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2019年1月 2日 (水)

TICA Asia East、「未来志向」への挑戦(2)

大晦日の格闘技、「那須川天心VSフロイド・メイウェザー」--。

ボクシングルールのエキシビションマッチとして行われた結果(メイウェザーが3度のダウンを奪って1回TKO勝ち)はご存知の通りですが、その後もこのイベントそのものに対する評価については真っ二つに分かれているようです。

なぜ、このブログで敢えて取り上げるかというと、争点のひとつが確実に猫界にも当てはまるからです。

それは、ある意味でルールに拘らない「エンターテイメント」(=格闘技)なのか、厳密なルールに基づいた「競技」(=ボクシング)なのかという問題です。

今、TICA Asia Eastにおいて争われている「出陳拒否」裁判の根にあるのは、キャットショーがある意味でルールにあまり拘らないエンターテインメントに軸足を置く人たちと、私のようにルールを尊重した「競技」の側面に軸足を置く人の”対立”にあると思っています。

かつて「200年に1人の天才」と呼ばれたボクサーはある報道で、このエキシビションマッチについて「ボクシングはそんなに甘いものではありません。見世物とボクシングは根本的に違うのです」と指摘していました。

彼は那須川天心自身に対しても、「日本の格闘技界という狭い世界では通用しても、世界中の強者がひしめき合うボクシング界では生き抜けないでしょう。ボクシングとは、それだけワールドワイドな競技なのです」と語っていました。

そもそも主催者であるRIZIN実行委員長も試合終了後の記者会見で、「『競技』をやる気は全く無いんです。競技化してばいくほどつまらないものになると思っている」と認めていました。

猫界において私と対立する人たちにあっては、「ルール、ルールと言えば言うほど、キャットショーはつまらないものになる」と言いたいのだと思います。

しかし、キャットショーは(特にTICAという歴史ある国際団体は…)、「エンターテインメント」性と「競技」性の両方を兼ね備えたものであり、しっかりした「Standard」に基づいて国際的なAward Rankingを発表しており、その「競技」性を軽視できないことは明らかです。

私もTICAのキャットショーにおける「エンターテインメント」性を否定するつもりも軽視するつもりもありません。

しかし、TICA Asia East Regionはこの10年、15年、いやその前から、あまりに「競技」性をおざなりにしてきたとしか思えません。

私が言いたいのは、ショーキャットを創り出し、Award Rankingを走るのは甘いものではなく、Asia East Regionという狭い地域では通用しても、世界では生き抜けない--TICAのキャットショーはそれだけワールドワイドな「競技」であるということなのです。

TICA Asia Eastが「未来志向」のもとで一致団結して健全な発展に取り組むのであれば、「競技」性の重要性を全員が再認識し、尊重することだと思っています。

※「第3のクラブ「出陳拒否」裁判、今なお続く執拗なアクト”叩き”」は休みました。

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