新・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-「尋問調書」から⑧
前セクレタリー(現Asia East Region Director)が、なぜ5人分しかショーコミッティメンバーの「申し立て」を”証拠”として提出しなかったのかは分かりません。
単に、自分だけの判断ではなく、同調する”仲間”がいたことを示したかったのかもしれませんし、9人分以上の「申し立て」を提出したかったけれど5人分しか集まらなかったのかもしれません。
もしかすると、前セクレタリーは、TICAのルールにおいて、「出陳拒否」の判断権者がショーコミッティーであること、さらにそれは組織としてのショーコミッティーに判断権があるのであって、「合議」による決定手続きが必要であり、そのためにはショーコミッティーメンバーの過半数の同意が必要であることを理解していなかったのかもしれません。
ただ、そうであったとしても、そうした理解不足が許されるのは一般メンバーぐらいでしょう。
TICA公認クラブの代表者、TICA Board Member、TICA Region Directorが基本的な最低限のルールに疎いということがあってはなりません。
小さな「趣味の世界」とは言え、国際的な団体なのですから、組織運営に携わるメンバーはしっかりとルールを理解し、正しい解釈ができなければならないでしょう。
ルールに疎い人物が組織運営に携わる限り、いつまでたっても健全な組織にならないことがよく分かる象徴事例のように私には映ります。
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