TICA Asia East、「未来志向」への挑戦(3)
TICAという団体において、果たして「エンターテインメント」性と「競技」性の両方を兼ね備えることができるでしょうか…。
いわゆる「格闘技」と「ボクシング」が別々の団体において活動し、交わることのないように、TICAにおいてこの2つを両立することは無理であり、どちらか二者択一しかあり得ないと考える向きもあるかもしれません。
しかし、私の考えは違います。両立できると考えています。
それは、Region事務局、クラブ代表者、Judge、TICAの有資格者(クラーク)が「競技」性を徹底することで厳密なルールに基づいたショーを提供し、それを一般出陳者や見学者に「エンタ ーテインメント」としても思う存分楽しんでもらうということに他なりません。
TICA Asia East Regionの問題の根本は、Region事務局、クラブ代表者、Judge、TICAの有資格者において「競技」性を蔑ろに(あるいは軽視)しているところにあると言わざるを得ません。
Region事務局、クラブ代表者、Judge、TICAの有資格者においては、「競技」性を徹底したうえで、その土台の上に「エンターテインメント」性を築かねばなりません。
しかし、Region事務局、クラブ代表者らがその役割と責任を”放棄”し、自らが「エンターテインメント」性を享受しようとするところに”病巣”と称していいぐらいの問題が横たわっていると私には映ります。
もし、一般出陳者や見学者において、TICA Asia EastRegionのショーが面白くない、つまらないという感覚を覚えるのであれば、その問題の本質は、Region事務局、クラブ代表者らが、「楽しんでもらう」ことに対する責務を果たしていないところにあるでしょう。
ここで言うところの「楽しんでもらう」というのは、単にお土産を多くしたり、お弁当やお菓子を豪勢にしたり、くじ引きなどショー内でのイベントを充実させることではありません。
もちろん、それらもショーを彩り飾る大切な要素と言えるでしょうが、それは「競技」性の土台を築くこととは全く関係がありません。
Region事務局が高度なガバナンス性を発揮してRegion運営に携わり、クラブ代表者と有 資格者がTICAのルールやショー運営に精通し、Jusgeは修行僧のように日々、「Standard」の勉強やハンドリングスキル等を磨いてこそ、「競技」性が徹底されていくのです。
その意味において、Region事務局、クラブ代表者、Judge、TICAの有資格者が誰一人取り残されることなく、「楽しんでもらう」ための「競技」性の土台に果たす自らの責務を認識し、取り組むことが「未来志向」への挑戦となるのです。
※「第3のクラブ「出陳拒否」裁判、今なお続く執拗なアクト”叩き”」は休みました。
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