【速報】出陳者による”嫌がらせ”禁止ルールが可決!!
Show Rulesの「ARTICLE TEN - Responsibilities of Exhibitors(出陳者の責任)」で、いじめや嫌がらせを禁止することがルールとして明文化されることになったそうです。
210.13として、次の項目を加える改正案がSpring Board Meetingで決議されたとのこと。
Show Rule 210.13 During the show, no exhibitor shall harass or threaten other exhibitors, judges or guests. While in the show ring, exhibitors shall not make audible derogatory remarks about other exhibits.
ショールール210.13 ショーの間、出陳者は他の出陳者やジャッジまたはゲストに嫌がらせをしたり、脅したりしてはならない。 ショーのリングにいる間、出陳者は他の出陳者に聞こえるような悪口を言ってはならない。
TICA Asia(今シーズンからAsia East Region)では、かつて審査結果に不満を持った男性出陳者が、審査中のリングの前で女性出陳者を平手打ちにした”事件”がありました。
しかし、当時のDirectorがそれを口頭注意で済ませてしまったのは記憶に新しいところです。
その後も、この心ない男性出陳者の言動は改まらず、別のショーでも「そいつのところに出すなって言ったじゃねぇ~か、バカ野郎!」「俺の猫だ! 今すぐ下げろ! ルール違反なんて関係ねぇ!」と怒鳴り散らしました。
Board Memberの間では、今回のルール改正について、「こうした人として当たり前のことをルール化しなければならないのは残念だ」との声もあったようですが、私はこれでも不十分だと思っています。
日本では出陳者のこうした常軌を逸した言動のほかにも、DirectorやDirector経験者、Region Office Secretary、Judgeによる”Power Harassment”が珍しくなく、周囲のJudge、メンバーもそれを見て見ぬふりをしたり”加担”したりし続けているからです。
しかも、第三者による公平な判断を仰ごうと裁判を起こせば、「裁判を起こすようなメンバーこそTICAに有害だ」などといった悪評が伝播されるという”Harassment”の”二次被害”も後を絶ちません。
今回のルール改正はTICAからいじめや嫌がらせ、パワハラをなくす「小さな一歩」に過ぎないと思っています。
※「『IW』のScoring方法について考える」は休みました。
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