【重要】TICAルール改正、未登録猫の扱いについて(下)
今回のルール改正の背景を改めてご説明すれば、キャットカウントの”水増し”や”嵩上げ”防止の狙いがあることは言うまでもありません。
特に一部の新興国ではこうしたエントリーが”常態化”しており、その是正策としてルール改正案が出て来ました。
従って、来シーズン(2019年5月~2020年4月)からAward RankingのRegionごとの比率が変わることが予想されます。
今回の改正は日本の一部のショーでも影響が出るかもしれません。
ペットショップやペットショップ系ブリーダーから大量のエントリーを受け付けてきた場合、未登録であればキャットカウントから除外されてしまうからです。
もちろん、カウントを上げるために協力エントリーするなら、「Litter Registration」をするか、他の団体に登録すればいいわけですが、そのためには登録費用というコストがかかります。
単に販売目的のペットショップやペットショップ系ブリーダーにとって、カウントの”水増し”協力を求められても、「登録費用がかさむならエントリーは遠慮します」ということになるのではないでしょうか。
逆に言えば、この改正が導入されて、キャットカウントが大幅に変動したなら、そのショーではキャットカウントの”水増し”していたということを裏付けると言うことになるのかもしれません。
来シーズン以降、今回の改正がキャットカウントの”水増し”や”嵩上げ”防止にどのように結び付いたのか、検証していく必要もあるでしょう。
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