2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

リンク

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年1月

2020年1月31日 (金)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える⑦

Award表彰に向けて走っている猫(あるいはオーナー)であれば、最後の最後で1点に笑い、1点に泣くことがあるのは十分に分かっているかと思います。

ファイナル順位もさることながら、「Cat count」も積み重なればバカにできません。

仮に8リングのショーで全てファイナルインしていれば、「Cat count」の1匹の違いによって合計8点、10リングのショーで全てファイナルインしていれば合計10点の差が出てきます。

今回のケースを当て嵌めれば、「キツン」クラスでファイナルインした子猫で言えば「お得」になり、「キャッツ」クラスでファイナルインした猫で言えば「損」したということになります。

一方、「タイトル」という角度から見れば、「キャッツ」クラスでは「お得」になった猫がいたかもしれません。

本来なら「キャッツ」クラスで審査され、カラークラスとディビジョンクラスの両方で競合するはずだったはずが、間違って「キツン」クラスで審査されたと考えられるからです。

当然、強い猫(成績のいい猫)であればあるほど、影響を与える度合いは大きく、そうでなければ小さいと言えます。

さらに、こうした結果、世界のTICA Rankingにも影響を与えることにも思い至ることが必要でしょう。

それが国際団体であるTICAのメンバーであり、TICAのショーに出陳するということの「権利と義務」の「義務」の側面であるわけです。

2020年1月30日 (木)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える⑥

この出陳者が間違えずに「チャンピオンシップ」で審査を受けていれば、「チャンピオンシップ」クラスはどうなっていたでしょうか。

①キャッツのカウントは21になっていたはずであり、

②ファイナル表彰は「トップ6」となっていたことになり、

③この猫がファイナル表彰に入ってくれば、ファイナルの順位も変わってきました。

特にこの場合、②の影響は大きいでしょう。

ファイナル入りを逃した猫(6位の猫)が出てしまったわけです。(※もちろん、どの猫かはJudgeのみぞ知る…ですが)

また、③に関しては、「キツン」クラスと「キャッツ」クラスでは、クラスが違うので同様の成績が期待できるわけではありませんが、今回の【サンプル事例】では「キツン」クラスで全リング「ベスト」と仮定しましたから、「キャッツ」クラスでも「ボトム5」かもしれませんがファイナルに入る可能性は高いと言えるかもしれません。

つまり、「Transfer」前のクラスと、「Transfer」後のクラスの両方に大きな影響を与える可能性があるというわけです。

だからこそ、クラブもShow Committeeもクラークも細心の注意を払うのです。

2020年1月29日 (水)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える⑤

ショーの時間内の出来事であれば、Transferされた猫は新しいクラスで審査されることになりますが、今回の【サンプル事例】だと、全ての審査が間違ったクラスで審査され、正しいクラスで審査されることはできなかったということになります。

従って、チャンピオンシップクラスの成績に何の影響も与えることはありません。

ここまではあくまで明文化されたTICAのルールに則ってのことですので、Show Rule 29.1.1で規定された少なくとも5人のShow Committeeメンバー、Judge、正式なクラークは心得ておかねばならない基本的なルールと言えるでしょう。

そこで、次に「出陳者」の立場という角度から考えたいと思います。

【サンプル事例】に次のような具体的なケースを加えます。

誕生日を間違えて「キツン」クラスで審査された子猫は、全てのリングで「ベスト」だったとします。

これまで解説してきたように、「the class may not be reopened」ですから一般審査/ファイナル審査とも変わることはありません。

しかし、この出陳者が間違えずに「チャンピオンシップ」で審査を受けていればどうなっていたでしょうか。

①キツンのカウントは24になっていたはずであり、

②ファイナル表彰は「トップ9」となっていたことになり、

③2位から10位までの子猫は1位から9位になっていたことになります。

今回の【サンプル事例】はある意味、極端なケースを想定していますが、単に出陳者個人の勘違いや思い込みであったとしても、これだけの影響を与えることになるという自覚を持つことは必要だということになります。

2020年1月28日 (火)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える④

ここまではあくまで既存のRuleとManualに基づいて、一番自然で合理的な解釈に基づいて話を進めてきました。

しかし、TICA本部やBoardの「裁量権」という角度を加えて見ると、また別の結論を導くことも可能です。

昨日も触れましたが、「the class may not be reopened」という規定はCLERKING MANUALに記載しているのであって「Ruleではない」、ゆえに「Ruleで規定されていないことであり、TICA本部の裁量で判断できる」という解釈も不可能ではありません。

また一方で、たとえRuleとManualで規定されていたとしても、Boardの決議によってその規定を覆すことができますから(※覆すことが可能か不可能かを論じているのであって、Board決議によって覆すことが良いか悪いかの判断をしている訳ではありません)、ファイナルの順位を繰り上げることは不可能ではありません。

ただ、その場合は、TICA本部においても、Boardにおいても、どうしてそのような判断をしたのか、どうして裁量権の逸脱とはならないと言えるのかーーなどについて、透明性の高いやり方で説明責任を果たす必要が出てきます。

何らかの形でTICA本部やBoardが裁量権を使って新たに何かを決めたということであるなら、今後は裁量権を敢えて使わなくても手続き的にそうなるようにルールを改めなければなりません。

というのも、昨日の例で分かるように、もしかしたら6~10位の猫の中に、TICA本部関係者やBoard Memberの懇意なブリーダーの猫が入っていて1つでも順位を上げたいとか、あるいはこれ幸いとクラブ員の猫を何とか10位でもファイナルに滑り込ませるような場合、恣意的な裁量権の行使になってしまう恐れがあるからです。

仮にそうした裏事情がなかったとしても、「李下に冠を正さず」「瓜田に沓を入れず」が大切なわけですから、ルールとして明確化しておくことが求められるということになります。

2020年1月27日 (月)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える③

ここまで【サンプル事例】で敢えて触れていないことがありました。

それは、この猫がファイナルインしたかどうかです。

仮にファイナルインしていたとすると、関心は「Transferによってファイナルの順位が変わるのかどうか」ということになります。

キツンのCat countは25としていましたから、「トップ10」表彰されていたことになります。

これを便宜上、Cat countが26だったと仮定をちょっと変更し、この猫があるリングで5位だったとします。

もし、この猫がTransferということで、5位を空位とし、6~10位の猫がそれぞれ繰り上げることになるとしましょう。

(※ルール上、Cat countは26でTransferがあっても変わらない前提ですが、万が一TransferによってCat countが1つ減っても25なので、「トップ10」表彰されるとします)

