新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-「尋問調書」から㉗
原告側代理人:「ショーは、自由気ままに全てのショーについて拒絶していいものではないですね」
前セクレタリー:「はい」
原告側代理人:「23.6.5に列挙されている事由について拒絶できるんですね」
前セクレタリー:「そうです」
原告側代理人:「この23.6以下に列挙されている事由について、どこに当たるのかというのは拒絶する者としては説明するのが当然なんじゃないですか?」
前セクレタリー:「いや、別にそう考えていませんでした」
昨日の続きになりますが、前セクレタリー(現Asia East Region Director)は、「出陳拒否」をする場合、TICAのShow Ruleに拒否理由を説明しなければならないと書いていないから、説明する必要はない(=説明しなかった)といったことを主張していました。
原告側代理人が「拒絶する者としては説明するのが当然なんじゃないですか?」と改めて質しても、「いや、別にそう考えていませんでした」と、まるで他人事のように証言しました。
しかし、こうした「別にそう考えていませんでした」という発想自体が私は問題だと思うわけです。
TICAのルールに精通も熟知もしていない一般メンバーが「別にそう考えていませんでした」というなら、仕方ないかもしれません。
ですが、TICA公認クラブを主宰する人物であり、TICAアジアリジョンのナンバー2のセクレタリーであるなら、「拒絶する者としては説明するのが当然なんじゃないですか?」と自問自答すべきでないでしょうか?
もし、自分が出陳拒否を通告された場合、「その理由は何か?」、「その理由は果たして正当なものであるかどうか?」知りたいと思うし、知る権利があると思うのが普通ではないでしょうか?
どうして、前セクレタリーは、TICA公認クラブを主宰する立場にいて、TICAアジアリジョンのナンバー2のセクレタリーという職務に就きながら、そうしたことに思い至らないのか、私には不思議でなりませんし、そこにこそTICAアジアが抱える大きな問題があるのだと思っています。
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