TICAクラーク更新テストについて考える④
おそらく欧米の場合、Clerking AdministratorがそんなにRefresher Testに労力を割かなくとも、様々なクラークの育成システムが存在するのかもしれません。
しかし、Asia East Regionの場合は、はっきり言って全く違います。
Judgeにおけるルールの知識、クラブにおけるルールの知識、Show Committeeにおけるルールの知識には限界があり、欧米に比べて大きく見劣りすることは否めません。
もちろん、そうであっても、”最後の砦”として、Asia East Region Office内にルールを熟知したメンバーが集まり、誰に何を聞いてもすぐに回答が返ってくる、あるいはRegion Office主催のクラークセミナーを通じて、ルールの知識を涵養しているというのであれば構いませんが、そうなってはいないわけです。
そもそも、3つのクラブにおいて「出陳拒否」が7回も起きた原因は、もとを質せばルールの理解不足にありました。
3つのクラブにおける4回分の「出陳拒否」は今なお、裁判で争われていますが、関係者が本当にルールを理解していれば、まず起きなかったと言えるでしょう。
「出陳拒否」には前ディレクターや前セクレタリーが絡み、エントリークラークやShow Committeeメンバーの関与もありました。
前ディレクターであったクラブオーナーや代表が深謝して解決金を支払うような「出陳拒否」が二度と起きないようにするためにも、クラークにおけるルールの知識の勉強は決して疎かにしてはならないでしょう。
特にAsia East Regionにおいては…。
※「新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-『尋問調書』から」は休みました。
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