【重要】厚労相メッセージ:「新型肺炎」とショー中止/開催の判断基準を考える③
昨夕、加藤厚労相が会見し、「イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ」を発信しましたので、猫界における解説とポイントを掲載します。(※3~4月にキャットショーを開催される予定の関係者は参考にして頂ければ幸いです)
★「イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします」
→クラブ/ショーコミッティーは厚労相会見を受け、「感染拡大の防止という観点」で「開催の必要性」を「改めて検討」する必要があります。
※なお、加藤厚労相は「感染拡大防止につながる行動にご協力をお願いします」とも述べており、ポイントはあくまで「感染拡大防止」にあることをクラブ/ショーコミッティーは理解しておく必要があります。
★「屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが、感染のリスクを高めるとされています」
→厚労相の見解に従えば、キャットショー会場は「感染のリスクを高める」ということになります。
★「開催にあたっては、感染機会を減らすための工夫を講じていただきたい」
①「参加者への手洗いの推奨やアルコール消毒薬の設置」
→クラブHPやフライヤー等に記載する必要があるでしょう。会場にもその旨の「お願い」の張り紙、アナウンスが必要になります。
②「風邪のような症状のある方には参加をしないよう依頼をすること」
→クラブHPやフライヤー等に記載する必要があり、仮にエントリー/出陳料入金後に風邪症状により当日、参加を見合わせる場合の返金手続き等も予め決めておく必要がありそうです。
③「特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方については、人込みの多いところはできれば避けていただく」
→高齢の出陳者に対する配慮やお願い等についてもクラブHPやフライヤー等に記載する必要がありそうです。
※今日になって北海道で小学生2人、10歳未満も感染者が見つかったとのことであり、子どもに対する配慮も考えておく必要があるでしょう。
④上記に鑑みれば、見学者に対する適切な措置も欠かせないということになり、その旨の「告知」や「注記」をクラブHPやフライヤー等に記載する必要があるでしょう。
★「現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありません」
→政府として「自粛要請」を行うものではないとしていますが、ショーを中止せず開催を決めた場合、上記の「対応策」や「工夫」は厚労相からのメッセージに基づくものであるということをクラブ/ショーコミッティーは認識しておかねばなりません。(※小さな趣味の世界のイベントとは言え、国の要請に従うという義務があるということです)
★「なお、新型コロナウイルス感染症の今後の感染の広がりや重症度を見ながら適宜見直すこととしています」
→クラブ/ショーコミッティーは常に政府や厚労省など関係機関の情報発信を注視し、必要に応じて出陳者/Judge/クラーク/設営スタッフ等に連絡する必要があります。
↓↓↓加藤厚労相のメッセージ全文はこちらです↓↓↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00002.html
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