【TICA】クラークテスト復習:Clerk Examから①
今年の「クラークテスト(2018 Clerk Recertification Exam)」の復習を兼ねて、いくつか留意点をご紹介します。
来年も同じ(あるいは似たような)問題が出るかどうか分かりませんが、参考にして頂ければ幸いです。
まず、Section1の問18について取り上げます。
If a cat has been called to the ring three times but does not show up, the clerk may absent the cat.
これは「TRUE」でしょうか? 「FALSE」でしょうか?
日本のTICAのショーの場合、多くのクラークが「スリーコール、アブセント」にしているのではないでしょうか。
質問は3回コールして来ない場合、「クラークはその猫をアブセントにできる」と書いてあり、思わず「TRUE」にしてしまいそうです。
しかし、正解は「FALSE」--。
クラークに、猫をアブセントにする(決める)権限はありません。
その5つ上にある問13とも関係しますが、リング内における最終判断権者はJudgeです。(ショーコミッティーでもクラークでもありません)
あくまでJudgeの判断を仰いだ上で、クラークが「アブセント」をコールにするに過ぎません。
逆に言うと、1回目のコールで来なくても、2回目のコールで来なくても、Judgeがアブセントにすると決めれば、アブセントになるわけです。
日本では一般的に、スリーコールしてからクラークがJudgeにアブセントにするかどうか聞きますが、本来的には1回目のコールをする時点で判断を仰ぐのがルール通りと言えるでしょう。
« 【TICA】クラークテストの結果はどうでしたか? | トップページ | 【TICA】クラークテスト復習:Clerk Examから② »
« 【TICA】クラークテストの結果はどうでしたか? | トップページ | 【TICA】クラークテスト復習:Clerk Examから② »