そうすると、何が起こるかと言えば、11位の猫を10位に繰り上げて表彰しなければならなくなりますが、Judgeは11匹目を選んでいませんでしたから、改めて11匹目を選んで10位にしなければならない(=単純に新たに10位の猫を選ぶ)ことになります。

しかし、それは改めてファイナル審査をして、新たに10位を選ぶということに他なりません。

昨日もお伝えしましたが、CLERKING MANUAL上、「the class may not be reopened」(Transfer先の審査の規定ですが、Transfer前の審査についても準用すると考えます)ですから、抵触してしまいます。

というわけで、TICAのRuleやManualを総合的に判断すると、仮にその猫がファイナルインしていた場合、クラスTransferがあったとしても、理屈上、繰り上げないという結論になるというわけです。

2020年1月26日 (日)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える②

昨日、ご紹介したように、Show Rule上の「Transfer」の規定は「ARTICLE SIXTEEN - Judging Procedures」の216.6しかありません。

当然ながら、これだけでは実務上、ルールとしては不十分と言えます。

そこで参照しなければならないのは「Clerking Program」の「CLERKING MANUAL」です。

「54.2 During the Show」とはなっていますが、この中に次の規定があります。

54.2.3.4 Transfers.
 ▶After the judging has begun.

  ▶If a cat is transferred after the show has begun, and a Judge has already judged the class that is correct for that cat, the class may not be reopened.
    ▶The Judge must mark his/her book "wrong class - not judged" (Show Rules, ARTICLE SIXTEEN).

【サンプル事例】のケースで言えば、全てのリングでそのクラスの審査を終えてしまっていたと考えられるので、「the class may not be reopened」ということになります。

ファイナルもファイナル審査ですので、一般審査もファイナル審査も「may not be reopened」です。

他の猫も含めて審査結果はそのままであり、「Cat Count」についてはルール上、別に特段の規定を設けてありませんから、そのまま変わらないことになります。

この規定は、Transfer先の正しいクラスの審査についてのものですが、Transfer前のクラスの審査について別の規定を設けているわけではないので、Transfer前のクラスの審査についても「may not be reopened」が準用されると考えるのが自然でしょう。

ただし、ここで注意したいのは、この規定は「Clerking Program」の「CLERKING MANUAL」であって、TICAのRuleではないということです。

ルールには必ず序列があって、上位ルール、下位ルールがあり、当然ながら、Show Rule > Clerking Program です。

ですから、この場合は「Clerking Program」のルールを準用して判断するということになります。

2020年1月25日 (土)

TICAルールOnlineセミナー:「クラスTransfer」をあらゆる角度から考える①

TICAのルールに関し、「あらゆる角度から考える」をテーマにOnlineセミナーを始めたいと思います。

お題は「クラスTransfer」--。

--------------------------------ーーーーーーーーーーーーーーーーー

【サンプル事例】※あくまでフィクションです。

ショーを終えた当日夜、ある出陳者から「クラスTransfer」の申し出がありました。

誕生日を勘違いしてしまって、「キツン」ではなく、正しくは「チャンピオンシップ」だったというのです。

この時のキツンのカウントは25、チャンピオンシップは20だったとします--。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こうした場合、まずルール上、どうなるかを考えます。

「お題」に掲げたように、これは「クラス」の「Transfer」です。

従って「Transfer」の規定に則って対応することになります。

Show Rule上、「Transfer」は「ARTICLE SIXTEEN - Judging Procedures」の216.6として次のように出てきます。

Transfers:
216.6 At the option of the owner, a judge may transfer any kitten or cat incorrectly entered as to sex, color or breed, providing the transfer was not made by the show management prior to starting the judging. If the correct class has already been judged, the judge shall mark his judge's book "wrong class-not judged."

ただし、これはあくまで「Judging Procedures(ジャッジ手続き)」としての規定であって、しかも「At the option of the owner(オーナーの選択で)」という条件付きの規定となります。

すでにそのクラスの審査を終えてしまっていた場合、ジャッジはジャッジブックに「Transfer」した上で、正しいクラスの審査が既に終えてしまっていた場合は「wrong class-not judged」と記載するとなっています。

【サンプル事例】のケースで言えば、全てのリングでそのクラスの審査を終えてしまっていたと考えられるので、Show Ruleに忠実に則れば、全てのジャッジはジャッジブックに「Transfer」した上で、正しいクラスのところに「wrong class-not judged」と記載することになります。

Show Rule上の規定はここまでです。

2020年1月24日 (金)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑭

毀誉褒貶が激しく、好き嫌いがはっきり分かれるかと思いますが、政治家の小沢一郎がこんなコメントを発したとの報道がありました。

「もはやコメントするのも馬鹿馬鹿しいほど低劣なレベル。これがこの国の副総理」--。

麻生副総理が日本を評して「2000年の長きにわたって一つの言葉、一つの民族、一つの王朝が続いているなんていう国はここしかない」(※日本政府はアイヌ民族を「先住民族」と位置付けているにもかかわらず…)と発言したことに対してですが、私が紹介したいのはその後のくだりです。

だが、今や国民は政権の不正や失言・妄言、隠蔽、腐敗、私物化に慣れてしまった感がある。それで政治はどんどんおかしくなる。これが日本の現状。悪循環を断ち切るには民意の受け皿こそ必要である」--。

私にしてみれば、TICA Asia East Regionも同じ状況に映ります。

TICA Asiaの出陳者や一般のTICAメンバーは、様々な形の「不正や失言・妄言、隠蔽、腐敗、私物化に慣れてしまった感がある」と言えないでしょうか。

「慣れてしまった」と同時に、「馴れ合ってきた」とも言えるのではないでしょうか。

この「馴れ合い」や「悪循環」を断ち切るのは本当に困難な作業です。

1mmずつしか進まないかもしれません。

新ディレクターがこの困難な作業に立ち向かうのか、あるいはこれまで同様、立ちはだかるのか--。

それによって今後の方向性は多少なりとも変わってくるでしょう。

2020年1月23日 (木)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑬

なぜ、唐突にジョン・スチュアート・ミル(J・S・ミル)を持ち出して来るのか?と聞かれると困るのですが、彼の名言にもうひとつ、次のようなものがあります。

本当に信頼できる判断をくだせる人は、なぜそのような能力を身につけることができたのか。自分の意見と行動に対する批判に、いつも心を開いてきたからである

反論や批判をすべて聞き、正しい部分を取り入れ、どこが間違っているかを考え、ときには他人に説明するようにしてきたからだ」--。

これはどんなに小さな趣味の組織でも同じであり、TICA Asia East Regionにおいては、こうしたディレクターを戴いてこなかったことが現在のような混乱と分断を招いたと言っても過言ではないのではないでしょうか。

