TICAの「IW」「RW」の価値について考える(12)
もう少しバリエーションを広げて考えてみましょう。
7回のショーの場合はどうなるでしょうか。
スコアリングできるリング数は上位50リング分と決められていますから、カウントが増えない限り、Bestの猫のAward Pointは5回のショー終了時の11200点で変わりません。
そこでこの猫は5回だけショーに出て、最後の2回は出ないとします。
昨日の仮定を踏襲すれば、2nd Bestの猫も、5回のショー終了時で「IW」確定なので、最後の2回は出なかったとします。(※実際には「IW」の順位を高めようと出てくるかもしれませんが…)
こうなってくると、それまで常に3rd Bestに甘んじていた猫にもチャンスが巡ってきます。
3rd Bestに甘んじていた猫が残り2回のショーでBestを取り続ければ、2回のショーの20リング分で4480点(=224点×2回×10リング)になります。
これに3回のショーの30リング分の3rd Best(202点)の6060点を加えれば、50リング合計で10540点となり、この猫も「IW」を獲れることになるのです。
4回のショーしかなければ、「IW」はゼロだったのに、5回に増やせば2頭、7回に増やせば3頭の可能性も出てくるというわけです。
あくまで計算上とは言え、ショーの回数と「IW」の頭数には密接な関係があることが分かって頂けると思います。
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