時代の流れと真逆に進むTICAアジア(8)
今も昔も、TICA Asiaで変わらない”脅し文句”は、「Suspension Listに入れてやるわ」ではないでしょうか。
どんなに理不尽なことをされても、どんな不本意なレッテルを貼られようが、身に覚えのない”濡れ衣”を着せられようが、ちょっとでも反論しようものなら「Suspension Listに入れてやるわ」と言われて、泣き寝入りしてしまうケースをこれまで何度も見聞きしてきました。
TICAのルールに詳しくないメンバーや出陳者のためにルール解説すると、「Suspension List」というのはいわゆる”ブラックリスト”のことで、このListに載ると、TICAのサービスを受けられなくなります。
誰かを「Suspension List」に載せるためには、TICA Boardの決議が必要になりますが、決議するためには、誰かが「プロテスト(異議申し立て)」をTICA本部に起こす必要があります。
つまり、「Suspension Listに入れてやるわ」ということは、「TICA本部にプロテストしてやるわ」とほぼイコールとなります。
なぜ、これらが”脅し文句”であるのかというと、「Suspension Listに入れてやるわ」とか「プロテストするわ」とかいったことは、わざわざ相手に告げる必要がないからです。
相手に告げるということは、暗に「Suspension Listに入れられたくなければ、○○しなさい」とか、「プロテストされたくなければ○○するな」といったなかば暗黙の”命令”が含まれていることを意味します。
「主体性」があり、「主体的に判断する」ことができていれば、こんな”脅し”に屈することなく、「どうそして下さい」で終わりなのですが、「主体性」がなく「主体的に判断する」ことができないと、相手に付け入る隙を与えてしまうのです。
「多様性」を“否定”し、「多様性」を尊重する人を”排除”していく組織は、がん細胞のように広がり、果てはオウム真理教さながらの狭量で過激な組織へと変異していかないとも限りません。
“泣き寝入り”するメンバーや嫌気が差して去る人をこれ以上出さないためにも、誰かがどこかで歯止めをかけなければならないとの思いで、今日もブログを綴っています。
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