◆政府は、マスク転売原則禁止を政令として定め、10日にも閣議決定し、早ければ来週中に施行するとのことです。

◆政府は6日の閣議で、11日に予定していた政府主催の「東日本大震災追悼式」を中止することを決めました。

◆政府は5日夜、新型コロナウイルスの感染防止策として、中国と韓国からの入国者全員について、検疫法に基づき、医療施設などで停留するか、政府指定の施設で2週間隔離したうえで入国許可を出す方針を表明しました。中国と韓国に発行済みの査証(ビザ)は効力を停止し、観光客の来日自粛を要請するとしています。

◆政府は5日、4月上順に予定していた中国の習近平国家主席の国賓としての来日を当面延期すると正式に発表しました。

◆ニューヨーク時事によると、デブラシオ米ニューヨーク市長は5日、日本や中国、イラン、イタリア、韓国の5カ国から戻った市民に14日間自主的に隔離措置を取るよう要請したそうです。

ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ニューヨーク市内の感染者は3人で、市民2773人が現在自宅で隔離措置が取られているとのこと。

2020年3月 5日 (木)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑯

【速報】TICA Asia East Regionのショーに関して

◆3月28~29日に名古屋で開催予定のショーが中止になりました。

その理由としては、「1.出陳者及びスタッフの皆さんへの新型コロナウィルス感染の恐れがあるため」「2.海外ジャッジの、日本への及び日本からの渡航制限が行われる可能性があるため」とのことです。

◆4月4日(土)の東京(中央区立産業会館) でのショーも中止になりました。

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「このところ、あちこちの知事や政令市の市長をテレビでよく見かける。新型コロナウイルス禍をめぐり、トップ自らが記者会見に臨む姿だ」--。

昨日のある新聞の朝刊1面コラムが、こんな書き出しで始まっていました。

コラムは「首長としてそれぞれに存在感を示そうとしているに違いない。しかし、出てくる情報がもどかしい」と続きます。

しかし、存在感を示そうと公の場に積極的に出てくるだけマシというもの…。

猫界にあってはトップが自らの判断で明確な方針を打ち出すこともなければ、クラブやメンバーを安心させるしっかりしたメッセージを十分に出しているとは私には思えません。

趣味の団体・組織だから仕方ないのか、それとも趣味の組織・団体であっても工夫次第でできることは多いと考えるか、あるいは工夫しようにもできない限界があるのか…。

メンバーによって見方は様々かもしれませんが、私はTICAのトップはトップなりに、BoardはBoardなりに、そしてRegion DirectorはRegion Directorなりに、もっとたくさん出来ることがあるはずだと思っています。

イベントの中止や延期は各業界にわたって広がりを見せていますが、ここでしっかり押さえておきたいのは中止や延期に伴う損失が生じ、主催団体は多寡はあってもそれなりに負担しているということです。

つまり、各業界の主催者は参加者のためのみならず、国民のため、国全体のために中止や延期をして損失を被っているとも言えるのです。

そうだとすると、リスクを冒して開催することは単に自己責任にとどまらず、あらぬ非難や不評の的になるおそれもあるわけです。

「感染拡大防止は国民が一丸となって一斉にやらなければならないはずなのに、猫界だけは別なのか!」と言われかねないリスクもあることを私たちは考えなければなりません。

そして、そうした事態を想定することこそ、組織のトップの責務であり、未然に防止する策を講じることが団体の評価と評判、クラブ、メンバー/出陳者を守ることにつながることを認識しておかねばならないでしょう。

今回の件がどうなるか全く分かりませんが、終息(あるいは収束)したとしても、それで安堵してしまうのではなく、これを機に将来に備えてしっかりしたルール改正に取り組む必要があると私は思っています。

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【注目ニュース】

◆4月の習近平中国国家主席の国賓としての来日が延期となりました。

◆中国・武漢で治療にあたっている医療チームの医師が4日記者会見し、SARSとの違いについて、「新型コロナウイルスの方が致死率は低いが、感染力が強く、潜伏期間が長いうえ、熱や咳などの症状が出ないことがある」と治療の難しさを指摘したとのことです。

