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2019年12月14日 (土)

あらゆる「差別」なきRegion運営に向けて⑱

11月6日に東京地裁で行われた原告側、被告側双方に対して行われた「尋問」--。(※被告側は3人ですが、尋問はTICAのアジアディレクターを通算3期9年務めたクラブオーナーでもあるTICAジャッジだけに行われました)

原告側代理人が「(2014年)2月、4月、6月(ショー)の出陳拒絶については謝って終わってるということを思い返すと、今、振り返って、○○さん(アクトクラブ員)(ショー)会場に現れるということを不快に感じて出陳拒絶の理由としたというのは正しいことだと今思ってますか」と聞きました。

そうするとクラブオーナーでもあるTICAジャッジは、「思ってます。便宜上の言葉もあると思います」と証言しました。

「便宜上」とは、「そのほうが都合がよいという事情(があるため)」「都合に合わせて」という意味であり、一般的には「相手にとって」という意味合いがありますが(※例えば「便宜を図る」といった場合など)、この証言で使われた「便宜上」は専ら「被告側にとって」「自分たちにとって」という意味合いが強いようです。

そして、この証言が真に意味するところは、本来であれば「出陳拒否」の理由になるはずのない(理由に出来るはずのない)、「自分たちが不快に思う」ということを、自分たちの都合に合わせてTICAのShow Rule 23.6.5を解釈し、当て嵌めたということなのではないでしょうか。

私は、ここにもあらゆる「差別」の端緒というか発端が見られるのではないかと思っています。

ルールを正しく理解し、正しく解釈すれば起こりえない「差別」が、「便宜上」という名の下で自分たちに都合良く解釈することで顕在化するというわけです。

「便宜上」という言葉を、まさに「便宜上」、都合良く使うところにそもそもの過ちがあるのであって、小さな趣味の世界だからといって「便宜上」なんにも「便宜上」という言葉を使っていいわけではありません。

今回の「出陳拒否」という「差別」は、便宜上、「便宜上の言葉」を使ったところにそもそもの問題があったと思わずにはいられません。

新しいディレクターに於いては、TICA Asia East Regionから、こうした「便宜上の言葉」を排してもらいたいと思います。

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