これまでのディレクターは程度の差こそあれ、一部の仲良しメンバーには「いつも心を開いてきた」ものの、少しでも「批判」するメンバーに対しては固く心を閉ざしてきました。

「反論や批判」はすべてシャットアウトしたばかりか、「出陳拒否」や「ショー会場への入場拒否」という強硬手段も講じてきました。

「正しい部分」があろうがなかろうが、とにかく排除・排斥して締め出し、「反論や批判」はその中身を正しく理解・解釈することなく、一方的かつ恣意的に「誹謗中傷」だと決め付けてきました。

その意味で、新ディレクターが「本当に信頼できる判断をくだせる人」であるかどうかは、「自分の意見と行動に対する批判に、いつも心を開」ける人であるかどうか。

「反論や批判をすべて聞き、正しい部分を取り入れ、どこが間違っているかを考え、ときには他人に説明する」ことができる人であるかどうかにかかっていると言えるでしょう。

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営とはそういうことなのです。

2020年1月22日 (水)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑫

イギリスの政治哲学者、ジョン・スチュアート・ミル(J・S・ミル)が次のような名言を遺しています。

国家の価値とは、究極のところそれを構成する一人一人の価値にほかならない」--。

この「国家」を「TICA」あるいは「TICA Asia East Region」と言い換えても通じるでしょう。

「TICA Asia East Regionの価値とは、究極のところそれを構成する一人一人のTICAメンバーの価値にほかならない」--。

しかし、残念なことに、これまでのTICA Asiaの長い歴史において、こうした理念を持ってリジョン運営に携わるディレクターはいませんでした。

同時にこれまでのベテランのTICA Asiaメンバーにおいても、この理念を理解し活動してきた出陳者/ブリーダー/ジャッジはほとんどいないのではないでしょうか。

現在のTICA Asia East Regionの現状(それは組織風土であり、組織の構造という意味で)は、今に始まったことではなく、長い年月をかけて築かれてきたと言えるでしょう。

TICA Asia East Regionが健全な組織に再生するためには、TICA Asia East Regionを構成する一人一人のTICAメンバーの価値を上げるとともに、そのTICAメンバーの民意に敏感に応えていくディレクターの存在が欠かせません。

新ディレクターが出陳者/一般のTICAメンバーの民意に敏感に応えていくつもりがあるかどうか分かりませんが、少なくとも私たち一般メンバーとしてはひとりひとりがTICAメンバーとしての価値を上げていく努力を積み重ねる必要があると言えるでしょう。

2020年1月21日 (火)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑪

組織の大小を問わず、「民主主義」が健全に機能するためには、そのメンバーが「大人」でなければなりません。

それは言い換えれば、「幼児的欲求」を抑えられない「大人」であってはならず、そのことは私が繰り返し「良識と常識を持ち併せた…」と書いているとおりです。

仲の良い仲間内の論理で動くのも「幼児的欲求」の為せることですし、いじめや嫌がらせ、差別も「幼児的欲求」に基づいていると言えるでしょう。

何かに対して(あるいは誰かに対して)、「我慢ならない」と正当な理由や合理的根拠があるかないかにかかわらず、何か行動を起こさないと気が済まないというのも「幼児的欲求」によりますし、人から誤りを指摘されても素直に謝れず、反省もできないのも「幼児的欲求」の表れといえるのではないでしょうか。

「欲求」だけではありません。

「民主主義」はみんなで決めたルールに則り、ルールを正しく理解し、正しく解釈しなければならないわけですが、「幼児的」に理解し解釈してはならないことも、一連の「出陳拒否」で明らかになりました。

もし、TICA Asia East Regionにおける「民意」が、「幼児的欲求」を抑えられない「大人」の「民意」であり、新ディレクターがそうした「民意」に支えられて誕生し、新ディレクターが尊重するようなリジョン運営をしたなら大変なことになります。

私が「出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を」と指摘する場合の「民意」は、「幼児的欲求」を抑えられない「大人」の「民意」を前提にしたものでないことは理解して頂きたいところです。

2020年1月20日 (月)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑩

私がこのシリーズで敢えて「民意」という言葉をタイトルに使っているのは、TICA Asia East Regionが「民主主義」に基づいた組織であり、リジョン運営は「民主主義」に基づいて為されていくとの前提に立っているからにほかなりません。

確かにDirecor選挙があり、多数決で選ばれたDirectorが誕生しているわけですから、これだけを見れば「民主主義」の組織です。

しかし、新ディレクターを含め、投票した有権メンバーのうち何人が、その後の組織運営において何を以て「民主主義」的に運営されているか、なにをどうしていけば健全な「民主主義」に則った運営と言えるでしょうか。

私には、「民主主義」とは何か、どのように運営すれば「民主主義」的と言えるのか、十分に理解していないディレクターと有権メンバーがなし崩し的に時間を浪費し、3年が過ぎていくとしか映らないのです。

今、世界を見渡すと、世界のあちこちの国々で「民主主義」が劣化し、逆境に追い込まれているように見えますが、TICA Asia East Regionにおいてはそれ以前の時代、あるいはそれ以前の問題の前に立ち往生して一向に前に進まないように映ります。

「民主主義」は放っておいても機能するようなものではありません。

ひとりひとりが「民主主義」を担っているという自覚を持って、たえず水をやり育んでいかねば、枯れ果て腐るのです。

私がこのブログを続けるのは、ひとえに「民主主義」を担っているという自覚を持っているのだという証しであり、私なりに水と栄養を与えて育んでいるつもりがあるからです。

それを敵視し、「サイバーハラスメント」だと非難して封殺しようとすることは、「民主主義」を否定するものとしか私には思えません。

2020年1月19日 (日)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑨

2019年の流行語大賞にラグビー日本代表の「ワンチーム」が選ばれました。

小さな趣味の世界においても、健全な運営と発展に向けてみんなが「ワンチーム」になって取り組むことは大切でしょう。

一方、政治の世界に目を移すと、いま起きていることは与党自民党に対抗できる健全な「野党」を確立する動きであり、政権交代可能な「野党」づくりに四苦八苦している姿が国民の目に映ります。

では、TICA Asia Regionはどうでしょうか。

「ワンチーム」も必要ですし、健全で政権交代可能な「野党」づくりも必要ではないかと私は思っています。

そもそも「ワンチーム」という考え方は、目標や目的が明確に打ち出されていることが大前提であり、そうでない状況にあって「ワンチーム」になれるはずがなく(=なりようもなく)、無理な話と言えます。

