時代の流れと真逆に進むTICAアジア(1)
TICA Asiaという小さな趣味の世界だけ、まるでGalapagos諸島のように、一般社会の常識から隔絶しているばかりか、時代の流れと真逆の方向に進んでいるように見受けられます。
端的な例が日本で行われるTICAのショー。
10年前と比べてみて下さい。明らかに「多様性」が失われていると言えないでしょうか。
今から10年ほど前の2009年3月には、オール外国人ジャッジ5人によるショーも開催されましたが、今では海外からジャッジを招くクラブも激減し、同じクラブによる同じような顔ぶれのショーばかりの印象が強まるばかりです。
それもそのはず、歴代の組織のトップ自らが「多様性」を認めようとせず、正当な理由なく「出陳拒否」をしたり、確たる証拠もないのに「プロテスト」してSuspension Listに載せようとしたり、強い“排除”志向を窺わせているわけですから、当然かもしれません。
鎖国時代の日本を振り返らずとも、今の国や企業、組織において、「多様性」を認めないとどういう事態を招くかは改めて指摘するまでもありません。
「多様性」を”否定”すれば、確かに一時的に“求心力”は強まるかもしれませんが、縮小均衡に陥り、決して健全な発展は望めません。
昔ながらの”村社会”と言ってしまえばそれまでですが、小さな趣味の世界だからといってあからさまな”村八分”のような言動が見過ごされていいはずがありません。
このシリーズでは、TICA Asiaからいかに「多様性」が失われ、それがなぜ大きな問題と言えるのかを探って行きたいと思います。
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