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2019年4月11日 (木)

続・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-「尋問調書」から㊱

歴史を振り返っても、危機を煽って求心力を得るというのが「独裁政権」の常であることも忘れてはならないでしょう。

それだけではありません。

社会的な事件を顧みるとき、ある教団がどうやって信者を獲得し、どうやって武装化の道を歩んでいったのかを検証すると、同じような構造が見て取れます。

「ハルマゲドン(人類最終戦争)は回避できない」と、不安を煽って若者信者を急速に増やしました。

「ポア」という言葉で殺人を正当化させる教義は極端な例かもしれませんが、独自の解釈で排除する(=その組織から特定の人物を”抹殺”する)点において、似たような組織風土を持っていると言えるでしょう。

前セクレタリーが東京地裁で証言した、「要するにショーの妨害のおそれがある。要するに公の場でTICAを批判した人、それは先ほども言ったようにブログがそういうふうに発信して、それに対して触発されてショー自体が危ぶまれるという危機管理です」という言葉には、こうしたあらゆる”危険性”が詰まっていると考えられると言えるのではないでしょうか。

もし、そのショーコミッティーメンバー全員がこの言葉を信じた(あるいは思い込んだ)としたのなら、ショーコミッティー全体が”毒”され、まさにどこかの教団並みの組織構造に変容していたことを示しており、背筋が凍りつく思いがします。

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