小さな趣味の世界において、健全な「野党」と言うとおこがましいかもしれませんが、「やるべきことをやらない」運営体制にとどまる限り、「言うべきことを言う」存在は欠かせず、いつまた暴走しないとも限りませんから、厳しく監視し、指摘すべきは指摘し、批判すべきは批判していかなければならないでしょう。

ちなみに、自民党を見れば分かるように、自民党は「ワンチーム」であるように見えて、必ずしも「ワンチーム」ではありません。

自民党の中に様々な「党内野党」を含んでおり、単なる権力闘争を超えたバランスを保っています。

ところが、小さな趣味の世界ではさらに小さな「仲間内」が幅を利かせ、「党内野党」を取り込む余地も余裕もありません。

もちろん、トップに大きな度量があれば別ですが、そうでない限り「仲間内」優先と袂を分かつことは難しいでしょう。

新ディレクターにおいては、多種多様な「民意」を受け止め、取り込む度量があるかどうかも問われていると言えます。

2020年1月18日 (土)

改めて問う、ルール改正の「プロセス」と「合意形成」のあり方

※昨日、ご紹介したTICA登録に関するルール改正について、適用は5月1日からではなく、9月15日からという情報もあります。

さて、この登録ルール改正を巡り、「それならTICAをやめる」というブリーダーが米国で出てきました。

「一人ぐらいやめても構わないでしょう」というメンバーや、もしかしたら「気に入らないなら出て行けばいい」とメンバーもいるかもしれません。

しかし、やめるメンバーが一人だからいいとか、多いから問題だとか(もちろん、多いと問題ですが…)の前に、民主主義的に運営している組織であるなら、手続き的な問題のあるなしとは別に、「プロセス」と「合意形成」にもっと配慮すべきでしょう…というのが私の考えです。

そのことは、何よりもTICA Asia East Regionにおいて極めて深刻です。

TICA Asia East Regionで長年にわたり、「プロセス」と「合意形成」が無視され続けてきたことは、みなさんご存知のとおりです。

あるディレクターにおいては、AgendaとMinutesの翻訳料を計上していながら(TICA TREND誌上で記載されていながら)、リジョンサイトにおいてそれらの翻訳を掲載してなかったのです。

実際に翻訳され、翻訳料が支払われていたとしても、ディレクター個人が自分のためだけに翻訳したのであれば、自分のお金で翻訳すべきであって、リジョン会計から翻訳料を支払ったのであれば、リジョンサイトを通じて一般メンバーに公開するのが筋でしょう。

百歩譲って、AgendaもMinutesも翻訳しなかったとしても、重要なテーマについてはリジョン内のTICAメンバーや出陳者と幅広く情報共有して意見交換することが欠かせません。

今回「TICAをやめる」と言い出したブリーダーが所属するリジョンで、ルール改正についてどのような「プロセス」と「合意形成」が図られたかは分かりませんが、丁寧な「プロセス」と「合意形成」が図られていれば、こうした事態にはならなかったと思います。

TICA Asia East Regionの新ディレクターがどこまで組織のガバナンス論を重視しているか分かりませんが、「プロセス」と「合意形成」の重要性を認識していなければ、求心力など出ても来なければ高まりもしないことだけは確かです。

※「出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を」は休みました。

2020年1月17日 (金)

【要注意】BG/SV/CU、TICA登録でルール変更

特にBG/SV/CUのブリーダーは注意してください。TICAでの登録に関しルール改正がありました。

結論から先にお伝えすると、BGに関連しては「ALC」の新たなTICA登録が9月15日からできなくなります

SVで言うと、サーバルキャットの新たなTICA登録もできなくなります。

BGブリーダーでもあるディレクターによると、上記を含めルール改正により以下の登録はできなくなりますとのことです

× Non-domestic (unregistered) ・・・※BGで言えばALC、SVで言えばサーバルキャット
× Offspring of Non-domestic(unregistered) x Domestic 
× Offspring of Domestic (F1、F2 unregistered) x Domestic

では、どういう場合なら5月1日以降もTICA登録できるかと言うと、下記のケースとのことです。

◎ Offspring of Non-domestic (registered) x Domestic(F1~F3 registered)
◎ Offspring of Non-domestic (registered) x Domestic 
◎ Offspring of Domestic (F1~F3 registered) x Domestic

BGのブリーディングについて言えば、世代が進むにつれ、野性味(※様々なStandard上のタイプの特徴も含みます)がどんどん失われることもあり、ALCやF1と交配してその野性味を取り戻すこともしてきましたが、これからできないようになることを意味します。

BGで言えば、BGとして確立されたブリード(猫種)の中で今後、改良していかねばならないということになります。

当然ながら、こうしたTICAの動きはCFAにしてもみれば歓迎ということになります。

ただ、私が大いなる疑問を抱くのは、議論と合意形成の「プロセス」です。

本来であれば、Breedコミッティーや一般のTICAメンバー間で話し合っても良かったのではないでしょうか。(※個人的には広く意見を聞き、ブリーダー同士も含めて意見交換すべきであったと思っています)

TICA Asia East Regionでは、ディレクター選挙があったにせよ、新旧ディレクターはこうした動きについてAsia East Regionメンバーに説明し、特にBG/SVブリーダーの意見を聞くべきだったでしょう。(※私とアクトクラブ員にだけ意見を求められなかっただけかもしれませんが…)

新ディレクターがこの改正案に賛成したのか反対したのか分かりませんが、要は一般のTICAメンバー/ブリーダーが置き去りにされたリジョン運営が今後も続くということなのでしょう。

今回はStanding Rulesの変更であり、こうした変更をBoardが決めたことに関し、手続き上の問題はありません。

しかし、手続き上の問題がないからと言って、BGの今後のブリーディング、Standard等に大きな影響を与える登録ルールの変更を、関係するブリーダー、Breedコミッティー、Judget等の意見を広く聞かずして決めることに問題がないとは言えないでしょう。

※敢えて細かなルール解説は省きました。Agendaによると、ルール改正はStanding Ruleに307.6.3として以下を追加するというものになります。
After the transfer of breeds out of Category V to another Category it is no longer possible to register any additional non-domestic source species in the Foundation Registry. The only possible registration is offspring of TICA registered cats with a non-domestic feline in the three generation pedigree which are only registered with the aim to breed out the non-domestic source species.

