長年の友人や近い関係者を“優遇” 、異論や批判は封じ込める
Thu Mar 29 12:14:14 2018時点(※カッコ内の「/」の後は前シーズン終了時)
●IW(LH) 25位 10557点 (28日時点比変わらず/10728点)
●IW(SH) 25位 10218点 (28日時点比変わらず/ 10864点)
●Asia Region RW(LH) 25位 4424点 (28日時点比204点UP/ 4065点)
●Asia Region RW(SH) 25位 2046点 (28日時点比変わらず/ 2193点)
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森友学園をはじめとする所謂「モリカケ」問題と、TICA Asiaの問題の根は同じ--。
ここのところ、メディアの報道は森友学園問題一色の様相を呈していますが、私には問題の根は全く同じであるように思えてなりません。
今日のブログのタイトルは、慶應大学名誉教授の金子勝さんが「DIAMOND online」に寄稿したコラムの小見出しをそのまま拝借したものです。
安倍政権を批判するコラムの小見出しが、そのままTICA Asiaの構造的な問題を端的に示していること自体、問題の根が全く同じであることの証左と言えるのではないでしょうか。
金子名誉教授は次のように指摘します。
「森友問題をはじめとした様々な疑惑や国民を欺くような背信行為を生み出した背後にあるのは、安倍政権の時代錯誤的なクローニーキャピタリズム(縁故資本主義)にある」
「縁故資本主義とは、民主主義的チェックが働かず、権力者周辺に利益がばらまかれる経済体制をさす」
「『アベ友』と呼ばれる一部の親しい関係にある人や逆らわない人に利益を誘導する一方で、異論や批判を力で封じ込めてしまうやり方だ」--。
猫界において”嫌気が差す”原因は、政治の世界さながらのこうした風潮にあり、TICA Asiaを去って行った多くのブリーダー・オーナーが同じ思いを抱いていたのではなかったでしょうか。
金子名誉教授は次のように警鐘を鳴らします。
「この“縁故資本主義”は、競争力を失った遅れた産業に巨額の資金を注ぎ込んで旧体制を支える一方で、新しい先端産業分野では不正・腐敗行為をもたらしている」
「だが公正なルールを失ったところに健全な競争はなく、やがて国際競争力を一層失わせていくことになるだろう。」--。
ここで鳴らされた警鐘の趣旨はTICA Asiaにおいても当てはまるのではないでしょうか。
TICA Asiaにはびこる”縁故主義”は、”古参”ブリーダーを中心とした旧体制を支える一方で、新たなブリーダー・オーナーを巻き込んで”不正””腐敗行為”をもたらしている--。
しかし、公正なルールを失ったところに健全な審査やリジョン運営はなく、やがて国際的な猫団体としての競争力を一層失わせていくことになるでしょう。
少なくとも、「モリカケ」問題をはじめとする様々な政治の出来事が、「所詮は別世界の他人事」などでは決してないということを理解しなければなりません。
※「TICAの『IW』『RW』の価値について考える」は休みました。
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