”ドン”を育む悪しき土壌を形成する“イエスマン”たち
日本ボクシング連盟の山根明会長(8日に辞任表明)を巡っては、本人への批判に加えて、山根体制を支え、歪んだ組織を育んだ“イエスマン”たちに対する批判も出ていることはみなさんご存知かと思います。
これもまた、TICA Asia(正確にはTICA Asia East Region)に共通の組織風土、組織構造であり、「出陳拒否」を主導するようなクラブオーナーや主宰者を支える“イエスマン”がいたからこそ、起きたと言えるでしょう。
しかも、こうしたクラブオーナーや主宰者が単なるTICAメンバーにとどまらず、Region DirectorやRegion Secretaryであったところもまた、”ドン”山根会長の日本ボクシング連盟と同じであり、Region Officeの“イエスマン”たちの”罪”も重いと言えるかと思います。
あるスポーツジャーナリストは、「ガバナンスがゆがんだ組織であることを暴かれた日本ボクシング連盟を変革するには、もはや“ドン”山根会長以下、“イエスマン”を貫いた周囲の幹部たちも退陣するしかない」と指摘しました。
「出陳拒否」を主導したクラブオーナーや主宰者、あるいはRegion DirectorやRegion Secretaryが退いても、こうした“イエスマン”のメンバーたちが組織内で”蔓延る”限り、再び形を変えて「出陳拒否」のような差別やいじめ、嫌がらせは起きるでしょう。
どんな組織もそうですが、権力者が長期に実権を握ると必ずといっていいほど腐ります。
腐り切ってから変革するのか、腐り切る前に自浄作用を働かせて変革するのか--。
それはTICAメンバーひとりひとりの意思にかかっています。
※「”社会常識”に欠けるとしか思えない”奇妙”な『会議』 の案内」「【TICA Annual Board 2018】ルール改正案について」は休みました。
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