出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑫
イギリスの政治哲学者、ジョン・スチュアート・ミル(J・S・ミル)が次のような名言を遺しています。
「国家の価値とは、究極のところそれを構成する一人一人の価値にほかならない」--。
この「国家」を「TICA」あるいは「TICA Asia East Region」と言い換えても通じるでしょう。
「TICA Asia East Regionの価値とは、究極のところそれを構成する一人一人のTICAメンバーの価値にほかならない」--。
しかし、残念なことに、これまでのTICA Asiaの長い歴史において、こうした理念を持ってリジョン運営に携わるディレクターはいませんでした。
同時にこれまでのベテランのTICA Asiaメンバーにおいても、この理念を理解し活動してきた出陳者/ブリーダー/ジャッジはほとんどいないのではないでしょうか。
現在のTICA Asia East Regionの現状(それは組織風土であり、組織の構造という意味で)は、今に始まったことではなく、長い年月をかけて築かれてきたと言えるでしょう。
TICA Asia East Regionが健全な組織に再生するためには、TICA Asia East Regionを構成する一人一人のTICAメンバーの価値を上げるとともに、そのTICAメンバーの民意に敏感に応えていくディレクターの存在が欠かせません。
新ディレクターが出陳者/一般のTICAメンバーの民意に敏感に応えていくつもりがあるかどうか分かりませんが、少なくとも私たち一般メンバーとしてはひとりひとりがTICAメンバーとしての価値を上げていく努力を積み重ねる必要があると言えるでしょう。
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