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2018年5月18日 (金)

「IW」のScoring方法について考える(4)

いま一度、Asia Regionの前シーズンの「IW」(Estimated Standingsに基づく暫定Point)を例に考えてみましょう。

「IW」の称号を得る見通しの6頭について、同一ジャッジからのPointが50リングのうち何リング分含まれているかを、今度はリングの多い順に並べてみました。(※先日はIW Ranking順に並べました)

RD 22 Ring
BG 19 Ring
RD  15 Ring
BS 13 Ring
MC  10 Ring
PS    8 Ring

同一ジャッジによるPointのRingの数が、22から8まで、2.75倍の差が見られるわけです。

しかし、だからと言って単純に「不公平だ」というのは短絡的で、かつ拙速だと思っています。

そこには、Breedの種類とStandardの違いという観点がすっぽり抜け落ちていると考えられるからです。

私は、Asia Region(現在はAsia East Region)の「IW」候補6頭のこの表は、ある意味、私の主張を象徴的に表していると思っています。

例えば、PSやMCは古くからのBreedであり、BGなどの新しいBreedに比べてJudgeの評価は収斂され、BGなどに比べてJudgeによる評価の差は総じて小さいと言えます。(※もちろん反論はあるかもしれませんが…)

これに対して、BGなど新しいBreedはいまだ発展途上にあり、Judgeによる評価の差は大きいと言えるでしょう。

Judgeによる評価の差が大きい以上、一部のJudgeからの高い評価と、それ以外のJudgeからの低い評価は「2極分解」する傾向は否めず、同一JudgeからのPointが多いからと言って「不公平」というのはやや無理があると思います。

Standadの違いにも着目すべきです。

事細かに厳しく定めたStandardもあれば、解釈の余地の大きい緩やかな表現の多いStandardもあるわけです。

よく言われることですが、RDなどはJudgeによる解釈の余地の大きいBreedのひとつであり、BGなど新しいBreedとは違う意味で、Judgeの評価は分かれやすいと言えるのではないでしょうか。

その意味で、Breedの発展段階やStandardの規定内容を無視して、一律に同一JudgeからのPointを制限したり、低減したりするScoringの変更は、悪しき「公平」を助長しかねず、あってはならないと思えるのです。

(続く)

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