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2018年6月 1日 (金)

「IW」のScoring方法について考える(8)

Asia Regionの前シーズンにおいて、「IW」の称号を得る見通しの6頭についての興味深いデータを示しましょう。

Breed Final Count Point

BS   3S     5     82

RD    9L    25      86

BG    4S     4     60

MC    9L    26      87

RD    9L    29      90

PS    7L    24     107

シーズンを通じたファイナルにおける最低Pointです。(※正確にはBreed順位による1ケタ台のAward Pointもありますが、省いて考えます)

Scoringに詳しいメンバーなら、すぐ気付くと思いますが、ファイナル順位に応じた最低ボーナスPointは60点です。(※SP Ringにおいてカウント5以下で、最下位の場合)

「IW」を取るような猫であれば、一般的に最低の60点などあり得ないはずですが、前シーズンのBGにおいてはあり得ました。

「IW」のScoring方法に問題があり、「不公平」だと思っているメンバーからすれば、最低点を取るような猫が「IW」を取れるようになっていること自体、Scoring System上、欠陥があることの証左だとでも主張するかもしれません。

(この論点を正確に突き詰めるには、全てのMaster Catalogeを紐解いて、Finalを外れたRing数も調べる必要がありますが…)

しかし、現実にこうなっているわけですから、そうだとするとやはりScoring System上、何らかの”欠陥”があるからかもしれません。

これに対する私の回答は前回までのブログで述べたとおりです。

Judgeの評価(=ファイナル順位/Point)が各Breedの発展段階、Standardの記述内容、そしてJudgeのStandard知識やHandling skillに大きく依存していることに鑑みれば、Scoring Systemだけに問題の所在を求めることには無理があります。

議論を呼びかけるのはいいとしても、呼びかける側も、それに応じてコメントする側も、しっかりと理由と根拠を押さえた上で主張するという「Debateの基本」を身に着けていなければ、要らぬ混乱を招くだけということになりかねないと思っています。

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