新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-「尋問調書」から㉔
原告側代理人:「そうすると、3月9日のショーの拒絶には関係ないですね」
前セクレタリー:「うちのほうは別に関係ないです」
原告側代理人:「だから、あなたは…」
前セクレタリー:「関係するとは思っていません」
原告側代理人:「そのフライヤー、あなたの陳述書によると、このプロテストの行方を注視していましたというくだりが出てくるんですけれども、その行方を注視した結果、出陳を拒絶したということではないということでよろしいんですか?」
前セクレタリー:「だって、言っている意味がわかりません」
原告側代理人:「言っている意味がわからない?」
前セクレタリー:「わからない。全然わからないです」
ここで原告側代理人が「陳述書によると…」と質問しているのは、正確には被告側準備書面(7)で、前セクレタリー(現Asia East Region Director)は次のように書いていました。
「○○○(前セクレタリーが主宰するクラブ名)はショーフライヤーを作成し、ショー会場等で配布した。このフライヤーの文言に対し、原告らは不服として申し立てを行った。当初○○○としてはACCの動向を見守っていたところ、ACCブログでのTICAに対する非難や批判は止むことなく日々激化した」--。
原告側は尋問において、「出陳拒否」の具体的な理由になりそうな可能性をひとつひとつ潰していこうとしているというわけです。
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