平昌冬季五輪閉幕、「OAR」の教訓に学ぶこと…
平昌冬季五輪が閉幕しました。
初めて五輪に採用された種目があった上に、多くの”ドラマ” がありましたから、話題には事欠かなかったかと思います。
もちろん、私自身も手に汗握ったり、素直に喜んだりと、 色々な感動をさせてもらいましたが、 このブログで取り上げたいのはたったひとつのことです。
それは「OAR」--。これが正確に何の略かご存知でしょうか?
「Olympic Athlete from Russia」の頭文字です。
2014年ソチ冬季五輪での組織的なドーピングが指摘された問題 で、平昌冬季五輪参加を禁じられたロシアから、 潔白を証明した選手が同国の国歌や旗を使わない個人として参加したものです。
国際オリンピック委員会(IOC) は169選手に個人資格を認めましたが、 うち1人が辞退したため、168選手が参加しました。
オリンピックの精神は「参加することに意味がある」 わけですから、 参加を禁じるに当たってはそれなりの正当な理由と根拠が必要であり、 IOCも検討に検討を重ねた上で最終決断したことは当時の報道のとおりです。
翻ってTICAのショーも、誰にでも開かれたものであり、「 参加することに意味がある」 という面ではオリンピックと同じと言っていいでしょう。
ですから、仮に参加禁止(=「出陳拒否」)を認めるとしても、よほど重大な問題があって、 その重大性について慎重に検討を重ねた結果でなければならないはずです。
しかし、TICA Asiaで起きた度重なる「出陳拒否」は、 一部の心ないメンバーによる”恣意的”な独断によるもので、 それも”排除”を狙っての「出陳拒否」だったことからも、極めて“悪質” であったと思わざるを得ません。(※一部の「出陳拒否」 は今も係争中です)
しかも、キャットショーの場合、主役は「猫」であり、その「猫」 には何の罪もないわけです。
その「猫」のエントリーを正当な理由と根拠なく「拒否」するというであれば、TICA Asiaのキャットショーには”Sportsmanship” のかけらもないと批判されても仕方ないのではないでしょうか。
さらに言えば、「『出陳拒否』 はおかしい!」という声が上がるかと思いきや、 多くのメンバーが見て見ぬふりをして容認したり、“加担” したりしてきました。
小さな趣味の世界だけに“生きる”のではなく、世界に目を転じれば、実に多くの学ぶ機会があるのですが、猫界はどうも違うようです。
平昌冬季五輪から、明日のTICA Asiaのために、何を教訓として得るのか--。
そんなこともTICA Asiaメンバーひとりひとりが考えていけば、よりよいTICA Asiaに近付いていくのは間違いはいはずなのですが…。
※「時代の流れと真逆に進むTICAアジア」は休みました。