TICAのOnlineアンケートの結果について
TICAのNEWS LETTERの配信の中で、ビッキー・フィッシャー会長が巻頭メッセージで先のTICAのOnlineアンケートの回答結果を紹介していたので、お伝えしたいと思います。
回答数は1255以上あったそうです。(※Asia East Regionからは36人でしたから、回答者に占める比率は約3%だったことになります)
そのうち、42%がこの1~5年の間にTICAメンバーになった人で、32%が11年以上のメンバー歴がある人からでした。
ベテランメンバーより、比較的新しいメンバーが積極的に回答していることが見て取れます。
TICAから毎月1回、費用に応じた情報を受け取っているとの回答は57%で、電子メールでの情報提供を望んでいるようです。
現状の媒体では、「TICA TREND」を受け取り/読んでいるメンバーがほぼ3人に2人に当たる66%、メールでのNEWS LETTERは過半数を若干超える55%でした。
それぞれの水準が高いと考えるか、低いと考えるかは評価の分かれるところでしょう。
なぜなら、これは回答者の中での比率であり、回答しなかったメンバーも含めればずっと低くなると思われるからです。
コンテンツ(情報の内容)に関して参考になるとの回答で高かったのは、猫に関する科学/遺伝学に関することで、ほぼ4人に3人当たる73%、より詳細な猫種の紹介が55%、猫の福祉に関することが45%でした。
これを受け、TICAでは今後、猫の遺伝学に関する定期コラムや、繁殖や研究・検査、遺伝学に特化した、より技術的な内容の四半期ごとの最新情報も提供していく予定とのことです。
TICAのHPに関しては、毎月数回、アクセスしているメンバーがほぼ4人に1人に当たる23%いて、TICAでは来年初めにも新しいHPを立ち上げる予定であるとしています。
今回のアンケート回答者の86%がFB、24%がインスタグラム、24%がYahoo Groupを使っているとのことでしたが、TICAのソーシャルメディアに対しての認知度は低いとのことでした。
私からさらにひと言、付け加えれば、アンケート結果はそのまま全て情報開示すべきだと思います。
第一に、TICAのメンバーには「知る権利」があるということです。
第二に、データは分析されてこそ意味のあるものになり、多くのメンバーの目を通じて検証されるのが健全な民主主義のあり方だと思っています。
第三に、仮にあまり公表したくないような結果(=”不都合な真実”)が出たとしても、それを隠したり、触れないようにしたりすることがあってはならないということです。
アンケートやサーベイを実施するのはいいことですが、その結果をありのまま詳細に情報開示するのでなければ真の意味でメンバーのために役立つことにはつながらないでしょう。
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