「未登録猫」の問題だけではない”欺く”行為㊤
ヴィッキー・フィッシャーTICA会長より、ルール改正に関する再確認の「お知らせ」がAsia East Region Directorに入ったことを受け、このブログでもGW中に「未登録猫」のエントリーに関するルール改正を改めてご紹介しました。
しかし、エントリーの”水増し”疑惑では、単純にTICAナンバーを持たない猫をエントリーさせるだけではなかったことも知っておく必要があります。
団体は違いますが、同じ猫が違うエントリーナンバーで何度も審査を受けるということも起きています。
日本ではキャットカウント自体が少なく、ほぼ毎回、顔見知りの出陳者によるお馴染みの猫がエントリーされる傾向が強いので、ひとつのショーで同じ猫がクラスを跨いで何度も出てきたらすぐにバレるかと思いますが、そうでない場合もあるのです。
例えば、キツンとキャッツとアルターで、あたかも違う猫をエントリーしたように見せかけて、実際には1匹をこの3つのクラスで審査させるという”手口”です。
キツンを審査したジャッジが、同じ猫をキャッツでも審査するわけです。
そうすると、「さっき、キツンで審査したと思ったが…」となります。
あるいは、キャッツで審査したジャッジが次にアルタークラスで審査していたら、キャッツで審査した猫と実によく似た猫が審査を受けに来たということになります。(※この場合はFemaleでなければなりません)
もちろん、猫種やディビジョン、カラーによって、絶対に無理な場合と、やりやすい場合に分けれますが…。
こうした”欺く”行為をどう防ぐか--という問題は、今後もルール改正を通じて解決につなげていかねばならないでしょう。
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