TICA秘密会議の結果を”漏洩”したのは誰か?⑨
ちなみに、このシリーズで取り上げてきた一連の経緯について、私たち原告側は東京地裁に提出した「準備書面」で下記のように指摘し、被告側エントリークラークに釈明を求めています。
「被告は、平成26年5月16日に行われた電子会議で原告らの異議を認めないとの結論が出されたことから、出陳拒否に至った旨、そして、被告が電子会議の内容を把握した時期について、出陳拒否を行った時点(原告○○=アクトクラブ員=について平成26年5月26日、原告△△=一般出陳者=について同月24日)では了知していたと主張するが、非公式会議(秘密会議)の結果が申立人に通知されたのは、平成26年6月3日である」
「したがって、被告が本件の出陳拒絶時点でその結果を了知していたことなどあり得ない」
「被告が出陳拒絶時点で了知していたとするのであれば、その時期、了知した経緯を明らかにするよう求める」--。
第3のクラブ(すでに閉会)による「出陳拒否」裁判の次回期日は12月17日(月)です。
被告側エントリークラークがどのように釈明するのか、あるいは釈明しないのかに注目したいと思います。
【2014年当時の時系列の状況(再掲)】
3月14日 元アジアディレクターら3人が連名で、TICA会長とTICA法律顧問宛に23.6及び
23.6.5により、原告らの猫の出陳を拒否できるか質問
同日 TICA法律顧問から返信:「私はこれについて少し考える必要があります。ご存知
のように、次回の会議にはすでに3件のプロテストがあります。これらは一緒に決
定する必要があります」
5月16-17日 TICA Spring Board Meeting 開催(電子会議)
16日 決議10~12において,、前アジアディレクターがオーナーのクラブなどの「出陳
拒否」を巡る「プロテスト」が「No Action」になる
5月19日 原告△△(一般出陳者)が第3のクラブに出陳を申し込み
5月23日 原告○○(アクトクラブ員)が第3のクラブに出陳を申し込み
5月24日 被告側エントリークラークが内容証明郵便で原告△△に「出陳拒否」を通知
5月26日 被告側エントリークラークが内容証明郵便で原告○○に「出陳拒否」を通知
6月 1日 第3のクラブがショーを開催(原告○○と原告△△は出陳できず)
6月 3日 TICA法律顧問が「プロテスト」の結果を当事者にメールで通知