TICAクラーク更新テストについて考える③
Section 1の設問の大幅削減は、クラークにおいて、ルール改正の状況を理解する機会も奪うことになります。
もちろん、全てのクラークがBoard Meetingのたびに、AgendaとMinutesを読み、どのようなルール改正案が通ったかを把握していれば別です。
しかし、実情はAsia East Regionにおいてそうしたクラークは少数派であり、多くのクラークがその前年度で通った重要なルール改正のいくつかを、Refresher Testを通じて学んできました。
今回のようにSection 1の設問が大幅に削減され、学ぶ機会を失ったクラークは いつどこでどのようにして学ぶのでしょうか。
それとも、メカニカルチェックだけが出来れば良くて、ルールの知識(改正状況も含めて)はあまり必要ないということなのでしょうか。
それぞれのクラブにおいて、TICAのルールを熟知し精通したメンバーが居て、クラブ員のクラークに対しては独自に勉強の場を設けているというのであれば話は別です。
ところが、Asia East Regionの場合はそうなってはおらず、こうした状況下でクラークのRefresher Testまで極端に易しくなってしまったら、今後、誰がルールの知識面でのクラークの育成を担うのでしょうか。
今回のようなRefresher Testを今後も続けるのであれば、TICA Asia East Region独自のクラーク育成システムが必要になると言えるでしょう。
※「新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-『尋問調書』から」は休みました。
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