【重要】TICA AE Regionサイトで重大な誤り①
TICA Asia East Regionの公式サイトにおいて、TICAのルール説明に重大な誤りがありますので指摘しておきます。
【○○ディレクターより、お知らせ】で、前セクレタリー(現Director)は29.3.4の説明として以下のように記載していました。
×:「ノンアイソレーテッド地区ではオルターネイティブフォーマットショーに於いては同じ週末に1人のジャッジが2回以上審査できない」--。
しかし、TICAのルールの原文にはそんなことは書いてありません。
それでも敢えて、前セクレタリーの文章に沿ってかなり意訳した翻訳を訂正するなら、正しくは以下のようになります。
○:「ノンアイソレーテッド地区ではオルターネイティブフォーマットショーに於いては同じ週末に1人のジャッジが3回以上審査できない」--。
もし、前セクレタリーが書いたことが正しいなら、1回しか審査できないことになり、日本のショーは大半がルール違反となって、”世界中を震撼させる”ことになっていたでしょう。
しかし、TICAのルールには「2回以上審査できない」などとは全く書いてないのです。
原文は以下のようになっています。
29.3.4 In non-isolated areas a judge may not judge more than two Alternative Format shows on the same weekend, except in cases of emergency whereby a contracted judge has canceled and a new (i.e. different) judge cannot be contracted. (See 22.3.)
当該部分を正確に訳せば、「同じ週末において、2つを超えるオルタネイティブショー(注1)で審査することはできない」となります。
言い換えれば、最大でも2回のオルタネイティブショーでしか審査できず、翌日のオルタネイティブショーは(3回目、4回目の)審査をすることはできないと書いてあるのです。
従って、今回のInterim(臨時) Board Meetingの決議で、日本のようなノンアイソレイテッド地区において、同じ週末のオルタネイティブショーで「1人のジャッジが2回以上審査できない」けれど、例外的に認められたのではありません。
同じ週末に4回のオルタネイティブショーを開催済み(あるいは計画)の4つのショーについて、両日のオルタネイティブショーで同じジャッジが2回を超えて(=3回)審査することを例外的に認めることを決議したことになります。
注1)オルタネイティブショーは「午前」のショー、「午後」のショーというように、1日=2回のショーを開催する形式(フォーマット)です。
つまり、土曜日にオルタネイティブファーマットのショーを開くということは2回のショーを開くということになり、もし土・日の両日ともオルタネイティブショーを開くとすると、合計4回のショーを開くことになるのです。
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