◆東京都は4日、お花見シーズンに都立上野恩賜公園(都立公園は82カ所)や隅田川の河川敷などで宴会することを自粛するよう求めると発表しました。

◆政府は「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正を目指しており、新型コロナウイルスを新たに書き込むことで最長2年間、「緊急事態宣言」を出すことが可能となり、外出の自粛要請や人が多く集まる施設の使用中止を指示できるようになります。

◆愛知県で3日、9人が相次いで新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。県内の感染者は41人で北海道に次いで多いことになります。名古屋市健康福祉局では「市中感染が段々広がりつつある状況」との見方をしているとのことです。

◆ロサンゼルス市を含む米カリフォルニア州ロサンゼルス郡は4日、感染者が計7人に上ったことを受けて公衆衛生上の「緊急事態」を宣言しました。また、カリフォルニア州では、サンフランシスコ市も緊急事態を宣言しています。

2020年3月 4日 (水)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑮

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本では政府による「緊急事態宣言」を可能にする早急な法整備(特別措置法=特措法)を安倍首相が与野党に呼びかけました。

なぜ「特措法」が必要なのかと言えば、緊急事態などに際して現行の法制度では十分に対応できないからに他なりません。

その点で言えば、TICAも同じです。

現在のルールでは対応できないからこそ、各クラブは中止するかどうか判断に悩むわけです。(※もしかすると、Region Directorもどのように方針を打ち出し、指示を出せばいいか悩んでいるかもしれません)

特に、今回のように全く先行きが見通せず、国際機関も政府も明確な方針を打ち出さない場合、はっきり言ってクラブが独自に判断を下すのは荷が重すぎます。

さらに今回のケースでは、危機意識の温度差が非常に大きく、日本のTICAメンバーの間でさえ、楽観的な人と悲観的な人の間では「天と地」ほどの差があります。

TICAの各Region、世界のTICAメンバーで考えれば、同じような危機意識を共有するのは極めて難しいと思えてしまいます。

だからこそ、緊急事態に対応したルールづくりが必要であり、Asia East Regionあるいは日本が率先してルールづくりを働きかけるべきであると考えます。

もしかしたら、すでにAsia East Region Directorが精力的に根回しして議論しているのかもしれませんが、アクトではこれに関連したいくつかの改正案をAnnual Board Meeting向けに提出しており(5月17~19日開催予定のSpring Board Meeting向けには間に合いませんでした)、今後も提案していくことにしています

少なくとも、クラブやメンバーがTICA本部やTICA Board、Region Directorに何かを求めても「ルールに書いてないからできない」とか、手をこまねいている間に時間だけが過ぎてしまうというようなことが起きないようにルールを改正し、緊急事態や非常事態に備えておくことが重要だと私は思っています。

それは小さな趣味の団体・組織だから「なおざり」にしていいものではありませんし、猫好きだからと言って「免責」されるものでもありません。

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【注目ニュース】

◆トランプ米大統領は3日、入国拒否対象の国について「日本を含めた複数の国に拡大することを検討している」と述べたとのこと。

◆政府は、11日に東京都内で開く政府主催の東日本大震災追悼式について、中止する方向で調整に入ったそうです。

◆国内での感染確認は、クルーズ船の乗客乗員とチャーター便の帰国者を合わせ計1000人となったそうです。

◆世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日の記者会見で、新型コロナウイルスの特徴について「季節性インフルエンザと比べて伝染力は高くない」との見解を明らかにした一方、重症化する患者はより多く、致死率は3.4%とインフルエンザより高いとも指摘したそうです。

◆各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、日本時間4日午前2時現在での世界の感染者数は77か国・地域で9万2722人に達し、うち3155人が死亡したとのころ。

中国以外で感染者の多い国は、上から順に韓国(感染5186人、死亡28人、新規感染851人)、イタリア(感染2502人、死亡79人、新規感染466人)、イラン(感染2336人、死亡77人、新規感染835人)、日本(感染268人、死亡12人、新規感染14人)。

◆世界保健機関(WHO)は2日、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の世界的流行が「未知の領域」に突入したと発表した。一方で、テドロス事務局長は、このウイルスは「独特」の特徴があるが、正しい措置を取れば封じ込められると話している。

