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2018年8月14日 (火)

”社会常識”に欠けるとしか思えない”奇妙”な「会議」の案内(32)

「趣味の世界」におよそ似つかわしくない言葉が前セクレタリー(現TICA Asia East Region Director)から飛び出してきたのには驚きました。

その言葉は「体制批判」…。

前セクレタリーは東京地方裁判所に提出した「準備書面」において、自分が「体制批判されている」と主張したのです。

「体制批判」なるものが問題になるのは、中国や北朝鮮、ロシア、イラン、かつてのナチスドイツ、スターリン統治下の旧ロシアなど”独裁体制”の国々においてです。

健全な民主主義国家、民主主義的組織において、「体制批判」が問題になることも、まして「体制批判されている」などと言って、批判する側を非難することなどあり得ません。

つまり、TICAそのものが実際にどうであるかは別にして、前セクレタリーにとってTICA Asia(現在はAsia East Region)はかつてのナチスドイツと同じであり、中国や北朝鮮、ロシア、イランと同じであるとの認識が透けて見えます。

前セクレタリーの認識が、こうした世界の独裁体制でなかったとしても、かつての”翼賛体制”と似ていると思っているのだろうと考えてもおかしくはないでしょう。

権力を握る自分たちや自分たちが所属する組織に対して、一切の批判を許さず、自分たちの言動についてはひたすら肯定的な姿勢を示すことを強いることで、自身の存在感を確保しようとしている点において、まさに似た構造が見て取れます。

もし、「体制批判」したらどうなるか--。

当時の日本、ナチスドイツ、旧ソ連、あるいは今の北朝鮮などにおいては投獄されたり、殺されたり、殺されることになるでしょう。

TICAは「趣味の世界」ですから、殺されることはないでしょうが、その代わり悪質な噂を流されたり、”干されたり”、”排除されたり”、悪意ある”レッテル貼り”をされたりして、”村八分”に遭うというわけです。

TICAのBoard Memberであり、Asia East RegionのDirectorが、「体制批判されている」などとは口が裂けても言ってはならないはずですが、前セクレタリーは堂々と日本の司法の場で主張したのです。

民主主義を抹殺し、言論の自由・表現の自由を封殺するかのような発言をするトップが主催する「会議」が本当に民主的に成立し、民主的な議論の場になるのかどうか--。

私は非常に疑問を感じています。

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