出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑪
組織の大小を問わず、「民主主義」が健全に機能するためには、そのメンバーが「大人」でなければなりません。
それは言い換えれば、「幼児的欲求」を抑えられない「大人」であってはならず、そのことは私が繰り返し「良識と常識を持ち併せた…」と書いているとおりです。
仲の良い仲間内の論理で動くのも「幼児的欲求」の為せることですし、いじめや嫌がらせ、差別も「幼児的欲求」に基づいていると言えるでしょう。
何かに対して(あるいは誰かに対して)、「我慢ならない」と正当な理由や合理的根拠があるかないかにかかわらず、何か行動を起こさないと気が済まないというのも「幼児的欲求」によりますし、人から誤りを指摘されても素直に謝れず、反省もできないのも「幼児的欲求」の表れといえるのではないでしょうか。
「欲求」だけではありません。
「民主主義」はみんなで決めたルールに則り、ルールを正しく理解し、正しく解釈しなければならないわけですが、「幼児的」に理解し解釈してはならないことも、一連の「出陳拒否」で明らかになりました。
もし、TICA Asia East Regionにおける「民意」が、「幼児的欲求」を抑えられない「大人」の「民意」であり、新ディレクターがそうした「民意」に支えられて誕生し、新ディレクターが尊重するようなリジョン運営をしたなら大変なことになります。
私が「出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を」と指摘する場合の「民意」は、「幼児的欲求」を抑えられない「大人」の「民意」を前提にしたものでないことは理解して頂きたいところです。
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