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2018年5月30日 (水)

「IW」のScoring方法について考える(6)

たまたま同一Breedの猫が2頭いるので、例に取って考えてみたいと思います。

Asia Region(今シーズンからAsia East Region)の前シーズンにおいて、「IW」の称号を得る見通しの6頭のうちの2頭についてです。

上位RD 22 Ring (←50 Ring中の同一JudgeによるRingの数)
下位RD  15 Ring (←同上)

ここで注目したいのは、上位RDで、22 Ring分の高評価を与えたJudgeは、下位RDに対しては0 Ring(上位50 Ring中)であり、下位のRDにおいて15 Ring分の高評価を与えたJudgeは、上位のRDに対して0 Ring(同)であったという事実です。

この事実と、「不公平感」を関連付けて考えてみましょう。

どういう場合に「不公平」が生じるでしょうか? あるいは「不公平」と言えるでしょうか?

こうした質問を設定した場合に、一番簡単なのは「公平」な状態を想定してみることです。

「公平」な状態とは、そのシーズンにおいてそれぞれのJudge(上位のRDを高く評価するJudgeと、下位のRDを高く評価するJudge)が同じ回数、審査して、そのリングのカウントもほぼ同じであること…に他なりません。

しかし、もし一方のJudgeのシーズンを通した審査数が多く、もう一方のJudgeが少なかったり、一方のJudgeの審査のカウントが多く、もう一方のJudgeの審査のカウントが少なかったらどうでしょうか?

つまり、「IW」のScoring方法の「不公平」感は、Scoring方法だけに問題があるのではなく、それ以外にも多くの要因があり、Scoring方法の是正策はそれ自体にだけこだわってはならないということが分かるかと思います。

「IW」のScoring方法に何らかの問題があるように見えても、実はそれ自体というよりも、他の要因によってそう見えているといった方がいいのかもしれないというのが私の見解です。

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