※「出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を」は休みました。

2020年1月16日 (木)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑧

話は変わりますが、秋田県の2019年度「学校教育の指針」には、「全教育活動を通して取り組む最重点の教育課題」として「『問い』を発する子どもの育成」が掲げられ、「公の場で自分の考えを積極的に発言することができる子ども」が目指されています。

一方、小さな趣味の世界であるTICA Asiaでは「公の場でTICAを批判した方およびその関係者のエントリーはお断りいたします。(ShowRule23.6.5)」とフライヤーに記載することがまかり通っていたわけです。

TICA Asia(現在はTICA Asia East Region)は、あたかも出陳者や一般のTICAメンバーが「問い」を発してはならないかのようであり、少なくともこの十数年、そうした方針をとるディレクターがリジョン運営を担ってきました。

では、新ディレクターはどうなのでしょうか。

「公の場でTICAを批判した方およびその関係者のエントリーはお断りいたします。(ShowRule23.6.5)」とフライヤーに記載することは問題があると考えるでしょうか。

それとも何の問題もないと考えるでしょうか。

ひとつの判断材料は、私が「サイバーハラスメント」していると申し立てている「プロテスト」で、新ディレクターは「共同申立人」となっているということです。

これが意味することは、新ディレクターもこれまでのディレクターと同じ路線を踏襲し、少なくともインターネット上において「公の場でTICAを批判」することは「サイバーハラスメント」だと思っているということでしょう。

そのことが積極的な「出陳拒否」肯定につながるかどうか措くとしても、現状においては「公の場で自分の考えを積極的に発言することができる」リジョン運営を目指すつもりはないのではないかと思わざるを得ません。

もちろん、「批判」は「批判」でなければならず、「非難」や「誹謗中傷」であってはなりません。

「批判」と「非難」、「批判」と「誹謗中傷」の区別をしっかり見極められるかも、ディレクターにとって重要な能力と言えるでしょう。

2020年1月15日 (水)

最高裁へ上告、2014年4月/11月「出陳拒否」裁判

元セクレタリーで前アジアディレクターが主宰するクラブにおける2014年4月と11月の「出陳拒否」裁判で、私とアクトクラブ員の原告側は最高裁判所に上告することを決め、昨日、「上告理由書」と「上告受理申立理由書」並びに関連の追加「証拠」や「陳述書」を最高裁に提出しました。

「出陳拒否」を巡っては、3つのクラブが合計7回にわたりしてきたわけですが、アジアディレクターを通算3期9年務めたジャッジがオーナーのクラブにおいては3つの「出陳拒否」について和解が成立し、オーナーと当時のクラブ代表は「深謝する」として解決金の支払いに応じました。

また、いまは閉会して存在しないクラブの「出陳拒否」も和解が成立し、エントリークラークは「出陳拒否が不相当であったことを認め」、やはり解決金を支払いました。

アジアディレクターを通算3期9年務めたジャッジがオーナーのクラブの2014年10月のリジョンショーでの「出陳拒否」は2月7日に判決が言い渡されます。

今回、上告が棄却されると「出陳拒否」裁判全体として判決は割れることになりますが、それよりもそもそもTICA Asiaにおいて最高裁まで争われるようなトラブルが起きたこと自体を重く認識しなければならないのではないでしょうか。

もちろん、今なお一部のTICAメンバーにおいて「裁判を起こす方が悪い」という根強い声があることは分かっています。

しかし、一方で「裁判を起こされるようなことをした方が悪い」ことも事実でしょう。

新ディレクターがどのような認識や考えを持っているか分かりませんが、少なくともこの問題の総括を避けて通ることはできないはずです。

※「出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を」は休みました。

2020年1月14日 (火)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑦

昨日の「アフガニスタン問題」に関する「責任ある立場の人々があまりにも無知だったことだ」に関し、もう少し補っておきたいと思います。

ここで言う「無知」とは具体的にどういうことだったかについても言及されています。

「指揮した責任者たちは、アフガニスタンの歴史や文化について本当に何も知らなかった」

「カブールの政府と地方の族長たちとの間で権力が伝統的に分割されていたことを理解している人は、ほとんどいなかった」

「おまけに、部隊を率いる司令官たちには多くの場合、確かな戦略的目的さえなかった」

「ワシントン・ポスト紙による簡潔な要約を引用するなら、当局者らは『自分たちが理解していない国について見当違いな想定に基づき、重大な欠陥のある戦闘戦略を採用していた』ことを認めた」--。

TICA Asia/TICA Asia East Regionにおいて、2013年4月29日以降、起きてきたことを振り返れば、歴代のディレクターやセクレタリーにおいて、問題の本質(或いは問題の構図)としては似たり寄ったりであったと言えるのではないっでしょうか。

ここで重要なのは、「知ること」に加えて「理解すること」であり、単に「知らない」ことだけを以て「無知」と言っているわけではありません。

確かな「目的」を持ち、それを「知り」「理解する」ことも含めて「無知」であったり「疎い」ことがあってはならず、リジョン運営に責任ある立場の人々がそうであったなら、たとえ目先、順調に滑り出したかに見えたとしても、必ずや問題や混乱は出てくるでしょう。

クラーキングスクールひとつ取っても、ルールに精通し、マニュアルを熟知した人が教えなければ、単に開いだけのことになってしまって、トラブルや問題防止にはつながりません。

そして、トラブルや問題は単に丸く収めればいいのではなく、原因究明と再発防止策を講じてこそ、健全なリジョン運営につながっていくのであり、「責任ある立場の人たち」がそのことを理解しないと、いつも同じことが繰り返され、いつかとてつもなく大きな問題となってふりかかってくるのではないかと懸念します。

2020年1月13日 (月)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑥

ねずっちのなぞかけではありませんが、「TICA Asia East Regionのリジョン運営の問題」と掛けて「米国のアフガニスタン問題」と解くーー。

さて、そのこころは、どちらも何でしょうか。

Finacial Timesのコメンテーターが米国とアフガニスタン問題について書いたコラムで、次のようなくだりが出てきます。

「ワシントン・ポスト紙の記事は、アフガニスタン復興特別監察官室という米政府内の小さな部署で作成された秘密文書に基づいたものだ。紛争に関与した何百人もの政策立案者、軍幹部、外交官らにインタビューし、『得られた教訓』をまとめたプロジェクトだった」

「明らかになった最も衝撃的で痛烈な事実は、責任ある立場の人々があまりにも無知だったことだ」--。

TICA Asia East Regionの運営においても、責任ある立場の人たちが、TICAのルールや社会通念上の良識・常識に「無知」な(あるいは「疎い」)ことが問題だったのではないでしょうか。