◆韓国の中央防疫対策本部は3日、この日午前0時から午後4時までに新たに374人の感染が確認されたと発表しました。これにより韓国での感染者数は計5186人と、5000人を超えました。

◆インド入国管理局は3日、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を防ぐため、日本人に発行されたビザを無効にすると発表しました。入国する場合は再取得が必要となります。

2020年3月 3日 (火)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑭

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が「新型コロナウイルス感染症対策の見解」を発表しました。

私が猫界として注意した方がいいと思ったのは下記の7点です。

①「症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられる」(「この一両日で明らかになったこと」から)

②これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていません。(同)

③一方で、一定条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。(同)

④感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も約半数は回復しています。(同)

規模の大小に関わらず、風通しの悪い空間で人と人が至近距離で会話する場所やイベントにできるだけ行かないこと(例えば、ライブハウス、カラオケボックス、クラブ、立食パーティー、自宅での大人数での飲み会など)(「北海道の皆様ができること」から)

⑥症状が軽く、経済・社会活動が活発な人々を介して、感染が静かに拡大していることが、今回、明らかになってきました(「北海道の事業者の方へのお願い」から)

⑦10代、20代、30代の若者世代は重症化リスクは低いです。でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、 重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます(「全国の若者の皆さんへのお願い」から)

↓↓↓「新型コロナウイルス感染症対策の見解」全文↓↓↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00011.html

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【注目ニュース】

◆米国では2日時点で、新たに70代の男女を含む4人が死亡し、死者は6人(全員がワシントン州の患者)となったそうです。また、1日にはニューヨークで初の感染者が確認されています。

◆政府の専門家会議が2日会見し、北海道内の感染者は推計で940人に上るとの考えを示したそうです。
 同会議メンバーの1人は「(公表されている)道内感染者は77人だが、推計と10倍のひらきがあり、軽症で若年層に広がっているのでなければ整合性がつかない」と述べたとのこと

◆世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2日、感染拡大についてWHOは韓国、イタリア、イラン、日本の情勢を最も懸念していると述べたということです。

2020年3月 2日 (月)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑬

政府が「換気の悪く、人が密集するような空間に集まることを避けるよう国民に求めた」ことを受け、厚生労働省が1日、「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601720.pdf)を公表しました。

厚労省はこの中で、一人の感染者が複数に感染させた事例が報告された場所として、「スポーツジム、屋形船 、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなど」を挙げました。

猫界にとって関心事は、キャットショー(あるいはキャットショー会場)がこれらに当たるかどうかということになるでしょう。

同時に、厚労省は「国民の皆さまへのお願い」の中で、

イベントを開催する方々は、風通しの悪い空間や、人が至近距離で会話する環境は、感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合には、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してください」と求めています。

クラブ/ショーコミッティー、出陳者、Judge、クラークをはじめとする関係者全員は、その該当性と適用について正しく理解し、解釈することが必要になります。

一方、Asia East Region Directorは、日本において(当然、韓国の事情も調べる必要がありますが…)、クラブ/ショーコミッティー、出陳者、Judge、クラークがこうした極めて曖昧で漠然とした状況下に置かれ、それぞれがそれぞれの立場で難しい判断を迫られていることを的確に報告する必要があるでしょう。

それがRegion Directorの責務であり、こうした場合における「リスクコミュニケーション」であると私は考えています。

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【注目ニュース】

◆世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は28日の記者会見で「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と強調したとのことです。

WHOでは2月29日までに、新型コロナウイルスの感染予防に向けたマスクなどの適切な使い方の指針を公表し、せきやくしゃみといった症状がない人は予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はないとして、供給不足に拍車を掛けないためにも過度の使用を控えるよう呼び掛けています。

◆香港と中国本土の医療専門家が新型コロナウイルスによる肺炎患者約1000人を合同調査したところ、56%の患者に当初、発熱の症状がなかったことが分かったそうです。せきの症状は68%の患者に共通していると、香港メディアが1日報じました。

◆中国・広東省で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染したものの、症状が出なかった(発症しなかった)患者の鼻とのどから、発症者と同程度の量のウイルスが検出されたことが、2020年2月19日付New England Journal of Medicine誌のCorrespondence欄に報告されました。この結果は、感染しても症状がない、またはわずかな症状しかない人からも、新型コロナウイルスの感染が広がる可能性を示唆するものです。(日経Gooday)

