続・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-「尋問調書」から㊲
原告側代理人:「その触発されて誰かが乱入したというのは、その触発された人の責任であって、ACCのブログに責任はないんじゃないですか?」
前セクレタリー:「ちょっと言っていいですか」
原告側代理人:「よくないですけど。ないんじゃないですか?」
前セクレタリー:「あります」
「三段論法」と言っていいのかどうか分かりませんが、前セクレタリー(現Asia East Region Director)の言いたいことは次のようになるかと思います。
①私がアクトのブログを書いた
↓
②それを読んだ人がいて”触発”され、ショーに”乱入”した
↓
③ショー自体が危ぶまれる
こうした”論法”が社会一般に通用するかというと、私は全くそうは思いませんが、もしかすると、前セクレタリーが主宰するクラブでは通用するのかもしれません。
前セクレタリーは、アクトのブログを読んだ人が“触発”されてショーに”乱入”したかのような主張をしますが、そもそもショーの見学に行った人はいましたが、”乱入”した人はいませんでした。
仮に、前セクレタリーが主張するようにショーに”乱入”した人がいたとして、その人がアクトのどのブログのどの記述に”触発”されたというのか、前セクレタリーは主張していませんし、”乱入”したとされる人自身も、生前、具体的な言及をしていません。
「ショー自体が危ぶまれる」とも言いますが、具体的に何がどういう状態に陥ることであるのか、まるで分かりません。
裁判所が前セクレタリーのこうした主張にどのような判断を示すのか、注目したいと思います。
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