新ディレクターがそもそもどのような思惑と経緯で立候補したか分かりませんが,当選した以上、TICAのルールや社会常識に「無知」であったり、疎かったりしては、それまでの「責任ある立場の人たち」と同じ轍を踏むことになりかねません。

出陳者/一般のTICAメンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営をするためにも、TICAのルールや社会常識に「無知」であったり、疎かったりすることがあってはならないことは言うまでもありません。

民意に敏感になり、その声や意見・要望に応えていくためにはそのための大前提があるのであって、それらを蔑ろにしては問題解決に向かうどころか、混迷が深まるだけです。

2020年1月12日 (日)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を⑤

日本の政治史において、長期政権は必ずしも良い終わり方をしていないと言われているようです。

TICA Asia/TICA Asia East Regionを振り返ると、長期と言わず、たとえ1期であったとしても、常にそのRegion運営は良い終わり方をせず、Director選挙は行われるものの、なかば惰性で次のディレクターへと運営が引き継がれていると言っても過言ではないでしよう。

一部のTICAメンバーの間では「それがTICA Asia」であり、「誰がディレクターをやっても同じ」ということなのかもしれませんが、それは悪しき「傍観者」を装っているだけとしか私には映りません。

逆に言うと、そうした見方をすることこそ、常にそのRegion運営に良い終わり方をさせていないかのように私には思えます。

新ディレクターが出陳者/一般TICAメンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営をするということは、出陳者/一般TICAメンバーが良識と常識に基づいたしっかりした民意を示すことが前提となります。

正当な理由と合理的根拠に基づいて声を上げ、言論には言論で対峙し、お互いの主張に耳を傾けて熟議するプロセスを築かねば、TICA Asia East Region健全な発展は望めません。

そのことはディレクターが暴走しようとする歯止めになり、暴走を未然に防ぐことにもつながるのです。

新ディレクターをしっかり監視し、チェックすることを通じて、新ディレクターに対し、出陳者/一般TICAメンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営をさせなければならないとも言えます。

その意味でも出陳者/一般TICAメンバーが「傍観者」になってはいけないのです。

2020年1月11日 (土)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を④

アクトや私、そしてこのブログに対しては、「重箱の隅をつつく」とか、「揚げ足取り」とか、「些末なことで足を引っ張ろうとする」とか、様々な非難や批判を受けてきました。

しかし、歴代のTICA Asia DirectorやAsia East Directorがそうだったように、新ディレクターもそのような認識を持っているなら、それは大きな間違いであることを強調しておきたいと思います。

非難と批判をしっかり区別し、批判を単なる言いがかりだと言って切り捨てたり、聞く耳を持たなかったりするのではなく、その批判に正当性と合理的根拠があるのであれば、謙虚に耳を傾けて反省し、振る舞いを改めるべきなのです。

私個人としても(アクトクラブ員も同じだと思いますが…)、裁判を起こさざるを得ないような事態を招いてほしくはありません。

それにはまず、「重箱の隅をつつく」「揚げ足取り」「些末なことで足を引っ張ろうとする」という先入観を捨て、素直な心で批判に耳を傾ける必要があります。

これもひとつの資質、能力であって、一朝一夕に身に付くものではありませんが、それでも毎日、修行僧のように自分に言い聞かせ、自分の中で自問自答していれば、自ずと言動や対応は変わってくるでしょう。

出陳者や一般のTICAメンバーの声を「雑音」として聞こうとせず、仲間内の声や意見にだけに耳を傾けるなら、それはこれまでのリジョン運営の延長線上であり、組織風土の悪化はあっても改善は見込めません。

人の声や意見は聴きようによっていくらでもプラスに働かせることができるのです。

そうした自覚とともに、常に緊張感と危機感を持って組織運営に当たれるかどうか--。

すべてはそこにかかっています。

2020年1月10日 (金)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を③

政治の世界において「大衆に迎合するポピュリズム」を避けなければならないのであるのと同様に、TICA Asia East Regionにおいては「ペットショップに迎合するポピュリズム」を避けなければならないと、私は考えています。

新ディレクターがどこまでそうした認識を持っているか分かりませんが、自身の権力基盤を強めるために、「ペットショップに迎合するポピュリズム」へと傾けば、それはTICAが本来目指している方向とは離れていくことは間違いないでしょう。

こう書くと必ず勘違いする人が出てくるので敢えて言いますが、私は「ペットショップ」や「ペットショップ」系ブリーダーを感情的に毛嫌いしているわけでも、差別しているわけでもありません。

ひとつは、「迎合してはならない」と言っているだけであり、もうひとつは「郷に入れば郷に従え」で、「ペットショップ」や「ペットショップ」系ブリーダーがTICAの理念やミッションを理解した上で、ルールをしっかり守って活動する分には問題はないのです。

しかし、ともするとそうした部分が抜け落ちて、ショー会場で暴力事件が起きたり、暴言を吐いたりするような出陳者が出てきてしまうわけです。

私が出陳者や一般のTICAメンバーの「民意」という場合、そこには自ずと良識と社会常識に則った制約があり、出陳者であれば誰が何をしても構わない、TICAメンバーであれば誰が何をしても構わないということではありません。

TICAの理念や使命を理解しているということが大前提としてあり、その上で良識と常識を持って判断し、行動するということです。

新ディレクターにおいては、様々な主張や意見の本質を正しく見極め、的確に判断し、正当に評価する能力がなければ、結局は悪しきポピュリズムへと堕していき、リジョン運営は混迷を深めることになりかねないことを肝に銘じる必要があるでしょう。

2020年1月 9日 (木)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を②

TICA Asia East Regionの新ディレクターは、「TICAメンバーの過半数の支持を得たわけではない」という現実をしっかりと見据えなければならないでしょう。

政治の世界で言えば「連立政権」を組まなければ政権運営はままならないわけで、こうした認識に欠けたまま何かをしようとしても空回りしてしまうことになりかねません。

なぜ過半数の支持を得られなかったかの分析と検証が必要であると言えるかと思います。

TICA Asia East Regionの新ディレクターが今、最もしなければならないことは出陳者や一般のTICAメンバーの目線に立ち、それらの人々の民意に敏感になることではないでしょうか。

「出陳者や一般のTICAメンバーが本当に何を求めているか」に鈍感なままでは何も変わりませんし、そもそも何をどう変えていいのか分からいままになってしまうのではないかと心配です。

