TICAクラーク更新テストについて考える②
これまでのTestで、Section 1の質問はTICAのルール(主にShow Rules)に関するものでした。
確かに、一部のメンバーに於いて「難しい」「解きにくい」「そもそも英語での質問の意味が理解できない」といった声もありました。
しかし、Section 1を通じて、クラークは少なくとも1年に1回はTICAのルールを学ぶ機会を得てきたはずです。
今回だけなのかどうか分かりませんが、Section 1の問題数が20問から1問に大幅に削減されたことで、多くのクラークがShow Rulesを紐解くことがなくなるのではないでしょうか。
それが何を意味するかは明らかでしょう。
TICAのRuleに疎いクラークが増えることで、ルール無視(意図的かどうかは別にして…)のショーが増えることにつながりかねません。
メカニカルの能力とTICAのRuleの知識は、クラークにおける”車の両輪”のようなもので、どちらが劣っても有能なクラークとは言えませんし、その能力も発揮できないでしょう。
Section 1の問題数を大幅に削減することは、クラークがTICAのRuleを自ら紐解き、理解し、解釈し、考え、判断するという機会を減らすことにつながるだけに、私は憂慮を隠しきれません。
※「新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-『尋問調書』から」は休みました。