TICA Asia East Region Director 選挙:2つの「FIRST」について②
※一般メンバー投票のTICAルール改正案の解説はこちらをご覧ください。
2つ目の「出陳者 FIRST」も、私にしてみれば余りに当然のことであり、「Cats FIRST」同様、それ自体を「公約」とはしませんでした。
とは言え、極めて重要であることに変わりはありません。
ところが、ともすると「Club FIRST」になりがちであり、全メンバー・全出陳者に対する中立・公平・公正・平等な視点が失われかねません。
あからさまな「Club FIRST」ではなかったとしても、「仲の良い仲間 FIRST」の傾向が見られ、それが依怙贔屓や差別・排除につながっていることが窺えます。
今でこそ自分が所属するクラブ主催のショーでそのJudge自らが審査し、自分のクラブ員の猫に「ベスト」を与えて「SGC」を獲得させると言った露骨な光景は少なくなりましたが、それでも決してなくなったわけではありません。
「たとえ緊急事態であったとしてもあなたのクラブのジャッジは決して引き受けない」という一方的な通告もまた、「出陳者のことを第一に考える」思考とはほど遠いものと言えるでしょう。
私は、仲の良い悪いにかかわらず、ショーの主催者として「出陳者 FIRST」の原則は曲げてはならないと思っており、そうした組織風土を根付かせたいと思っています。
「出陳拒否」についても、確かにTICAのShow Ruleで定められているわけですから「絶対にしてはいけない」というつもりはありませんが、その一方で「誰のエントリーを受け入れ、誰のエントリーを拒否するかはショーコミッティーの自由裁量である」などとルールを捻じ曲げて解釈するようなことがあってはならないことも確かです。
「出陳者 FIRST」の原則の重要性に鑑みれば、仮に23.6を適用して「出陳拒否」するにしても、慎重かつ謙抑的な姿勢が欠かせないのは当然ではないでしょうか。
「出陳者 FIRST」の考え方は大切であり、メンバーみんなでこの認識を共有してショーを開催する必要があると考えるみなさんは、ぜひ私に投票して頂ければと思います。
※投票締切は日本時間11月12日(火)14時59分(午後2時59分)です。
※「公約」全文は、米TICA本部サイト(https://www.tica.org/ja/resources/our-association/ballots-elections)にて、「日本語」「ハングル」「英語」で掲載しています。
※TICA Asia East Region公式サイト(http://www.tica-asiaregion.net/ )でも「日本語」「ハングル」「英語」で掲載しています。
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