出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を②
TICA Asia East Regionの新ディレクターは、「TICAメンバーの過半数の支持を得たわけではない」という現実をしっかりと見据えなければならないでしょう。
政治の世界で言えば「連立政権」を組まなければ政権運営はままならないわけで、こうした認識に欠けたまま何かをしようとしても空回りしてしまうことになりかねません。
なぜ過半数の支持を得られなかったかの分析と検証が必要であると言えるかと思います。
TICA Asia East Regionの新ディレクターが今、最もしなければならないことは出陳者や一般のTICAメンバーの目線に立ち、それらの人々の民意に敏感になることではないでしょうか。
「出陳者や一般のTICAメンバーが本当に何を求めているか」に鈍感なままでは何も変わりませんし、そもそも何をどう変えていいのか分からいままになってしまうのではないかと心配です。
クラブ員や懇意なブリーダー仲間らの「内輪の論理」だけで物事を進めるようであっては、新たなトラブルや対立の芽となりかねないのは改めて指摘するまでもないでしょう。
オープンで透明性の高いやり方を取るとともに、批判を批判として受け入れて改善につなげるようにしていかなければ、これからより多くの出陳者や一般のTICAメンバーの支持を得ることはできません。
これは何もTICA Asia East Regionに限ったことではなく、国の政権運営から町会・自治会の組織運営まで同じことです。
要は、良識と社会常識に従って「為すべきことを為す」ということに尽きるわけで、新ディレクターがそうしたリジョン運営をしていけば自ずと健全さを取り戻せるはずなのです。
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