クラブ員や懇意なブリーダー仲間らの「内輪の論理」だけで物事を進めるようであっては、新たなトラブルや対立の芽となりかねないのは改めて指摘するまでもないでしょう。

オープンで透明性の高いやり方を取るとともに、批判を批判として受け入れて改善につなげるようにしていかなければ、これからより多くの出陳者や一般のTICAメンバーの支持を得ることはできません。

これは何もTICA Asia East Regionに限ったことではなく、国の政権運営から町会・自治会の組織運営まで同じことです。

要は、良識と社会常識に従って「為すべきことを為す」ということに尽きるわけで、新ディレクターがそうしたリジョン運営をしていけば自ずと健全さを取り戻せるはずなのです。

2020年1月 8日 (水)

出陳者/メンバーの民意にもっと敏感なリジョン運営を①

TICA Asia East Regionは新ディレクターの下、新たな体制がスタートしました。

しかし、ディレクターは代わっても、アクトに対するTICA公認クラブの取り消しと、私やアクトクラブ員に対するTICAメンバー資格剥奪を求めている点においては、昨年までのディレクターと全く変わりません。

ディレクター選挙への立候補、あるいはディレクター選挙当選後、新ディレクターがこの「プロテスト」の「共同申立人」から下りるかと思いましたが、そうしていないようですから、依然としてTICA公認クラブの取り消しとTICAメンバー資格剥奪の意向を堅持したままなのでしょう。

その意味では、今後3年間も排除志向、差別志向のリジョン運営が続くことになりそうです。

アクトや私のことを横に置いておくとしても、これまで長年にわたり、出陳者目線/一般のTICAメンバー目線による、出陳者/メンバーに寄り添ったリジョン運営がされてきたとは言い難く、当選後から現状までの「助走期間」を見ても、改善の兆しは見られないのは残念なことです。

安倍政権批判をしたある新聞の社説で、「権力の座にあるときには、親しい友人でも、いや親しい友人こそ遠ざける。それが君子のあるべき姿ではないか」と書いてありましたが、同じことはTICA Asia East Regionについても言えるでしょう。

これまで十数年にわたり、情実と依怙贔屓、その裏表の関係で排除や排斥、差別が繰り広げられてきたことを考えれば、「親しい友人でも、いや親しい友人こそ遠ざける」ぐらいの行動が必要ですが、足元の体制作りを見る限り、全く真逆のようです。

「信なくば立たず」は何も政治の世界に限ったことではなく、小さな趣味の世界の組織運営も同じだということを、新ディレクターは肝に銘じなければなりません。

少なくともアクトや私に対しては自ら先制して「信」を壊したわけですから、今後、どう「信」を築いていくのか注視したいと思います。

2020年1月 7日 (火)

【重要】TICAクラークのみなさんへ、「P.O.」の記載について

TICA Clerk Administratorから注意喚起の連絡が入っていますので、念のためアクトのブログでもお伝えします。

それはジャッジブックにおける「P.O.」の記載についてです。

TICA Clerk Administratorによると、TOESを使ってジャッジブックを作成すると、TOES上で「P.O.」が入力された場合、自動的にジャッジブックにも「P.O.」と印字されるとのことです。(※私は経験上、見たことはありませんが…)

その際、実際のリング上での審査において、本当に「P.O.」だったかどうか、リングクラークは確認する必要があるというわけです。(※ジャッジブックに「P.O.」とあらかじめ印字されていると、実際に審査しなくても「P.O.」あがそのまま有効になり、キャットカウントに含めらることになってしまいます)

そこで、リングクラークは確実に「P.O.」の猫が審査されたかどうか確認するとともに、ジャッジブックにおいては、あらかじめ印字された「P.O.」の横にジャッジのサインが入っているかどうか確認してください。(※マスタークラークもそのことをチェックする必要があります)

なお、あらかじめ「P.O.」と印字されたジャッジブックの場合、ジャッジは実際に「P.O.」の猫を審査した際にはその「P.O.」の印字の横にサインする旨の通知が Judges Newsletter で伝えられています。

【TICA Clerk Administratorから注意喚起の連絡は下記の通です】

Greetings Ring Clerks/Master Clerks - this is from the Dec 2019 Judges Newsletter as a reminder to all judges:

All judges are to sign the bottom of each page of their judges book, as well as the cover.

Note: with TOES, if the judge is the breeder on an entry, PO is pre-printed for that entry. The judge should initial next to the printed PO so the master clerk knows the cat was present and should be included in the count in that ring.

2020年1月 6日 (月)

【TICAルール改正⑥】電子版マスターカタログの発行について

1月15~16日に開催予定の2020 Winter Board Meetingにおいて、電子版マスターカタログに関する改正案が出されます。

これは単にマスターカタログをスキャンして電子化し、それをメール添付で送るというものではありません。

おそらく、電子版カタログと連動することになるかと思いますが、マスタークラ-クがマスタークラーク席において端末操作でマスターカタログを作成することに関するルール改正案です。(※エントリークラークと連携して、エントリクラークが作成したカタログをマスタークラークが受け取り、それに入力していけば楽でしょう)

Add new 55.1.1 and renumber existing 55.1.x rules:
55.1 Before the Show.
55.1.1 Club and Master Clerk will exchange Clerking Contract to determine duties and whether the Marked Catalog information will be entered manually or electronically (using a suitable program)

Amend 55.2.2
55.2.2 Record all absentees, transfers, registration numbers, and corrections to the Master Catalog either manually or electronically (using a suitable program). Require exhibitors to give correction information in writing for accuracy and to ensure that the information is not left out of the Master Catalog.

Amend 55.2.5
Consolidate all judging records into one error free, neatly and clearly marked Master Catalog either manually or electronically (using a suitable program). Mark the Master Catalog in black ink ONLY if entering manually.

手書きの方がやりやすいか、端末へのキーボード入力がやりやすいか、マスタークラークの感覚にもよるかと思いますが、訂正やトランスファーはやりやすくなるかもしれません。

2020年1月 5日 (日)

【TICAルール改正⑤】Award Partyでの参加方法の多様化について

1月15~16日に開催予定の2020 Winter Board Meetingにおいて、Award Partyでの参加方法の多様化に関する改正案が出されます。

正確に言うと、Annaul Banquetにおいて、食事は取らない代わりにAwards Presentationだけの参加を無料で認めるというものです。

改正案は以下のようになっています。

Amend Standing Rules 903.1.6.4:
903.1.6.4 There should be must be additional seating, at no extra fee, for those who will attend only the “Awards Presentation”.

