TICAの「IW」「RW」の価値について考える(2)
Thu Mar 22 23:54:52 2018時点(※カッコ内の「/」の後は前シーズン終了時)
●IW(LH) 25位 10385点 (17日時点比変わらず/10728点)
●IW(SH) 25位 10072点 (17日時点比126点UP/10864点)
●Asia Region RW(LH) 25位 4220点 (17日時点比420点UP/4065点)
●Asia Region RW(SH) 25位 2046点 (17日時点比変わらず/2193点)
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昨日は、TICAのAwardとしては同じ「RW」でも、Regionによってその”価値”に大きな差があることに触れました。
念のために補足すると、昨日の比較はあくまでAB25位のAward Pointであり、実際には「RW」はLH25位、SH25位まで付くわけですから、実際にはもっと大きな差になる可能性もあります。
このシリーズでは、差があることの是非とともに、このような差が何をもたらしているかについて考えてみたいと思います。
まず、差があることの是非についてです。
私が知る限り、この十数年、「RW」の”価値”のRegion格差に対して正面から向き合った議論はありませんでした。
もしかしたらあったのかもしれませんが、有効な対応策が見いだせないために、そのままになっているのかもしれません。
あるいは、ボードの共通認識として差があっても問題ないという暗黙の前提があることも考えられます。
しかし、私は、”格差”を考える際に、そこには必ず許容範囲というものがあって、それを逸脱するような過度の格差は是正すべきであると考えています。
投票の「1票の格差」問題ではありませんが、あるRegionでは1495点で「RW」なのに、別のRegionでは6543点も取らないと「RW」になれないというのは問題ではないでしょうか。(ここでの議論はあくまでAB25位を基準にしています)
昨日も示しましたが、その格差(下限Pointで比べた場合)の倍率は2015年度で3.63倍、2016年度で4.37倍に及ぶわけです。
TICA全体として「RW」の”価値”を均一に保つためにも、何らかの対策は必要ですが、どの程度の倍率に抑えればいいか、それを実現するのにどうすればいいのか--。
みなさんにも考えて頂ければと思います。
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