あらゆる「差別」なきRegion運営に向けて㉗
「4月29日のショーというのが、まあショーとしては成立しましたけど、多少不適切なところがあった」--。
TICAのアジアディレクターを通算3期9年務めたクラブオーナーでもあるTICAジャッジは、東京地裁703号法廷で開かれた11月6日の「尋問」で、2013年4月29日のアクトショーについて、こう証言しました。
あのショーから6年半以上の時が経ち、ここに来てようやくTICAのアジアディレクターを通算3期9年務めたクラブオーナーでもあるTICAジャッジは2013年4月29日のアクトショーに対する認識を変え、大幅に軌道修正しました。
私にして見れば、「多少不適切なところがあった」という認識ではまだまだ正確な認識に至っているとは言えないと思っていますが、この大幅に軌道修正した認識に基づき、もう一度、その後の経緯を振り返ると次のようになります。
2013年7月7日のショー会場(大田区産業プラザPiO)で配布された「怪文書」--。
■疑問①■「TICAトレンドで会長がコメントを寄せた」「一連のスポーツマンシップ欠如での失望」と書いてありましたが、当時のTICA会長は「多少不適切なところがあった」程度のことを(それが前アジアディレクターが主張どおりであったとして…)、「一連のスポーツマンシップ欠如での失望」と書いたことになりますが、本当にそうだったのでしょうか?
■疑問②■「『日本のずる』と評して日本全体の不正を連想される書き込みがあるなど目に余る状況です」とい書いてありましたが、「多少不適切なところがあった」(同上)ことがどうして「『日本のずる』と評して日本全体の不正を連想される」と言えるのでしょうか?
■疑問③■「4/29日アクトキャットクラブショーが常識・倫理に反して行われ、これにより日本が不名誉を被った」と書いてありましたが、「多少不適切なところがあった」(同上)ことがどうして「常識・倫理に反して行われ」たとまで言われるようになり、「これにより日本が不名誉を被った」となるのでしょうか?
■疑問④■「今季の活動停止を進言します」と書いてありましたが、「多少不適切なところがあった」程度のことで(同上)、どうして「今季の活動停止を進言」されなければならないのでしょうか?
■疑問⑤■「当該クラブがこれに応じない場合は、クラブ間で確認事項として決議し、その結果をアジアディレクターを通じてTICA本部へ報告します」と書いてありましたが、「多少不適切なところがあった」程度のことで(同上)、どうして「クラブ間で確認事項として決議し、その結果をアジアディレクターを通じてTICA本部へ報告し」なければならないのでしょうか?
仮に、前アジアディレクターの主張通り「多少不適切なところがあった」としても、そのことでこれだけのことをされたり言われたりしたのは、アクトを「差別」し、「差別」的扱いをしたことの証拠と言えるのではないでしょうか…。
そもそも、前アジアディレクターが認識を変えるまで6年半以上かかり、なお「多少不適切なところがあった」と言いながら、何が「不適切」で、何が「多少」なのか、具体的に明らかにしていないのは納得できません。
「ルール違反も不適切なこともなかった」との正しい事実認識に至るまで、あと何年かかるというのでしょうか……。
あらゆる「差別」なきRegion運営に向けてスタートを切るまでにはまだ長い時間がかかりそうです。
« あらゆる「差別」なきRegion運営に向けて㉖ | トップページ | あらゆる「差別」なきRegion運営に向けて㉘ »