◆新型コロナウイルスによる中国本土の死者は、新たに42人増え、世界全体の死者の数は3000人を超えたそうです。(2日ANNニュース)

◆中国の国家衛生健康委員会の1日のデータによると、中国本土の死者が2870人、累計7万9824人となりましたが、一方、これまでに退院した患者は4万人を超え、初めて累計感染者数の半数を上回ったとのこと。感染者の大半が治療を終えて退院したことになるようです。

2020年3月 1日 (日)

「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える⑫

【アクトからのお知らせ】
★アクトでは4月26日(日)に欧米からジャッジさんをお招きしてショー開催の準備を進めていますが、そのうち欧州からいらっしゃる1人のジャッジさんは上海経由で日本に来る便を既にキャンセルし、日本への直行便を新たに購入するかどうか、アクトと話し合わせて頂いているところです。

★米国からいらっしゃる1人のジャッジさんについては29日時点で、ショーが開催されれば訪日される意向であることを確認しています。(※もう1人の米国のジャッジさんは辞退されています)

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イベント主催者や当事者にとって、判断に迷う状況が依然として続いており、特に趣味の団体・組織では悩みは深刻です。

音楽業界では昨日、椎名林檎さんがボーカルを務める5人組ユニット「東京事変」が東京・東京国際フォーラムでライブを開催しました。

どのような根拠と理由でこうした状況下で中止(あるいは延期)しなかったのか、私は把握していませんが、報道では10代女子大学生の「感染のリスクもあったけど、解散から8年ぶりのこの日付に意味があった」というコメントや、20代女性会社員の「開催に踏み切ってくれた林檎さんやスタッフさんに感謝を言いたい。毎日コロナで憂鬱だったけど、元気になりました」との感想が掲載されていました。

一方、同じ音楽業界では、YOSHIKIさんが29日、自身のTwitterで「きのうBAND仲間達から今、無観客のイベントを開催して欲しいと言われたが、断りました」と明かしました。

「もし、この“2週間”の間に自分のコンサートがあったとしたら、無観客ライブでさえもやらないと思う」とも記し、その理由を「ファンの安全はもちろん、スタッフ及びメンバーの安全も大切だから」と説明したそうです。

私が強調したいのは、中止するにしてもしないにしても、①そのように判断した根拠をしっかり示すこと、②根拠が正当かつ合理的な理由に基づくかどうかを示すこと--が重要であるということです。

イベント主催者や当事者においては様々な事情や思惑が錯綜し、それぞれの立場においてもっともらしい主張をすることは可能です。

音楽業界では上記2つのケースを巡って意見や賛否が分かれているようですが、猫界においてはどちらに正当な理由と合理的根拠があるかという視点で考えて頂ければと思います。

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【注目ニュース】

◆北海道では、「さっぽろ雪まつり」(札幌市)が閉幕した後の13日から発症者が急増していたことが29日、分かったとのこと。道内各地のほか千葉、熊本両県でも雪まつりの観光客が発症しています。

◆大阪府は29日、高知県で新型コロナウイルスの感染が確認された看護師の30代女性が、15日に大阪市都島区のライブハウスで開催されたコンサートに参加していたと発表しました。コンサートには25日に札幌市で感染が確認された府内在住の40代男性と、27日に感染が判明した40代の男性会社員も参加していたそうです。

吉村洋文知事は29日の記者会見で「ライブハウスという閉ざされた空間で3人の感染者が生まれた。さらなる感染の拡大もあり得る」と指摘しています。

◆トランプ米大統領は29日記者会見し、米西部ワシントン州で新型コロナウイルスに感染した50代の女性が死亡したと明らかにしました。

◆米国は29日、韓国とイタリアの一部地域への渡航を中止するよう米国人に勧告しました。

◆東京都獣医師会:香港でのPCR検査で、低いレベルの新型コロナウイルスが犬から検出された報道について
https://www.tvma.or.jp/public/2020/02/pcr.html

◆東京都獣医師会:飼い主さんに向けて(新型コロナウイルスQ&A)
https://www.tvma.or.jp/public/2020/02/post-66.html

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