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2019年7月10日 (水)

TICAクラーク更新テストについて考える①

今年のTICA Clerking Refresher Testについて考えたいと思います。

昨年までとの大きな違いは、Section 1の問題数が20問から1問へと大幅に少なくなったことです。

仮に今回、Section 5まであったとしても、例年に比べて格段に易しくなったと思うメンバーが多かったのではないでしょうか。

おそらく、Clerking Administratorの元には「Section 1の問題は難し過ぎる」といった”クレーム”が舞い込んでいたのかもしれませんし、「難し過ぎる」かどうかは別にして、メカニカルのチェック能力向上に重点を移したのかもしれません。

その意図はClerking Administratorに聞かなければ分かりませんが、結果としてどういうことになるかを考えることは重要でしょう。

今回のTestのSection 1~4で問われていることは、クラークとして基本中の基本、あるいは必要最低限のことであるということです。

もちろん、メカニカルなチェックが出来ること、メカニカルチェックにおいての基本中の基本知識を有することは非常に大切ですが、クラークの実務に携わってきたメンバーならご承知かと思いますが、それにとどまりません。

むしろ、今回のTestの問題点はクラークのトレイニーとして必要な知識であって、真の意味(従来のTICAにおけるクラークに必要な知識という意味)においては相応しくないと言わざるを得ません。

Section 1の問題数が20問から1問に大幅に削減された影響は極めて大きいと言えるでしょう。

※「新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-『尋問調書』から」は休みました。

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