2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

リンク

« TICAの「IW」「RW」の価値について考える(14) | トップページ | TICAの「IW」「RW」の価値について考える(16) »

2018年4月10日 (火)

TICAの「IW」「RW」の価値について考える(15)

ここまで、Regionという視点から見た「IW」の”カラクリ”を見てきました。

ここで、もう一度、「IW」「RW」の違いには根本的にどのような違いがあるかに立ち戻ってみましょう。

そこにはもうひとつ、大きな違いのあることが分かります。

それは、「RW」はRegionによって価値はマチマチになってしまう(※実際にはマチマチどころか大きな格差があるわけですが…)課題がある一方、「RW」の”競争”は全てでないまでも直接対決による結果の比重が高いわけです。

これに対して、「IW」はというと、「直接対決」の比重は極めて低くなり(Asia Region内での「IW」候補同士の直接対決はあるにしても…)、そうした「IW」と「RW」の根本的な違いは、Asia Region特有の傾向でもあるということです。

日本には検疫制度など仕方ない面もあるわけですが、「IW」の価値自体として考えれば、「IW」の順位を争う猫同士が直接対決した末に得たものと、そうではなく単にPointの相対比較でランクインしたもので違ってくることも確かです。

Asia Regionから何頭の「IW」をランクインさせようが、それはPoint上のものであるという、ある種の”限界”があります。

しかも、その審査のほとんどを日本人のジャッジがしているという”特殊性”も加わります。

それに対して、欧米の「IW」は欧米の数多くのJudgeが審査した結果であり、「IW」同志の直接対決も多く含まれていると言えます。

ですから、Asia Regionから真の「IW」を輩出するためには、以下の2つが必要になるでしょう。

1. 海外での審査経験を数多く重ねたジャッジによる審査を多くすること。

2. ショーの数を今より減らしてでも、海外からのジャッジを数多く招くこと。

この2つは、単にAsia Regionの「IW」の価値を高めることにつながるだけではなく、全出陳者にとっても新たな興味と感動を与えることにつながるはずだと思うのですが…。

« TICAの「IW」「RW」の価値について考える(14) | トップページ | TICAの「IW」「RW」の価値について考える(16) »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: TICAの「IW」「RW」の価値について考える(15):

« TICAの「IW」「RW」の価値について考える(14) | トップページ | TICAの「IW」「RW」の価値について考える(16) »

無料ブログはココログ