時代の流れと真逆に進むTICAアジア(2)
「多様性(diversity)」とセットで使われる概念に「受容性(inclusion)」があります。
「inclusion」はもともと、「包括」「包含」「一体性」などの語意があり、①組織内の誰にでも参画・発言する機会があり、②それぞれ特有の意見や考え方が認められ尊重されている状態を意味します。
では、今のTICA Asiaに「受容性(inclusion)」があるでしょうか? 幅広く認められているでしょうか?
私は全くない、かつてはあったとしても、今や完全に失われつつあると思っています。
「多様性(diversity)」を認めようとせず、「受容性(inclusion)」を否定しようとする一部のメンバーやブリーダーが幅を利かせ、TICA Asiaをあたかも”私物化”しようとしているようにしか見えません。
みなさんの周囲で起きる、あるいは見聞きする出来事を振り返るとき、「多様性(diversity)」や「受容性(inclusion)」が失われていることに気づくことごないでしょうか?
みなさんの周囲で、正当な理由も根拠もなく“排除”されようとしている人がいるとき、まるで”魔女狩り”さながらに一方的な”糾弾”を受けている人がいるとき、そこに「多様性(diversity)」や「受容性(inclusion)」の欠如を見出すことはないでしょうか?
「ニワトリと卵」になってしまいますが、「多様性(diversity)」のある組織にするためには、「受容性(inclusion)」をメンバー間で養い、それぞれが主体性を持って声をあげられる環境を整えなければなりません。
もちろん、そのためには組織のトップがその重要性を認識し、自ら率先しなければならないのですが…。