あらゆる「差別」なきRegion運営に向けて⑯
「謝罪を書けって言われたから、謝罪を書きますと言いました」という証言を聞いて、裁判長とその両サイドに座る2人の裁判官がどう思ったか、どう感じたか、傍聴席にいた私が知る由もありません。
ですが、素人の私から見ても、裁判官を前にした法廷での証言としてあまりにふさわしくないことだけは分かります。
と同時に思うのは、TICAのアジアディレクターを通算3期9年務めたメンバーの発言としても、TICAジャッジとしても、ふさわしいとは言えない証言であったことは疑う余地がないでしょう。
これが、仲間内の集まりでの会話だったり、ごく親しいメンバーとの電話での会話で飛び出したのなら、まだ仕方ないと思う余地もあったかもしれません。
私は、こうしたあからさまな証言が平気で飛び出して来るところに、あらゆる「差別」が蔓延る土壌があるのだと思っています。
あからさまにやって良いことと悪いこと、あからさまに言って良いことと悪いこと--。
この区別をしっかり付けないから、あらゆるところであらゆる形の「差別」が顔を覗かせてしまうのです。
もちろん、あからさまでなければやっていいです、言っていいです、と主張しているわけではありません。
しかし、あらゆる「差別」なきRegion運営に向けての本当に小さな一歩として、その国の司法を侮辱するような発言(証言)は慎むことが欠かせないのではないでしょうか。
小さな限られた趣味の世界だから何をやってもいいという感覚からは早く抜け出さなければいけないと私は思っています。
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