続・前セクレタリーは法廷で何を証言したか-「尋問調書」から⑫
原告代理人:「どう当然なんですか?」
前セクレタリー:「□□□(前アジアディレクターがオーナーのクラブ名)でも、TICAの
ショーですから、当然です。□□□だろうが、◇◇◇(前セクレタリーが
主宰するクラブ名)だろうが、いわれなきそういう中傷をされるようなブ
ログに対して、それぞれクラブ員は反応します。ですから拒否しました」
東京地裁の尋問で、原告側代理人がさらに追及すると、前セクレタリーは上記のように証言しました。
ここでのポイントは以下の3点になるでしょう。
①「TICAのショー」であれば、どのクラブ、あるいはどのクラブかのショーで何かあった場合、全てのクラブにおいて「当然」「出陳拒否」の理由にできるのかどうか
②「いわれなき中傷をされるようなブログ」に対して、「出陳拒否」できるかどうか
③「クラブ員が反応」すれば、「出陳拒否」できるかどうか
まず、①についてですが、前セクレタリーは「TICAのショーですから、当然です」と証言しました。
そうなると、理屈的には全世界のTICAのショー全てが対象になり、遠く離れた海外のTICAショーで起きたことに関しても、「出陳拒否」できるということになりますが、それがまともな趣味の団体のルールとして妥当でしょうか。
日本は狂犬病の検疫制度があるため、海外の出陳者が容易には日本のTICAのショーにエントりーできませんが、例えば、私が米国や欧州のショーで出陳しようと思ってエントリーしても、前セクレタリーと同じ”理屈”に従えば、そのククラブは「出陳拒否」できるということになります。
TICAの Show Rule 23.6.5の解釈において、前セクレタリーと同じ解釈をするメンバーがどれだけいるでしょうか…。
TICAの Show Rule 23.6.5の解釈において、前セクレタリーと同じ解釈をするBoard Memberがどれだけいるでしょうか…。
私には皆無だろうとしか思えないのです。
それを堂々と、司法の場で証言するところに、私はある種の”異常”さを感じずにはいられません。
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