この改正案が通るかどうか分かりませんが、この発想自体はTICA Asia EastのAward Partyでも導入可能かもしれません。

より多くの人に参加してもらうという意味では検討してもいいのではないかと個人的には思っています。

2020年1月 4日 (土)

【TICAルール改正④】ジャッジブックの綴り方の種類について

1月15~16日に開催予定の2020 Winter Board Meetingにおいて、ジャッジブックの綴り方の種類について改正案が出されます。

現在、ジャッジブックは3枚綴り(白+ピンク+黄)、あるいは2枚綴り(原本+コピー)の2通りの方法で作ることが可能になっていますが、ジャッジにとっての使い勝手まで考慮に入れたルールにはなっていません。

そこで、Standing Rule 2017.1の最後に下記の文章を追加するとしています。

2017.1 Judges Books. Judges must forward the COVER and the ORIGINAL (white copy) of all pages of the judge’s book to the Executive Office of TICA within 48h ours after the close of the show. Alternatively, judges may forward a scanned document containing the cover and all white pages to the Executive Office within 72 hours after the close of the show. The scanned book must be legible and all pages must be included, otherwise the judge’s book will not be considered complete and timely, and the penalties for a late judge’s book assessed. If a scanned book is used in lieu of the original, the judge must retain the original judge’s book until two months after the close of the show season to which that judge’s book relates, and must provide the original judge’s book to the Executive Office within 48 hours if requested to do so. A copy of all pages of the judge’s book is to be turned in to the master clerk at the proper time during the show. The judge retains a copy of all pages of the judge’s book for his/her personal records. At the completion of the show, the Master Clerk will submit the marked catalog and a copy of the judges’ books to the Club/Show Committee. Clubs must notify all judges if they plan to use 2 part judges books and accommodate any judge who desires a 3 part book.

(追加部分訳)クラブは2枚綴りのジャッジブックを使う場合、全てのジャッジにその旨を通知しなければならず、3枚綴りを求めるジャッジに対しても対応しなければならない。

この改正案が修正動議なくこのまま通れば、クラブ側は2枚綴りと3枚綴りの2種類のジャッジブックを作らねばならず面倒になります。

Board Memberにジャッジが多ければ可決する可能性が高いと思われますが、Boardにおいてクラブ側の事情が増し、何のために2枚綴りを可能にしたのか意味がなくなる懸念も拭えません。

2020年1月 3日 (金)

【TICAルール改正③】電子版カタログの発行について

1月15~16日に開催予定の2020 Winter Board Meetingにおいて、電子版カタログの発行に関する改正案が出されます。

Add Standing Rule 2011.1:
2011.1 A club may also publish and offer a catalog in electronic form for those exhibitors requesting that format.

Add Standing Rule 2011.6:
2011.6 When a club publishes an electronic catalog, the electronic catalog may be distributed up to two days before the show.

この改正案が修正動議なくこのまま通れば、出陳者はショーの2日間前に電子版カタログを受け取れるようになります。

クラブ側は予め電子版カタログで受け取る出陳者を把握しておけば(エントリーの際に電子版カタログで受け取るかどうかを聞いておけば)、紙のカタログの発注量を減らせるメリットがあります。

TICA全体としても紙の使用量の節約に貢献できるでしょう。

2020年1月 2日 (木)

【TICAルール改正②】IW/RWの獲得要件の下限ポイントについて

1月15~16日に開催予定の2020 Winter Board Meetingにおいて、「IW」と「RW」の獲得要件の下限ポイントに関する改正案が出されます。(※現実的には「IW」への適用は無意味であり、基本的に「RW」だけを対象にしたものと言えます)

現在は獲得要件としてのポイントの下限はありません。

これをINリジョンは600点、それ以外のリジョンでは1000点にするというものです。

各リジョンで「RW」のポイント分布は昨年12月29~31日のブログで紹介したとおりです。

ルール委員会のコメントを見ると、1000点でも少し高いといった意見も見られますが、私は逆で2000点でもいいような気がしています。

もし、2000点が高過ぎるということであれば、1500点ということでもいいかもしれません。

ただ、いずれにしても、これはBoard Memberだけで討議して決めるべきものではないはずです。(※一般メンバー投票にかけられるとしても…)

Asia East Regionに直接の影響はないかもしれませんが、「RW」の価値の不均衡是正という意味では間接的な影響があるわけです。

各リジョンに於いてメンバーの意見集約をした上で(あるいは意識調査のアンケートをした上で)、Boardにおいて慎重に議論する必要があると思っています。

Amend Standing Rule 901.4.3.2:
In order for a cat/kitten to be eligible for a regional award, it must earn at least 1000 IW/RW points (600 IW/RW points for the IN Region), and be shown at least once in that region. An exception will be made in the case of kittens and household pet kittens in that a show as an adult will fill the requirement that they be shown one time in the region.

2020年1月 1日 (水)

【TICAルール改正①】BGの「Charcoal」を認める改正案

1月15~16日に開催予定の2020 Winter Board Meetingにおいて、BGの「Charcoal」を認める改正案が出されます。

ちなみに、「Charcoal」の定義は下記のようになっており、

UCD71.8.3 Charcoal Tabby - A pattern effect caused by an agouti variant affecting pigment distribution. It is characterized as an increase in dark pigment wherever pigment is already present on the tabby coat. This creates multiple pattern effects on the coat such as darker ground and marking coloration, a broader dorsal stripe, and/or a noticeably darker coloration along the nose bridge and cheek bones, which are accented by near white goggles encircling the eyes. Charcoal is a tabby pattern effect and not a color. All patterns of the charcoal tabby are possible, as are all basic eumelanistic colors. The charcoal effect is the result of the use of the Asian Leopard Cat (Prionailurus bengalensis) in the development of the Bengal breed.

74.2.4 Charcoal tabbies are the result of a pattern effect caused by an agouti variant affecting pigment distribution. It is a dominant trait caused by the APb gene.

カラーの表記は下記のようになります。(※クラークのみなさんはしっかり覚えて頂ければと思います)

Brown (Black) Charcoal Spotted/Marbled Tabby
Seal Sepia Charcoal Spotted/Marbled Tabby
Seal Mink Charcoal Spotted/Marbled Tabby
Seal Charcoal Spotted/Marbled Lynx (Tabby) point

Black Silver Charcoal Spotted/Marbled Tabby
Seal Silver Sepia Charcoal Spotted/Marbled Tabby
Seal Silver Mink Charcoal Spotted/Marbled Tabby
Seal Silver Charcoal Spotted/Marbled Lynx (Tabby) point

可決されれば、2020年度の新シーズンからそれぞれのクラスの正式な審査対象になる見通しです。

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »