【TICA Annual Board 2018】ルール改正案について⑪
Region会計の透明性向上の提案に関連して、さらにもうひとつ指摘しておきます。
それは昨日の指摘とも関係しているのですが、「an annual detailed Income and Expense report」なるものは、作って情報開示すれば終わりですか?ということです。
企業でもそうですが、決算書は作ったらそれでおしまいではありません。
公認会計士や監査法人による監査を受けて、はじめて記載内容が適正に表示されているかどうか担保されるわけです。
しかし、TICAのRegion会計にはそうした仕組みはありませんから、適正かどうかは問われないとも言えます。
現状のルールでは、Region会計をチェックする仕組みが規定されていませんから、Regionメンバーがさらなる詳細な項目ごとの支出の内訳を求めたり、領収書の提示を求めたりしても、Region Directorは拒否することでしょう。
特に、前セクレタリー(現TICA Asia East Region Director)は、自らが主宰するクラブで「出陳拒否」をした際、出陳者が理由を問い質したら、「拒否理由を言わなければならないとルールには書いていない」と拒否した人物です。
Region会計について、何をどう質問したって「答えなければならないとルールには書いていない」と拒否するであろうことは容易に想像できます。
しかし、そんなことをしていては形だけ仕組みを整えるだけで全く意味がないことになります。
Region会計の透明性を本当に向上するのであれば、会計報告を作って情報開示するだけでなく、領収書も併せて何らかの形で開示する(あるいは確認できるようにする)、それが適正かどうかチェックする仕組みを取り入れる、さらにメンバー誰でも問題点があれば指摘できるようにしなければならないでしょう。
そこまでするつもりがあるかどうかで、TICAの会計報告の透明性向上に向けた”本気度”も分かるというものです。
※「”社会常識”に欠けるとしか思えない”奇妙”な『会議』 の案内」は休みました。
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