【TICA Annual Board 2018】ルール改正案について⑩
Region会計の透明性向上に関する提案で、もうひとつ重要な点を指摘しておきます。
それは、「an annual detailed Income and Expense report」を出すなら、それぞれの項目についての「領収書」も情報開示すべきだということです。
例えば、Asia Eest Regionで「翻訳代」として10万円が計上されたとしましょう。
しかし、会計報告に「項目」と「金額」が載っているからといって、右から左に信用できるでしょうか。
「翻訳代」として計上しておきながら、飲食代に使われたかもしれませんし、一般相場で1万円で済むような翻訳でも、懇意にしている友達だから10万円払ってあげたというケースがないとも限りません。
そもそも、「翻訳代」としかなければ、何の「翻訳」に使われたのかも分かりません。
強調しておきますが、ここで重要なのはメンバーが信用するかしないかではありません。
TICAのRegional Directorとして、そしてRegion Officeとして、会計の透明性向上と情報開示の努力をしているかしていないかであり、信用できる会計報告にしようとしているかしていないかと、イコールだということです。
私が「右から左に信用できるでしょうか」と言っているのは、単なる収支報告だけでは信用するに当たっての客観的な材料がなく、判断が付かないということなのです。
仮に今回の提案が可決されたとしても、それはRegion会計の透明性向上に向けた小さなはじめの一歩に過ぎないというように理解すべきでしょう。
※「”社会常識”に欠けるとしか思えない”奇妙”な『会議』 の案内」は休みました。
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